工大生のメモ帳

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【漫画】桃色メロイック(1) 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

バカ兄貴

情報

作者:福田晋一

試し読み:桃色メロイック (1)

ざっくりあらすじ

妹を溺愛するヤンキー兄貴。そんなことを露知らず愛想を振りまく妹。そんな二人のドタバタ日常。

感想などなど

個人情報を開示するのはネット社会において御法度だが、まぁ、これくらいは良いだろう。ブログ主は一人っ子である。兄弟喧嘩の経験もなければ、姉妹にパシられるといった経験もない。自分と血の繋がった兄や妹といった存在がいまいち感覚として理解できない。

そんなブログ主であっても、本作のような兄妹関係は現実に存在しないことが分かる。

まず主人公である喧嘩マジ強丸刈り強面ヤンキー兄貴・大和は、妹・まさきを溺愛している。兄が妹を溺愛しているという関係性自体は、現実においても珍しくないのだろうが、この溺愛という感情のベクトルは、おそらく多くの人が想像しているものとは違う。

彼は妹を一人の女性として【せ○てき】に好きなのである。

幸いR-18漫画ではないので実際の行為に及ぶことはないが、普通に「したい」と彼は心の中で思っているし、というか口にしている。これがまだギャグとして見ることができるのは、彼が実際に手を出すことはないだろうという妙な安心感と、なんだかんだで妹を守るためならば何だってするだろうという兄貴としての愛情も感じるからだろう。

……と書きながら、漫画を読み直して大丈夫かなとも思う。

勃○くらい自由にさせろ!!

漫画内で伏せ字はされていないが、こちらは大和が警察官に向けて言い放った名言である。ひでぇ。これはR-18漫画にカテゴライズされても文句は言えない。

 

大和は普通に工事現場で働いており、周りに女性は少ない。

となると自然と漫画内に出てくる女性も少なくなるのだが、出てくる女性はみんな癖が強すぎる。この漫画で女子大生には女子高校生が禁句ということと、好きになった男に付いていって男子トイレに入っても女子大生は許されるということ、合コンでは面白くない話も笑ってくれる男がモテるということを学んだ。

そんな有意義な学びのある合コン回において、大和という男から見えた世界はブスばかりなのだと知る。はっきり言って作中に出てくる女性はみんな可愛いのだが、彼にとっては「まさき以外=ブス」という図式が成立するらしい。彼からしてみればブスと付き合いたいと画策する周囲の男が、モンスターハンターにでも見えてるのかもしれない。

それ故、女性との距離感の測り方が化物への接し方となる。女性からの誘惑は挑発であり、身体的接触は攻撃への布石。やられる前にやるとして、男女平等に振るわれるプロレス技によって一人の女性が討伐されたことは言うまでもない。

良い意味で酷い漫画だった。

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