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【アニメ】「ブギーポップは笑わない」第七話【感想・解説】

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2019年冬アニメリスト

 

まず最初に

「VSイマジネーター」の物語は第四話。今回は統和機構側の思惑が大分分かったのではないでしょうか。

ブギーポップを探すスプーキーE。

スプーキーEのコマとして動かされる衣川琴絵。

罪悪感を覚えながらも、スプーキーEに従っている織機綺。

ブギーポップのフリをして織機綺を喜ばせようとする谷口正樹。

事態は慌ただしく動き出して、確実に佳境へと向かっています。イマジネーターは何をしているのか? ブギーポップはここからどう関わってくるのか? などなど、数多くの疑問が、視聴者の頭の中では渦巻いていることでしょう。

それらの答えは今後見て貰うとして。感想と解説をまとめていくとしましょう。

用語・人物解説

織機 綺(=カミール)

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 合成人間の失敗作(無能力者)であるが、スプーキーEとは違い、性行為が行える。
  • 「見た目とは違い、かなり不安定なはずだ」 by 飛鳥井仁
  • 妊娠は可能かどうかを調査するため、数多くの男と性行為を重ねてきた過去がある。
谷口 正樹

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 霧間凪の弟(血は繋がっていない)であり、師匠に空手を教わった。
  • クラスメイトの女子とはかなり仲が良いことになっているが、本人としては対等な関係になってくれていないと、かなりめげている。
  • 織機綺が、自分にとって初めてできた好きな女の子であると、原作では度々語っている。
衣川 琴絵

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 衣川興産の一人娘である。つまりはお金持ちのお嬢さん。
  • 飛鳥井仁とは ”いとこ関係” であり、初恋相手でもあった。衣川家に養子として迎え入れられ、兄妹関係になっていた可能性もあったが、飛鳥井仁が断っている。
  • スプーキーEによって念入りに洗脳され、ただの ”端末” としてではなく、 ”指揮官” 的な役割を担うスプーキーEに近しい存在となってしまった。
スプーキーE

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 原作絵とはかなり雰囲気が異なっているが、アニメ絵の方が原作の描写には近い。
  • 合成人間の成功作でありながら、性行為は行えない。
  • ブギーポップのことを上層部には報告せず、自分の手で殺すために、カミールを使って探させた。
中枢(アクシズ)
  • アニメではカミールの台詞上で一度だけ登場。統和機構のTOP? であるらしい。
  • この時点での中枢はオキシジェンである。「VSイマジネーター」では登場しないので気にしなくても良い。
  • 原作最新刊では何と……これ以上は止めておこう。

注目すべきポイント

ブギーポップごっこ

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

ブギーポップごっこをする織機綺と谷口正樹。……。

前回――第六話の最後を思い出して貰いたい。谷口正樹が織機綺に対して合格祝いとして「何かしてほしいことない?」と訊ねていた。それに対する織機綺の答えが、このブギーポップごっこのことだったのである。

彼女がそんなことを頼んだ理由は、『ブギーポップをおびき出すため』に『スプーキーEに命令された』からだ。決して織機綺が望んだことではない。

むしろ彼を巻き込みたくない、彼だけは助けたいといった彼女の意思が、アニメでも所々に見て取れる。原作では「正樹だけは、正樹だけは、正樹だけは、正樹だけは……助けなきゃ――」とまるでホラーかのように何度も呟いていたりする。

谷口正樹としては、『彼女が喜んでいる』と思ったからこそ、すすんでブギーポップごっこに参加していた。彼としては初めて出来た ”好きな女の子” であり、浮かれていたというのも理由の一つだろう。

「何でも言うことを聞く」

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

織機綺は「何でも言うことを聞くわ」と谷口正樹に告げる。……。

彼女の思いとしては色々なことが考えられる。谷口正樹に危険なお願いをしていることに対する罪悪感、統和機構に命じられている「誰にも嫌われてはいけない」という命令を守るための行動……などなど。

しかし、谷口正樹は「ブギーポップごっこを続ける」ことを選んだ。これもやはり「織機綺に喜んで貰いたい」という思いがあってこその行動だ。何とも悲しいすれ違いである。

スプーキーE視点

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

隠れ家にて、自身の駒からの報告を受ける。……。

ここでスプーキーEはブギーポップを探していることが判明する。……まぁ、自分のブログを読んでいた人はずっと前から分かっていたでしょうが。そのためにブギーポップの偽物を使いおびき寄せようと画策したりしている。それでも目撃情報の一つも上がらないブギーポップに対して、次の策としてイマジネーターを探すことも思いつくのだ。

また彼のいる隠れ家が、潰れたテーマパークであることも分かる。一枚目の画像の観覧車が分かりやすいでしょう。

そんな彼の隠れ家に……、

衣川琴絵の物語

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

衣川琴絵はスプーキーEが隠れ家としていたテーマパークにやって来る。……。

衣川琴絵はテーマパーク(とっくに廃園しているが)の管理を行っていた父より貰った鍵を使い中に入った。大きな仕事を任されるほど大きな会社であることが漠然と分かって貰えるだろう。当然、父は大金持ちである。後々、家も出てくるが、かなりの大豪邸であるようだ。庭に鯉を放っている家に一度は住んでみたい。

