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魔法科高校の劣等生3 九校戦編〈上〉 感想

【前:第二巻】【第一巻】【次:第四巻】

※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

魔法を使えるものと、そうでないもの。

情報

作者:佐島勤

イラスト:石田可奈

ざっくりあらすじ

全国の魔法科高校生が集まって熾烈な魔法勝負を繰り広げる『九校戦』が幕を開けた。その選抜メンバーの中には司波美雪と、その兄・達也の姿があった。

感想などなど

相変わらず魔法に関する膨大な説明書きにより、ラノベにしては珍しく読むのに時間がかかってしまう本作、正直理解なんて諦めております。囲碁のルールが分からなくても面白い『ヒカルの碁』的な楽しみ方が一番正しいような気がします。まぁ、『魔法科高校の劣等生』に嵌まったとしても、魔法を使おうとはならないのが残念ですが。

さて、第一・二巻を経てとりあえず達也が最強であることは分かりました。

良く分からんが分かった! という何とも言えない状況のブログ主、本作を読んだ人の大半がそういう状況なのではないでしょうか。

この九校戦により、さらなる最強属性が付与されていく訳ですが、このブログ主でたくさんの文量を割いて説明できるかと言えばできないような気がします。こうして文章を書き連ねている間にも、読んだはずの作品の作り込まれた設定の数々が忘却の彼方へ……急いで書かなければ。

 

第一・二巻では差別に苦しんでいた魔法を使えない人達による反逆との戦いでした。まぁ、魔法を使える相手――しかも劣等生である司波達也が相手ともなると善戦にすらならなかったと言えます。

ぶち切れた司波美雪による凍結攻撃、あらゆる魔法を分解してしまう達也、優秀な魔法科高校の生徒達……もしや彼・彼女達だけで戦争を起こせるのでは?

……と思ったのも束の間、今回は高校を飛び出して他校の生徒達との戦いへと勤しむこととなります。まぁ、つまりは魔法を極めた面々との勝負になる訳です。幸いなことに殺し合いではなく、ルールの定まった競技の中ではありますが。とりあえずレベルはめちゃくちゃ高いらしいということを感覚的に理解しつつ、「はぁ、何か凄いんやな」と適当な感想を抱きつつ読み進めることになります。

競技についての説明をしていきたい所ですが、わざわざ単行本の最初の方にイラスト付きで丁寧に、それはもう丁寧に説明されているのでそちらを参照下さい。それを見ながら作品を読み進めることができるかと言えば、答えは否な訳ですが。

とりあえず『九校戦編』で注目すべきことは、『九校戦の裏で蠢く影』と『強そうな敵』でしょうか。

九校戦とは言うなれば全国が注目する運動会で、総観客数は十万人にも及び、ネットやテレビの中継を見る人を含めると百万人は優に超えるらしい。それはそれは多くの――悪いことを考える人達も見ていることでしょう。

人が集まるところでは犯罪が起きるものです。この由緒正しき『九校戦』も例外ではありません。夜な夜な怪しい強盗が、会場へと押し入――より前に司波達也が捕まえたり、競技の最中で明らかにおかしい事故が起きたりする訳です。

それら全てに魔法による緻密な設定がなされており、「とりあえず何か凄い犯罪が行われた」ということが漠然と分かる……本作はそんな作品となっています。

そして期待に胸が膨らむ『強そうな敵』。あくまで強 ”そう” ということがポイントでしょう。それにしても、強者風吹かせる輩がわんさかいる世界ですね。まぁ、世界のランキング的には強いと言えるのかもしれませんが、司波達也の安心感たるや異常です。

 

魔法科高校シリーズの魅力の一つは膨大な設定であると思います。逆にこれが嫌いで苦手という方もいるでしょうが。

また別の魅力は司波達也のかなり辛辣な心の声だと思います。いやぁ、良いキャラしてますね。

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