工大生のメモ帳

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【漫画】鬼滅の刃6 感想

【前:第五巻】【第一巻】【次:第七巻】

※ネタバレをしないように書いています。

絶望を断つ刃となれ

情報

作者:吾峠呼世晴

試し読み:鬼滅の刃 6

ざっくりあらすじ

鬼達に辛勝した炭治郎達であったが、胡蝶しのぶに鬼である禰津子が連れて行かれてしまう。眠らされてしまった炭治郎が目覚めると、最高位の剣士・柱達に囲まれて、今にも死刑判決が言い渡されようとしていた。

感想などなど

鬼を狩る剣士が鬼を助けることは隊律違反となる。まぁ、わざわざ理由を説明する必要もないだろう。長い長い鬼との戦いの歴史において、鬼となった家族を庇った者は数多くいただろう。そしてそのほとんどが、その鬼に喰われたことは想像に難くない。

この隊律はそういったことをなくすための規律であるように思う。

鬼を庇って喰われるよりは、鬼を庇って罰せられる方がまし……考え方は人それぞれだろうが、少なくとも自分の考え方はそうだ。

さて、炭治郎は鬼である妹の禰津子を連れて旅をしている。可愛らしい外見に、人を喰らおうとしない様子だけみれば鬼には見えないが――口に何かくわえてたり、箱に押し込められたりしているけれど――見る人が見れば鬼とは一目で分かるのだろう。

柱である胡蝶しのぶは、禰津子が鬼であるということに瞬時に気がついた。そして一瞬の躊躇いもない強襲。疲れ切って反応すらできない彼らを救ったのは、第一巻でめっちゃ喋ってた人・富岡義勇であった。

彼は炭治郎に逃げるように告げる。しかし、この山には柱だけでなく、数多くの剣士がやって来ていた。逃げられるはずがない。あっさりと捕まって、鬼殺隊の本部に連れて行かれくのであった。

それにしても、富岡さんは他の柱達に嫌われてるんやな……第一巻での喋りは何だったんだ?

 

柱とは、鬼殺隊の中でも最も位の高い九名の剣士のことを指し、血のにじむような努力と、数々の死線をくぐり抜けて十二鬼月を屠ってきた鬼殺隊の最高戦力である。それぞれが使っている呼吸に応じた柱の名前が付けられているようだ。水の呼吸を扱う富岡義勇は水柱というように。

そんな柱達は炭治郎達を囲い、鬼を庇っていた彼らの判決を決めようとしていた。といっても些か一方的に、「派手に首を切るべきだ」「殺して解放すべきだ」とかいろいろと好き勝手に言っている。

さらに鬼である禰津子は刀で何度も貫かれ、炭治郎は強靱な力で押さえつけられている。このままでは判決が下されるまでの過程で死ぬ。

だが、鬼を狩るために鍛錬を積み重ねてきた柱達にとって、鬼を庇うということは理解できない狂人の行動なのだろう。殺すという判決以外は選択肢にないといった様子である。

そんなピンチを救ったのは、これまでシルエットだけ登場していた鬼殺隊の当主・産屋敷耀哉だった。彼が屋形の奥から現れただけで、いきなりひざまずいて頭を垂れる柱達。彼らにとって、当主は絶対であるようだ。

そんな彼のカリスマによって、鬼である禰津子のことを認めさせられた柱達。主からの命令ということもあり、表だっては認めたようにするも、彼らには納得いかないというような表情が浮かんでいる。

炭治郎はこれから禰津子を認めさせなければいけない。これまで以上に過酷な戦いが予見される。

……とその前に、二度目の修行パートだ。漫画だと修行パートは大抵、ダレると思うのだが、炭治郎には修行する姿が良く似合う。弱音一つ吐かずに、真面目に修行に打ち込む姿は、女の尻を追っかけるしか興味ないどっかの誰かよりは好印象である。

この修行が終わってからは、死んでもおかしくない戦いが幕開けることを考えると、いつまでもこの平和な修行パートが続いて欲しいと思ってしまうのは人情だろうか。

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