工大生のメモ帳

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とらドラ5! 感想

【前:第四巻】【第一巻】【次:第六巻

※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

ラブコメの名作。

情報

作者:竹宮ゆゆこ

イラスト:ヤス

ざっくりあらすじ

大河の父親がやって来て、「娘と一緒に住みたい」と言い出した。嫌がる大河に対して「住むべきだ」と告げる竜児。そんな彼の言葉に従って、父親と一緒に過ごす時間が増えていくが……。

感想などなど

逢坂大河と高須竜児と竜児の母の三人で過ごす日々。家族のようにしか見えない関係性は、大河の父親が帰ってくることで崩れ去っていく。

言ってしまえば、これまでの大河と高須達の関係性は家族ごっこに過ぎない。法律的な血縁関係で言えば、大河には大河の父親がちゃんといるのだ。毎月、多額の生活費を振り込み、新しい妻と二人で暮らし、仕事に明け暮れる日々を過ごす父が。

竜児の父はもう会えない。そんな自身の境遇と、父を嫌い拒絶している大河を重ね合わせ、自分の穴を埋めて貰おうと、「父親と過ごす」ことを進言する竜児――彼の考え方や思いを否定することが自分にはできない。

 

そんな大河の背景と共に、文化祭が進行していく。

文化祭……学園物におけるお約束であり、物語が大きく動き出す舞台。この「とらドラ!」でも大差なく、人々の関係性が分かりやすく明示され、展開していく物語となっている。

文化祭と言えばクラスごとの出し物だろう。「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」では劇、「君は月夜に光り輝く」でも劇……劇ばっかやんけ! と、思っていたら、なんと「とらドラ!」でも劇である。

劇内容は完全なオリジナルであり、「大河と竜児という悪役に洗脳されたクラスメイト達を、亜美が救出する(櫛枝は神様)」というぶっ飛んだ内容。先ほどは劇と書いたが、正しくはプロレスショーというらしい。

大河が嫌がりそうな配役だが、川島亜美その他の策略により、楽しく(?)やっているようだ。まぁ、因縁の相手を思い切りぶん殴れるために、ひどく楽しそうにしているように思う。

そんな劇はさておき。この学校ではミスコンもやっているようだ。

このミスコンの厄介な所は、『クラスから必ず一人代表を出さなければいけない』という点であろう。竜児のいるクラスならば、川島亜美がいるじゃない。と思われるだろう。

しかし、何の因縁か。クラスの代表として選出されたのは、手乗りタイガーこと逢坂大河である。これも嫌がりそうな配役であるが、逢坂その他の策略によりミスコンに出ることとなった。まぁ、外見はトップレベルなので、その点は問題ないだろう。

これまでクラスと馴染むことがなく、避けられ続けた逢坂大河がクラスに徐々に受け入れられていく。考えてみれば、大河はクラスメイトから避けられるようなことばかりしている……手乗りタイガーは愛称ではないことを覚えていなければなるまい。

学祭の最後の締めは……うん、あれは文化的でしたね。

 

さて、そんな華やか(?)な学園生活の裏で、父親との距離を縮めていく逢坂大河。ここで考えないといけないのは、『嫌うことにも理由がある』ということだろう。当たり前のことだが。

これまでの積み重ねがあったからこそ、二人は別々に暮らし、「迎えに来た」という父親に金的を加えた。この父親の性格などに関しては、読んでから確認して貰おう。

櫛枝や竜児、逢坂や北村など、キャラ同士の関係性や意思が分かる台詞が多い作品でした。個人的に亜美の台詞がすごく好きでした。台詞に注目して是非とも読んで下さい。

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