工大生のメモ帳

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【映画】ジョン・ウィック 感想

※ネタバレをしないように書いています。

絶対に怒らせてはいけない

情報

監督:チャド・スタエルスキ

脚本:デレク・コルスタッド

主演:キアヌ・リーブス

ざっくりあらすじ

とあるマフィアが車を奪うために男の家を襲撃し、ついでに飼われていた犬を殺した。しかし襲撃を受けたその男は、かつて裏社会で暗躍していた伝説の殺し屋ジョン・ウィックだった。たった一人、怒りに燃えるジョン・ウィックによる復讐劇が始まる。

感想などなど

かつて鉛筆一本で三人の男を瞬殺した伝説の殺し屋がいた。

しかし彼、ジョン・ウィックは結婚を機に引退し悠々自適な隠遁生活を……とはならず、妻とは死別。彼女が残してくれた犬と一緒に、残りの人生を静かに過ごそうとしていた。

この映画のプロローグは物悲しさに包まれた静かなものだ。彼が妻と過ごした時間の素晴らしさ、残された彼の人生を心配した妻の愛は、犬という形で続いていく。それらは何の脈略もなく破壊されてしまうこととなる。

彼が乗っていた車はビンテージもので(申し訳ないがブログ主はその手の知識はない)、多くの人の目を引いていたらしい。その車をとあるマフィアの息子が欲しがった。最初は「金を渡せば良いんだろw」というような浅はかな彼らの要求は一蹴されたが、諦めきれなかった彼らが次にとった行動が襲撃だったのだ。

夜中。犬と一緒に眠る彼の家に忍び寄る影、抵抗する間もなくボコボコにされ、目の前で犬を殺され、車も奪われ、文字通り全てを失った彼の怒りと絶望の砲口。泣き叫びながら持ち出したハンマーを持って地下へと潜り、そこにあった床を破壊していく。するとそこから現れたのは重火器の数々。

そんなジョン・ウィックの行動の裏で、マフィアのボスは息子がやらかしたことを知る。ジョン・ウィックという男の現役時代を知っているボスは、万全の体制を敷いて迎え撃つ。

 

ジョン・ウィックが現役を退いてからの時間はあまりに長かった。そのブランクによる影響は、最初の襲撃でなすすべもなかったところからも伺える。しかし、地下の床を破壊して武器を手に取って、復讐するという絶対の目的が出来てからの彼は正しく伝説だった。

その場にあるものは何でも武器にできるが、彼が扱う武器は主にハンドガン。投げ技を多い体術。それらを駆使して無限にも思えるマフィアの猛襲を退け、彼の犬を殺して車を奪ったボスの息子に近づいていく。

このアクションが最高に痺れる。

スーツの格好で静かに敵を締め上げる静かなアクションから、たくさんの敵に囲まれながら次々と捌いていく豪快なアクション。名のある殺し屋を仕向けられても、冷静に仕留めていく殺し屋としての技量を感じられるアクションまで、その豊富さは見ていてとても楽しいものがある。

この映画は決してストーリーを楽しむというものではない。何回も見れば見るほどに理解が深まっていくアクションシーンの巧みさを堪能する映画なのだと思う。特にマフィアのボスとの一騎打ちが個人的にはベストバウトだった。

数多の敵を倒して、流石に疲れを感じさせるジョン・ウィック。ジョン・ウィックという男と徹底的に戦うことを誓い、全力を尽くしたマフィアのボスとしての矜持を魅せた。

圧巻の復讐映画だった。この映画はシリーズとなっており、2以降もアクションシーンのバリエーションは豊富。そんなシリーズの大きな柱となっている重要な一作目、是非とも見ることをオススメする。