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【アニメ】「神達に拾われた男」第二話【感想・解説】

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2020秋アニメ化リスト

 

まず最初に

やはり原作においてリョウマ タケバヤシが一番苦労したであろう転生して早々のエピソードがないために、分かりにくい箇所があるように思います。またこの第二話で一気に登場人物が増えたことで、解説すべき範囲に思い悩んでもおります。

原作通りに進むのであれば、剣術を教えて貰ったり、魔法を教えて貰う修行パートのようなものがあり、その辺りで登場人物の掘り下げは行いたいと思っているのですが、どのような構成でアニメ化されていくのでしょうかね。

というか街に着いたとなると、次話以降でギルド関連の人物も増えてしまいます。原作を読んでいる時は気になりませんでしたが、この作品って登場人物が滅茶苦茶多かったんですね……元の世界での現在と過去を描いたエピソードも含めるとなると、作品の構成が難しくなりそう。

用語・人物解説

リョウマ タケバヤシ

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • 全属性の魔法を操り、さらに結界魔法、従属魔法、錬金術など多岐に渡る魔法も扱える。しかし戦闘に関しては魔法よりも弓やスライムを使っていたため、生活する際に特化した魔法ばかりレベルが上がっている。
  • スライム研究に明け暮れていたことで、スティッキースライムの吐き出す粘液を用いて防水加工を施すことでレインコートを作成。この世界では合成繊維など存在しないため、雨具といえば無図を弾くような水棲生物の皮ということになっている。
  • 今後も魔法というよりは、スライムにより得た技術などを元に周囲を驚かせていくことが多い。
エミール・ジャミール

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • ジャミール家の御令嬢。自身が入ったお風呂の残り湯を好むスライムを従属させている。酷い字面である。
  • 魔力に関して言えばタケバヤシの遙か上をいくため、将来性は抜群。ただし魔力が多いと繊細な調整などが行いにくくなることや、魔法を使う経験が少ないことにより、結果として魔法はあまり扱えない。
  • ジャミール家は代々従属魔法に長けており、森にやって来たのも初めての従属魔法を行うため。
ラインバッハ・ジャミール

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • ジャミール家前当主。
  • 創造神ガインの加護を受けている。
  • 前当主としては当たり前だが、方々に知り合いがおり、その顔の広さがリョウマを助けることとなる。
ラインハルト・ジャミール

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • ジャミール家現当主。
  • 商売の匂いを何かと嗅ぎつけることが多い。
  • 多くの人に慕われ、前当主と同様にその人脈がリョウマを度々助けてくれる。
エリーゼ・ジャミール

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • ラインハルト・ジャミールの妻。
  • ラインハルトと同じように一人で生きてきたリョウマのことを心配し、何かと手を掛けてくれるようになる。
  • 愛の女神であるルルティアの加護を受けている。
ビッグスライム

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • 百匹以上のスライムが合体して大きくなり、一つの核を持つ一匹のスライムのようになった姿。本来は環境の維持や餌の枯渇を防ぐ自己防衛能力ではないか? と言われている。
  • 縮小化というスキルにより大きさを、普通のスライム一匹よりも少し大きい程度にまで小さくすることが可能。また、スキルの効果で食料の消費を、スライム一匹よりも少し多い程度にまで減らすこともできる。
  • 従属させることが不可能であるとされており、数々の従属魔法の使い手(=従魔術師)が挑んだが成功者は誰一人としていない。つまり、リョウマが史上初。
クリーンスライム

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • 汚れだけを食べ、消臭までしてくれる便利なスライム。一家に一匹欲しい。
  • リョウマが体を洗った水を好んで食べていたので、放っておいたらクリーンスライムになっていた。リョウマが言っていた恥ずかしい進化方法がコレ。
  • 肉などは命じれば一応食べるようだ。
アイテムボックス

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空間魔法
  • 最も難しい上位魔法の一つ空間魔法により、多くのアイテムを保管する異空間を作ることができる魔法。
  • 上位魔法であるため扱うことが難しく、リョウマの年齢で扱えることは異常だとも言える。まぁ、本人にとっては生活であると便利なので身につけた程度の軽い気持ちだが。
  • 執事は空間魔法が得意で、その腕を買われてジャミール家に仕えている。
錬金術
  • 神達が適当に作った概念。元素を想像して適当にアレコレして、鉄が混じった鉱石から鉄を高い純度で取り出すことができる。
  • 元素という概念を知っている者がいないため、錬金術は詐欺として扱われ信頼されない。
  • リョウマは岩塩が取れる崖が近くにあることを発見。しかし毒物も多く含んでいることが分かったため、錬金術を使って塩だけを取り出すことにし成功。

注目すべきポイント

公爵襲来

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会

第一話から二週間が経過したある日。怪我を治して貰った一件でお礼を言いに、総勢十一名がやって来た。ちなみに、この時点でのスライムの総数は1000匹を超えている。内訳としては、

