工大生のメモ帳

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【漫画】鬼滅の刃3 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

絶望を断つ刃となれ

情報

作者:吾峠呼世晴

試し読み:鬼滅の刃 3

ざっくりあらすじ

十二鬼月を名乗る二人の鬼の襲撃を受けた炭治郎達。無惨の血を色濃く受け継いでいるだろう奴らの血を手に入れるためにも、撃破を目指す。

感想などなど

無惨の血を多く与えられた鬼は強い力を持つ。その中でも特別な十二体の鬼は十二鬼月と呼ばれ、無惨から一目置かれる存在となる。そして眼球には位の数字が刻まれているようだ。

そんな十二鬼月だと名乗る二人の鬼が現れた。

無惨の血が濃いとなれば、是非とも血はいただきたいところ。しかし、敵はこれまでのような雑魚とは比べ物にならない程に強いという。こちらの戦力はいささか心もとない。炭治郎の鬼狩りとしての経験値はそれほど多くないし、禰豆子は鬼の力を得ているが戦力として数えるのはどうだろうか。珠世は戦うよりもサポートしてくれるキャラというべきだろう。

そんな予想は大きく裏切られていく。

まず現れる二人の鬼――『矢印を操作して対象の動きを操る鬼』と『毬を超速で投げてくる鬼』――は十二鬼月ではない。「十二鬼月にてしては弱すぎる」と珠代ははっきり告げている。

その言葉通り、炭治朗は矢印の鬼に辛勝する。逆に言えば、この程度の鬼に手こずっているようでは、これから本物の十二鬼月と戦った際に身が持たないだろ……。

また、禰豆子が戦力としての頼れるようになってきた。一度は毬を投げる鬼の毬に片足を削られるが、珠代の薬によって復活すると身体能力がかなーり強化され、危なげなく毬の鬼と渡り合えるようになっていた。

それに加えて珠代さんの力が発揮。彼女の流す血の匂いは、相手の思考力を奪う力があり、嗅いでしまった毬鬼は珠代の挑発に乗って「鬼舞辻無惨」の名を声に出してしまった。

……なんだ、名前を言っただけじゃん、と思われるかもしれない。ハリーポッターでヴォルデモートの名前を言ってはいけないのと同じように、鬼は無惨の名前を声に出すことは許されない。

これまで猛威を振るっていた鬼が急に懺悔し出したかと思いきや、口から胸から太い腕が飛び出して鬼の身体を潰していく。無惨は自分が作った鬼に、名前を呼んだら死ぬ呪いをかけていたのだ。

自身を慕ってくるような鬼にすらそのような仕打ち。彼には優しさはないのだ。

 

そんな戦いを終え、再び禰津子との二人旅となった(珠代さん達には無惨を倒すため、鬼を人に戻す方法を探るため、やるべきことがたくさんあるのだ)。その先では新たな出会いが。

その一人は炭治朗と同じ最終選抜で生き残った我妻善逸である。彼とのファーストコンタクトは、女性に抱き着いて「結婚して」と泣き喚ているという最悪なものであった。この漫画を読む前、この善逸が人気キャラだと聞いていたのだが、現状ヘタレな女好きという最悪な印象しかない。

そんな善逸と共に、鬼の被害調査をしていると山奥にある巨大な屋敷に辿り着く。ポンポンという鼓の音と共に死体がポンと現れたり、家屋の構造が変わったりと、かなり奇怪で斬新な家である。

そんな家屋にて新たな出会いがあった。なんとリアルな猪の被り物をした男・嘴平伊之助で、人の言葉を話してはいるが会話は成立しない妙に社会性を逸脱した輩である。鬼を斬る刀である日輪刀を持っているのだから、彼もまた鬼殺隊だろう。しかし、鬼を狩るついでに炭治郎に斬りかかってきた。敵ではなさそうだが、危険な男である。

そんな二人と協力して鬼を……少なくともこの第三巻では協力しない。ヘタレな女好きの善逸がちょっとばかり株を上げ、伊之助も悪気はない社会性がないだけの人間ということが分かって、第三巻は終わっていく。

テンポの良さも相変わらず、展開の早い漫画であった。

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