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【アニメ】「ブギーポップは笑わない」第十四話【感想・解説】

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2019年冬アニメリスト

 

まず最初に

「歪曲王」……一般人達が、 ”世界の危機” に巻き込まれ、 ”世界の敵” に挑んでいくこととなる物語が始まっていきます。

誰もが心に持っている歪みに君臨する歪曲王。彼がしていることとは何か?

登場人物達が巻き込まれていくこととなる謎の空間の正体とは何か?

まだ明かされていないことは数多く、事件は始まりに過ぎません。色々なことを理解しながら、今後の物語を楽しめるように要点をまとめていきましょう。

用語・人物解説

竹田 啓司

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 「ブギーポップは笑わない」では、事件が起きたことを知らぬまま過ごしていたが、今回はどうなるか? 期待に胸が膨らむ。
  • 彼は大学には通わず、デザイナー事務所に就職して、修行する道を選んだ。
  • この時点で、二週間ほど宮下藤花とは会っていない。そのため「久しぶりに会おう」ということでデートの約束をした。
篠崎

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • イベントの客整理のバイトとして、〈ムーンテンプル〉にやって来て、一連の騒動に巻き込まれる。
  • とある私立大学に通う大学生であり、ただの一般人と言える。
  • 彼について気になることは多数あるだろうが、作品の進行に沿って情報を小出しにしていこうと思う。
橋坂 静香

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 冒頭だけの登場……かと思いきや、がっつりと事件に関わってくる。
  • 息子の真を連れて、〈ムーンテンプル〉にやって来た。しかし、息子は乗り気ではないようだ。
  • 夫はいない。真は誰との子供なのかと言えば……ここでは言及を避けよう。次話で詳しく語られるはずだ。
寺月 恭一郎

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 「夜明けのブギーポップ」でも説明された通り、統和機構によって作られた合成人間である。活動しやすい場を整えることが、彼の任務だ。
  • スプーキーEと同様に、彼には子供が作れない。そのため、彼の立ち上げた事業を引き継げる人間がいない。
  • 酔狂で多数の奇妙な建造物を建てた。本作における〈ムーンテンプル〉がそれに当たる。
羽原 健太郎

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 割と天才的なハッカーである。過去、霧間凪に利用されたことがある。
  • 原作の「夜明けのブギーポップ」では、彼と霧間凪が事件を解決するエピソードが存在する。織機綺の元気な姿もそこで見られるので、是非とも原作を見て貰いたい。
  • 霧間凪同様、正義の味方としてブギーポップシリーズで度々登場する。
田中 志郎

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 「ブギーポップは笑わない」にて、マンティコアを弓矢で貫いた勇気ある若者。
  • 紙木城直子という彼女を失った彼は、引きつけられるように〈ムーンテンプル〉にやって来た。
  • 今後、羽原健太郎――幼馴染みで一つ年上の彼と共に行動することとなる。
新刻 敬

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • ちっちゃいの。
  • Twitterやニコニコ動画のコメントにて、「可愛い」というコメントが何個か見られた。
  • 彼女は今後、大活躍してくれる。期待しておこう。
道元 咲子

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 新刻敬とは、小・中学校が同じで、一応顔見知り。
  • タケシという同級生の男子に誘われ、〈ムーンテンプル〉にやって来た。
  • 〈ムーンテンプル〉という街中で浮いた存在に心惹かれる形でやって来た。
早乙女 正美

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 「ブギーポップは笑わない」にて登場し、普通ではない何かになることを望んだ男。
  • 彼はエコーズの出した光線(と言って良いのか?)によって蒸発して死亡した。
  • 彼が何故出現したのか? 考察しながら見ていくと、楽しめるかもしれない。
宮下 藤花(=ブギーポップ)

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • まーーーた竹田啓司とのデートをすっぽかした女の子。
  • 精神攻撃無効化の彼女も、歪曲王の空間に組み込まれ、奔走することとなる。
  • 彼女が出たということは、今回も何かしらの ”世界の危機” が起ころうとしているのだろう。
ムーンテンプル

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 寺月恭一郎が酔狂で建てたとされる建物。きちんとした目的があって建てたようだが。
  • 階段や階層というものの一切が存在せず、スロープを登ることで天辺まで行くことができる。
  • 寺月恭一郎の亡き後、建造物の維持費や相続税の問題などで解体することとなった。しかし、それではもったいないということで、短い期間ではあるものの、一般公開する運びとなった。
MCE
  • ムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼス株式会社の略。
  • 最初はアクセサリーショップから始まり大成功。次の運搬会社も成功。この会社が手を出さなかった業種はないと言われている。
  • 代表は言わずもがな、寺月恭一郎。彼が亡き後は、中間管理者が一部を引き継ぎ、その他は解体された。