  • スティッキースライム 364匹
  • ポイズンスライム 323匹
  • アシッドスライム 211匹
  • クリーナースライム 11匹
  • スカベンジャースライム 730匹
  • ヒールスライム 2匹

第一話時点ではヒールスライムはおらず、ゴブリンとの戦闘で負傷したスライムをリョウマが回復魔法で治癒した際、その中の二匹が治癒魔法を使えるようになった。それがヒールスライムとなっている。その他スライムに関する詳細は、第一話の解説記事を参照して欲しい。

総勢十一名に話を戻す。その内訳は、

  • ラインハルト、カミル、ゼフ、ヒューズ(第一話でリョウマと会った四人)
  • エミール、エリーゼ、ラインバッハ(ラインハルトを除くジャミール家一家)
  • 執事一人、召使い二人

執事に関しては、空間魔法をリョウマに教える役割で今後も登場する。また御令嬢であるエミールは――お察しの方も多いだろうが、ヒロインポジションで出番がある。彼・彼女達がやって来た理由は大きく三つ。

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会
  • 先日のお礼

またお礼に来るということは、第一話でもラインハルト達が言っている。そのために豪勢な時計を用意していた。それを渡しに来た訳だ。原作では保存食や服なども渡している。

  • エミールの初めての従属魔法

第一話にてラインハルトが「初めて従属した魔物はスライムだった」と話している。おそらくジャミール家で代々行われる儀式のようなものなのだろう多様なスライムを仲間にしているという話を聞き、スライムの選び方や探し方などを教えて貰うつもりだったようだ。

元来、この世界の住民はスライムを研究対象としたことがなく、その多くの生態が謎に包まれていたようだ。そのためスライムの進化条件など理解している者はおらず、淡々とスライムの進化条件を語るリョウマの姿はラインハルト達を驚かせることとなる。

  • 旅の道中

これからジャミール家一行は、鉱山の街ギムルに用があるらしく、その旅にリョウマも同行しないかと誘いに来たようだ。その旅の道中がアニメの後半では描かれていく。

クリーンスライムのために

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会

ここで少しばかりスライムの説明が入っていく。アニメではクリーンスライムという助成人気の高いスライムに焦点が当てられているようだ。ちなみに、こいつが最も金を稼ぐスライムとなっている。合成繊維を作り出すスティッキースライムも負けてはいないが。

先ほども説明した通り、スライムの進化条件はこれまで謎とされていた。スライムを研究しようという物好きがほぼいないためである。むしろスライムだけしか従属させていない従魔術師は、従魔術師として認めないという者達もいるようだ。そのためラインハルト達に「スライムの進化条件は無闇に人に話さないように」と助言されている。

クリーンスライムの進化条件に関しては、用語・人物解説を参照。簡単に改めて説明すると、人の脂垢が混じった水をあげればよい。クリーンスライムに進化するスライムを従属させることにしたエミールは、風呂に入って自身の脂垢付き水を入手する。

ちなみに水洗周りの設備もリョウマは魔法を使って自作である。

土砂撤去作業

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©Roy・ホビージャパン/『神達に拾われた男』製作委員会

大雨による土砂崩れの影響で先に進めなくなったジャミール家一行。迂回路はかなりの遠回りとなってしまい、さらには盗賊団が出没するということで、この土砂を撤去して進むことに決定。

方法としては、魔法『ブレイクロック』を用いて大岩などを小さくし、土砂を『ロック』を用いて適度な大きさに固めることで効率敵に除去作業に取り組んでいく。それにリョウマも大きく三つで貢献していく。

  • 雨よけ

ドーム状の結界を、作業している人達を取り囲むように作成。原作の描写からすると、結界や魔力を視認することはできないようではあるが。アニメではリョウマ達の知り合いしか除去作業をしていないように描かれているが、原作ではもっと多くの人が作業に参加している。そのため、その全員を雨から守るために多くの結界を作成し、同時に多くの魔力を消費している。

  • クリエイトブロック

『ロック』では形を限定せず、適当な形に固めるだけに留まっていた。しかし、この『クリエイトブロック』でブロックの形状に固めることで効率よく運ぶことを可能にした。ちなみにこの『クリエイトブロック』はリョウマが考案した魔法であり、他の人に教えつつ作業の効率化を上げていた。

  • スライムによる土砂の運搬

大量にいるスライムに『クリエイトブロック』で作った土砂の塊を運ばせることで、さらに効率化に成功。

最後に

アニメとして情報の出し方が雑すぎる気がします。錬金術で岩塩から不純物を取り除いて塩にする話が途中ありました。今後の展開的に錬金術の概念は知るべき情報なのですが、こうあっさりと描かれるといざ錬金術を使うときになって意味が分からなくなってしまいます。

またクリエイトブロックという存在しなかった魔法をリョウマが考案し、それをみんなが使えるようにすることで土砂撤去の効率を上げたのがポイントなのに、アニメでは全てリョウマ一人の手でやったようになっています。原作では仕事の効率を上げていくために魔法を使っているリョウマが特徴的なのですが、そこら辺は誤解を受けてしまいそうです。

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