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【アニメ】「ガーリー・エアフォース」第二話【感想・解説】

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2019年冬アニメリスト

 

まず最初に

「ガーリー・エアフォース」第二話が放映され、再びトレンドに。それなりに注目されている作品と言っていいのでしょうか? 

評価は「良い意味でも、悪い意味でもラノベアニメ」として見られているように思います。まだまだ原作第一巻の中盤に入るかな……? という微妙な立ち位置の現在。貼られた伏線を回収しつつ、物語の世界観と目的を確定させるであろう第三話が、個人的にはかなり待ち遠しく思います。

正直、それほど解説すべき場所はないように思いますが、アニメでは描き切れていない(もしかしたら、今後出てくるかもしれないが)点を説明できればと思う。

用語・人物解説

鳴谷 慧

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 母親をザイに殺され、ザイをかなり恨んでいる。
  • ザイと戦うべく、自衛隊に入隊しようと考えている。
  • アニメでは「募集案内所」を明華に見つかって怒られるが、原作では ”自分から” 明華に「自衛隊に入りたい」と相談を持ちかけ怒られている。
宋 明華

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 生まれは神戸で日本語を話せるが、あくまで中国人であるため、難民という扱いになる。
  • 幼馴染みは負けヒロインの代名詞と言われているが……彼女は果たして。
  • アニメ内でも言っているが、慧に自衛隊員として戦闘機に乗って欲しくないと思っている。
グリペン

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 天然かわいい。
  • 長い時間起きていることはできないが、慧と一緒であれば長時間起きていることができる。
  • 生活能力? ないです。
八代通 遙

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • アニマの扱いに関しては、彼自身掴み切れていない感がある。
  • 優秀ではあるが、それゆえに周りを振り回すことが多々ある。
  • 慧に全てを話した理由は、「彼を仲間に引き入れるため」だと自分は思っている。まぁ、結果として彼の判断は正しかった。
アニマ
  • グリペン以外にもアニマは存在する。EDで登場する三人が、メインで活躍するアニマである。
  • ロシアやアメリカなどでも開発に成功している。後々、それら海外製のアニマも登場するが、アニメで見ることはできるのだろうか……。
  • 彼女たちに関しては、作った技術者達ですら、良く分かっていない。
航空自衛隊小松基地

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 日本を守る最終防衛ラインとなるであろう基地。
  • ”まだ” 基地周辺でも人は住んでいる。原作では住民達は疎開して、散り散りになっている。
  • 聖地巡礼しがいありそう。

注目すべきポイント

航空学生へ……

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

八代通は慧が航空学生になりたがっていることを当然のように知っており、それをダシに仲間に引き入れる。……。

自分としては「航空学生になれる」「ザイへの復讐の機会を得られる」「お金も貰える」とメリットしかないように思うのだが、慧の心情は穏やかではないようだ。

理由は「八代通の一方的な態度」だろうか? 一方的に超重要機密を話されれば、「逃がす気はないぞ」と面と向かって言われているようであるし、自分の情報を全て知られているのであれば、何をされるか分からない恐怖がなくもない。味方なのだし、慧はもっと友好的な態度をとれないのだろうか、と思わなくもないが。

しかし、そんな彼も八代通を信頼するようになる過程も、作品の一つの魅力である ”主人公の成長” と言えるだろう。

明華のお誘い

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

浴室にて、慧の予定を聞く明華。慧は二日連続のバイトに繰り出すようである。そんな慧に対して明華は一言「女の子を連れ込まないでね」……。……。

これは二人で遠出したいという明華からのデートのお誘いですね。間違いない。慧は全く気がついていないようですが。

そして、「女の子と連れ込まないでね」という露骨なフラグ建設。さらに「浮気は駄目だよ」という言外の要求が垣間見えます。

 

慧の母はザイに殺された

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

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「第一話」より(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

慧はグリペンに「母はエアレースでザイに殺された」ことを語る。……。

慧の母がエアレースで空を飛んでいる最中、ザイが現れ落とされたシーンが、原作第一巻では冒頭として描かれています。慧がザイに対して強い憎しみを抱くことになった一つの理由です。第一話の回想シーンは、実は母の死亡シーンだったということですね。

後の神社のシーンではグリペンに対して、ザイに対する憎しみをぶちまけています。

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
生活能力皆無

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

グリペンを連れて食事に行く慧。……。

ラーメンを見ることが初めてというだけでなく、グリペンがラーメンの食べ方を分からず慧を見ているシーンがあります。「セットメニューしか知らない」ことからも、彼女が外に出ることなく、基地内でしか生活をしてこなかったことが伺えます。箸の持ち方なども、誰にも教えて貰えなかったのでしょう。基地内でやっていたという「散歩、昼寝」などずっと孤独に過ごして来たことも、想像に難くありません。

基地で嫌われている?

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

基地の隊員から避けられているグリペンのシーンが複数。……。

どうやらグリペンは基地の隊員達から避けられているようです。グリペンが基地では孤独に過ごしていたという想像は、あながち間違っていないようです。しかし、見た目は可愛らしい少女であるグリペンを、これほどまで避ける理由は一体何なのでしょうか。

この理由が、「ガーリー・エアフォース」第一巻では肝となります。

稼働時間

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

稼働時間の限界に達したグリペンが倒れる。そして、現れる八代通。……。

八代通によって、「グリペンは慧と一緒にいることで、いつも以上に動ける」ことが分かりました。やはりグリペンにとって、慧は何かしら重要な鍵を握っているということなのでしょう。

グリペンの「何かが足りない」と言った発言も、原因が分からない処理落ちも、もしかすると慧によって解決するかも知れません。慧は人類のために八代通に協力しなければいけないようです。

しかし、タイムリミットは一週間。そこで彼女の処分が決定するのです。果たして彼女たちの運命とは如何に。

記憶の不具合

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

度々、記憶の不具合らしきシーンが見受けられる。……。

知らない言語を話す。飲んだことのないはずのヨーグルトの思い出を語る。キスした際の記憶が存在しない……などグリペンの記憶に不具合が見られるシーンが、多数存在します。

生み出されたばかりのグリペンらしからぬ記憶の不具合が見受けられます。これは八代通の想定通りなのでしょうか?

最後に

ポイントをまとめる際、アニメ通りの流れになるようにしているつもりなのですが、今回はかなりバラバラになってしまいました。まぁ、ストーリーに今期の「ブギーポップは笑わない」並の複雑さはないので、大丈夫だとは思いますが。分かりにくかったりしたら、教えて貰えたら幸いです。今後の記事作成に生かせていけたら、と思います。

さて、この記事を見に来たという人は、おそらく第一話、第二話共に見たという人だと思います。そんな人達に一つ考えて貰いたいことがあります。

『アニマは一体どのように作られたのか?』

アニマはどうみても人です。しかし、彼女は人によって作られた存在であり、人ではありません。度々整備の必要な兵器なのです。

それでも……ラーメンを美味しそうに頬張り、おっちょこちょいで憎めない彼女は、どう見ても人ではない存在には見えません。

果たして彼女達は一体どうやって作られたのでしょうか?

 

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