工大生のメモ帳

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映画館に行くという価値

今週のお題「最近見た映画」

一応、本ブログ「工大生のメモ帳」には映画カテゴリ(映画 カテゴリーの記事一覧 - 工大生のメモ帳)がある。長らく作ったはいいが、持て余していた残念なカテゴリと化しつつあるが、定期的……いや、不定期に記事を上げている。

そんなカテゴリに先週、珍しく記事を上げた。その矢先にこのお題である。これは、「その記事について深掘りしろ!」という神からの掲示か。

最近見た映画はこちら。 

鬼滅の刃である。毎週五十億の売上をかっさらう社会現象と言っても過言ではない映画だ。そろそろ予約できるだろ、と思ったらあっさりと席を予約できたため、数少ない休日の早朝から電車に揺られて映画館へと向かうこととなる。

大学生の頃は映画館にそれなりの頻度で通っていたが、社会人とはやはり忙しいもので、それに加えて某病原体の影響も加わり、映画館に来たのは一年ぶりくらいだった。そのせいで、映画といえば、自室でポテチにコーラという豪華絢爛セットで楽しむ貧乏性が身につきつつあった。

そのお陰かか、配信されている中で評価が高い古い映画ならば、かなり見た気がする。令和になって嬉々として「セブン」や「ダークナイト」、「スタンド・バイ・ミー」の感想を書く者は、早々いないであろう。今いる自室だけ、平成に取り残されているのでは? という危機感を抱いたことも一度や二度ではない。

そんな思いもあり、久しぶりに映画館で見ることにした映画は、話題の中の話題である「鬼滅の刃」に決まったことに迷いはなかった。

……あ、ごめん嘘。ちょっとTENETと迷った。

 

映画館に映画を見に行くというのは、大スクリーンで大迫力の映像体験が出来るということが売りであると同時に、その近隣で食べる食事と、パンフレットが付加価値として重要であると、個人的には思っている。

ちなみに「鬼滅の刃」を見た日は、近くにある旨いと評判のラーメン屋でラーメンをすすったし、終わってすぐにパンフレットを買いに売店へと向かった。

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パンフレット

パンフレットがあれば、後日にまた友人と語ることもできるし、中にある関係者が語る映画についての話は、ためになるし、読み物として面白い。

 

良い機会だし、どうせだから、パンフレットを読んでいて面白いと思った点を語ろう。

  • 炎の呼吸は「鳥羽伏見の戦い」の錦絵を参考にした

正確には

大砲が炎を吹き出している表現があって、とても印象的だったので、3Dの西脇君に相談をして、その表現をアレンジして、『炎の呼吸』を作ることにしました。

というように書かれている。『水の呼吸』も浮世絵を参考にしていたらしく、同様の流れで制作されていったようだ。また、列車内という狭い場所での戦闘であることを考慮した構成や映像の工夫などにも言及され、かなりためになる内容となっている。

  • Unreal Engineをかなり多用している

映画を見ると分かるが、それなりにCGというものが使われている。その技術に関しても、このパンフレットでは言及されている。するとUnreal Engineという言葉が登場し、かなり使われているらしい。

このUnreal Engine。実はゲームを作るためのエンジンである。

工大生ということもあり、こういったゲームを作るソフトは一通り触ったことがある(情報系ならば、みんなそうだって信じてる)。大学の先輩のPCで、3Dの画面が思い通りに作られていく過程は、見ているだけで楽しいものだった。

そんなゲーム制作ソフトが、この映画の制作には使われている。そのことを知り、映画のシーンを思い浮かべ、「あれはUEで作られたのか……」と考えると、ブログ主としては「また見に行きてぇな」というようになる。

そんな話以外にも、メインキャラの声優へのインタビューや原画などが盛り込まれている。あまり声優に詳しくないため、ここでの記載は省くが、キャラへの思い入れなどファンとしてはたまらない一冊だったのではないだろうか?