注目すべきポイント

竹田啓司と宮下藤花

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

アニメの冒頭。……。

アニメの冒頭にて、竹田啓司と宮下藤花はデートの約束をする。ここでは竹田啓司が十四話全体での行動に沿って説明していく。

藤花は受験勉強で忙しく、啓司もデザイナー事務所にて修行に明け暮れる。中々時間が取れないまま、最後に会ってから二週間が経過しているようだ。そのため、息抜きとして、久々に会いたいということになった。良いカップルじゃないか。

さて、ここで『二人が初めて会った場所』という台詞が出ている。アニメではかなり分かりにくくなっているが、場所としては『某高級百貨店前の広場』がそこに当たる。〈ムーンテンプル〉と近かったため、今回の騒動に巻き込まれることとなる。まぁ、遠かったからと言って、無関係に終われたかは分からないが。

待ち合わせ場所で待っていた彼は雨に降られ、喫茶店に入ることとなる。そこで歪曲王に出会い、「もしかしたら……何か(世界の危機)が起きているのでは?」という疑惑が沸き起こる。すると〈ムーンテンプル〉内では何か事件が起きたようだ。

もしかするとブギーポップがあの中にいるのでは? と思うかも知れない。

さて、ブギーポップと会いたいと呟く彼は、どのような行動を取るのか。期待しておこう。

橋坂静香と橋坂真

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

橋坂静香と橋坂真。……。

未だ名前すら出ていない親子の彼らも事件に関わってくることとなる。二人の名前は橋坂静香と橋坂真と言う。詳しいことに関しては「人物・用語解説」を読んで貰いたい。

ここで注目したいことは二つある。

  • 夫(父親)の存在

正直、わざわざここで書くことでもない気がするが(アニメで描かれる)、彼らには夫(父親)がいない。夫(父親)が彼らの人生から一連の騒動に深く関わって来るので、色々と考えながら続きを見て貰いたい。

  • 何故、〈ムーンテンプル〉にやって来たのか

真が喜んで来た訳ではないことは、「ゲームがしたい」などの台詞から分かって貰えるだろう。つまり、母親である静香が希望して来たようである。わざわざ息子を連れてまで〈ムーンテンプル〉にやって来た理由は何なのか? 自分の予想では、次話で明かされる。

真君はおじさんに会うのだが、どう見ても寺月恭一郎にしか見えない。また、「生まれたばかり」という発言は、是非とも覚えておいて貰いたい。

羽原健太郎と田中志郎

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

羽原健太郎と田中志郎。……。

二人は幼馴染みのような関係であり、灰原の方が一つ年上の先輩に当たる。ここで寺月恭一郎に関する説明が行われているが、詳しくは「用語・人物解説」の寺月恭一郎とMCEの部分にまとめているので、そちらを確認して貰いたい。

田中志郎の言う彼女とは、紙木城直子のことを指すことは大体の人が察しているだろう。彼は「ブギーポップは笑わない」騒動の後、罪悪感を抱き続けることとなる。彼の思い、心に抱えた闇に関しては、アニメを読んで体感して貰いたい。

羽原健太郎に関するエピソードは、全体を通してかなり面白い。霧間凪という ”正義の味方” の影響を色濃く受けることとなるエピソードから、実際に ”正義の味方” として動く姿まで、彼の思いや思惑が補完できるような記事が書けるよう、尽力していく。

新刻敬は〈ムーンテンプル〉へと向かう

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

予備校に願書を出しにいく過程で、彼女は〈ムーンテンプル〉に入っていくこととなる。順序立てて解説していこう。

まず雨宿りのために入った喫茶店で竹田啓司を見かけ、逃げる形で外に出た。理由に関しては「フラれた気まずさ」と言った所だろうか。本当はもっと色々と細かな機微が存在するが、原作を読まないと理解できない部分かと思われる。「ブギーポップは笑わない」では、彼女の正樹に対する恋心のエピソードはがっつりカットされていたので、分かりにくさは加速する。

とにかく、『竹田啓司を嫌っている訳ではない』ということを理解して貰いたい。

そんな彼女はブギーポップ……もとい宮下藤花が、〈ムーンテンプル〉に向かっている姿を目撃してしまう。何でもはっきりさせたい症候群の彼女にとっては、放っておけないらしく、わざわざ「関係者です!」と嘘までついて、〈ムーンテンプル〉内に入っていくこととなった。

