「カワセミさんの釣りごはん」を描いた匡乃下キヨマサ氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
匡乃下キヨマサ作品について
田舎に転校し、人見知りが発動したことで、なかなかクラスに馴染めずにいた女子高生・カワセミは、クラスメイトのミサゴに無理やり連れられて、釣りをさせられてしまう。そんな奇怪な馴れ初めの二人が、過ごす釣り日常を描いた漫画「カワセミさんの釣りごはん」。
最初は力業で連れてこられた釣りだったが、回を進めるごとに釣りにどっぷり浸かっていき、徐々に人見知りもなくなっていくカワセミ成長具合は見所の一つだろう。気を許したのか、我が強くなっていくことで魅力も増していくように思う。
誕生日プレゼントで包丁を貰うくらい料理好きなカワセミが、アウトドア料理の技術を極めていくのも、読んでいて楽しい。第五巻ではその技術を動画として公開し、かなりバズっている。もうそっちの道で喰っていけるだろう。
巻を追うごとに、釣り漫画とは思えない戦闘漫画のようなコマ割や、小ネタの密度等々が増していく。第一巻で合わなかったという方も、二巻、三巻と読み進めていけば印象も変わっていくかもしれない。
ちなみに『匡乃下』は『まきのした』と読むとのこと(作者Twitterより)。
カワセミさんの釣りごはん
親の仕事の都合で田舎の高校に転校することになったカワセミは、持ち前の人見知りでぼっちとなった。そんな彼女を半ば強引に連れ出して、川釣りに参加させてきたミサゴ。二人の距離は次第に近づいていって……。