衣川琴絵と飛鳥井仁の過去

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

幼いころの飛鳥井仁と衣川琴絵の過去のお話。……。

飛鳥井仁の父親は、借金をして始めた事業で失敗し、お金に困っていた。だから、お金持ちである衣川琴絵の父(実際は衣川家に婿入りしたので、正確には頭首ではない)にお金を借りれないか頼みに来たのだ。

そんな父に対し、「考えもなしにお金なんて貸してくれないよ」という正論をぶつける息子。何とできた息子だろうか。

……まぁ、結局少額の金は貸してくれたらしい(原作より)。

その後、そんな息子の協力あって、画商として成功。しかし、口から血を出して死ぬという不審死を遂げる。飛鳥井仁のこれまでの人生は相当荒んでいることが何となく分かって貰えただろう。

しかし、お金持ちである衣川家の養子となるという選択肢もあったはずなのに、彼は断っている。色々と彼なりに思うことがあったのだろう。

衣川琴絵は端末となる

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

スプーキーEは衣川琴絵というお金持ちの娘という端末を得る。……。

衣川琴絵は何度も書くように超お金持ちの娘である。クレジットカードもあるのだから、予算も潤沢に手に入るということである。 ”衣川興産” というくらいなのだから、何かしらの不動産も使えるようになる可能性もある。

スプーキーEはとても便利な駒を得たということだ。彼女が彼の追いかけるイマジネーターのいとこだとは知る由もない。運命の悪戯としか言いようがないだろう。

イマジネーターの調査

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

衣川琴絵を使い、イマジネーターの調査を行う。……。

イマジネーターの調査を行えばブギーポップも自然と見つけられるのではないか? つまりはそういうことである。衣川琴絵の体を利用し、お金も存分に使い、調査に乗り出している。その調査の結果をまとめると、

  • 自らイマジネーターと名乗っている。
  • イマジネーターは人間を自分の味方に引き入れるが、引き入れられた対象は人格が変わってしまうらしい。
  • 全体的に白っぽい男。

といったところだろうか。何となく、飛鳥井仁が毎晩していたことが分かったはずだ。どうやら仲間を増やしまくっているようである。

喫茶店にて

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

待ち合わせの喫茶店に向かうと、衣川琴絵と織機綺が待っていた。……。

衣川琴絵はスプーキーEであるということを視聴者は知っている。では、彼女(?)がここにるのは何故か? 原作では ”ただの嫌がらせ” と書かれていた。衣川琴絵(偽)の性格の良さがよく表現されている。

谷口正樹としては二人の関係性が気になる。衣川琴絵の気色の悪い笑み、織機綺の辛そうな表情……どうみても友達のようには思えない。もしかすると脅されたりしているのでは? という想像はそれほど飛躍したものでもないだろう。

外に出て

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

谷口正樹と織機綺の二人は外で会話をする。……。

おそらく困惑した人もいるだろう。しかし、谷口正樹の心情を考えてみて欲しい。

彼は織機綺に喜んで欲しくてブギーポップの格好をしていた。しかし、彼女が望んでいなかったことであることが分かってしまった。もしかすると脅迫された結果のお願いだったかも知れないということに気がついてしまった。

そんな自身の間抜けさに対しての怒り、もしかすると自分の行動がただ彼女を追い込んでいただけなのかも知れないという気づき……彼は限界だったのだ。

そんな彼を止めようとする織機綺の前に、

スプーキーE登場

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

スプーキーEと織機綺の会話。……。

ここでスプーキーEの思惑が判明する。

”偽物” ――つまり谷口正樹を本物として殺す……元々ブギーポップの捜索は統和機構の目的ではない。これはただのスプーキーE自身の個人的憂さ晴らしであり、鬱憤が晴らせればそれでいいということだ。

”偽物” を本物として殺すことにより、本物を ”偽物” にすることが彼の思惑なのだ。これにより本物が何かしら行動を起こせばそれで良いし、出てこずとも個人的な鬱憤は晴らせる。

このままではいずれ谷口正樹は殺される。……果たして織機綺が黙ったままでいるだろうか? 今後の彼女の行動が期待される。

谷口正樹の今後

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

谷口正樹は決意する。……。

彼は一つ疑問に思う。

彼がこれまでしていたことの理由は何なのか? 織機綺が誰かに命じられていたことは確定的であるが、命令した奴は誰なのか?

彼はそれを知るために、ブギーポップとして活動を続けることを再度決意する。果たして彼の行動はイマジネーターの事件にどう関わってくるのだろうか。

最後に

今回の物語はかなり分かりやすかったように思います。まとめることも順番をなぞるだけになってしまいました。

今後注目すべきはイマジネーターとスプーキーEとの対立。

ブギーポップの真似をする谷口正樹と事件との関わり。

登場人物達の関係性は出揃いました。さて、ブギーポップの出番も近いですよ。

【前:第六話】【第一話】【次:第八話
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