そんな彼女の様子を見ている女性がいた。

道元咲子とタケシ

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

道元咲子とタケシは、きちんと並んで入場を待つ。……。

道本咲子は、嘘をついてまで〈ムーンテンプル〉に入っていく姿を目撃する。小中学校が同じで、彼女が高校では風紀委員長として校則を誰よりも守っていることを知っているため、彼女の行動に疑問を覚えた。

何故、あの彼女が? と。

ちなみに。彼女は隣の男子にチケットを貰い、デートに誘われたという形で〈ムーンテンプル〉に入ることとなる。しかし、彼女は彼に対して全く興味がないようだ。だからといって、建物に興味があるという訳でもないらしい(あくまで文章通りに受け取ったらの話だ)。

心という奴は、自分に嘘をつくということがある。辛い思い出には蓋をして、思い出さないようにするということもある。この作品は、登場人物達の心情を理解しながら見ていくと楽しめる、と個人的に思う。

そんな二人はどこかギスギスしたまま、入場し、別行動を取ることとなる。彼の態度が最悪だと自分も思うが、捨て台詞を吐く彼女も彼女だ……と思うが、受け取り方は人それぞれ(灰原健太郎は、男と自身を重ね合わせて気恥ずかしさを覚えたらしい)。

一人でスロープを上っていく彼女はブギーポップとすれ違う。

ここで思い出したいのは『ブギーポップの噂』だ。覚えているだろうか?

『その人が一番美しい時に、それ以上醜くならないよう、殺してくれる』

さて、彼女がブギーポップの名を呼び、追いかけた理由は何か? そこには ”心の歪み” があるように思えてならない。

鳴り響く音楽と閉まる出入り口

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

突如として鳴り響く音楽と、閉まる出入り口。……。

ここで流れている音楽はレッド・ツェッペリンの『カスタードパイ』。

羽原は『センスを疑い』、新刻は『音がはっきり聞こえるのは何故?』と疑問を覚え、橋坂静香は『 ”何か” を確信した』この音楽。大音量で流れるこれは、企画された演出か否か。現段階では何ともいえないので、とにかく進めていこう。

また唯一とも言える出入り口が、分厚いシャッターによって閉ざされる。同時に明かりも消え、建物内は大パニック……と思われるだろう。その点に関しても、ここでは置いておきたい。

歪んだ心へ 篠崎譲

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

ぽっとでのモブ……かと思いきや、そんなことはない。きっちり物語に関わってくるキャラクターだ。彼は突如として、高校時代好きだった女の子と二人きりの喫茶店に送りこまれる。

彼が恋していた女の子の名前は、葉月紀子。まぁ、今回登場しているのは歪曲王なのだが。それは大した問題ではない。

彼女は「いつまでも待っていてあげるわ」と告げる。「何を?」それは無粋な詮索と言えよう。恋した男が、必死こいて作り上げた二人きりの場面……彼の物語は心して見ていかねばなるまい。

歪んだ心へ 新刻敬

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

新刻敬は早乙女正美のいる学校へ。……。

さて、本作でも大活躍してくれる新刻敬がやって来たのは学校。血だまりの描写や早乙女正美のいる状況から察するに、「ブギーポップは笑わない」の最終決戦の場だと思われる。

新刻敬は困惑する。ブギーポップを追っかけてたら変な場所に来たのだ。しかも早乙女正美が生きている(?)。

ここで考えたいのは『何故、彼女は ”この場面” なのか』という点だ。

といっても、現時点では推理するにしても情報が少ない。もう少しアニメの視聴を続けていく。

早乙女は彼女に「正義の味方面」「ええかっこしい」と他の人に影で言われている言葉を投げかけ、「谷口正樹にもそう思われていた」などと追い打ちをかける。崩れ落ちる彼女。

そして、満を持して登場するブギーポップ。対して「やはり来たか」と告げる早乙女――もとい歪曲王。彼(彼女?)の目的は何か? 『全てを黄金に変える実験』とは何なのか? 何故ブギーポップを知っているのか?

これからの物語に期待だ。

最後に

『歪曲王』の特徴として登場人物の多さが上げられる。また、『ブギーポップは笑わない』を見ておかなければ、まず理解できない。早乙女正美や田中志郎、谷口正樹が登場している時点で、それはお察しだろうか?

覚えていないという人は、再度「ブギーポップは笑わない」を見ることをお勧めしたい。

解説を書く側としては、かなり原作通りの流れとテンポで有り難い。感想・解説を書くのが楽しい作品でした。

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2019年冬アニメリスト

 

↓自分の書いた原作の感想はこちら

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