※ネタバレをしないように書いています。
※今までのネタバレを含みます。
女の戦いが始まる
情報
作者:白鳥士郎
イラスト:しらび
ざっくりあらすじ
夏休み。八一とあい達は最大の女流棋聖戦『マイナビ女子オープン将棋トーナメント』に参加するために東京に向かっていた。プロやアマチュア強豪までひしめくその大会を、弟子二人はその圧倒的才能を振りかざし、トーナメントを駆け上がっていく。
一方その頃。師匠はというと……
弟子に隠れて美人女流棋士とイチャイチャ
別の日には……
空銀子と手つなぎデート……!?
各地で女達の熱いバトルの火蓋が切って落とされる!
感想などなど
久しぶりの更新となってしまいました。読み溜めはバッチリなので今日から更新頑張っていきます。と、自分語りはこれくらいにして……
前巻の桂香さんの決意の表れ。最期の笑顔に惚れた人もいるでしょう。個人的に一番好きなキャラになりました。
今回4巻で自分が注目したいキャラは空銀子です。
ヒロインとしてのルックスは最強であるはずなのに、何処か一歩踏み込むことがなくて、いつ踏み込んでくれるのだろうと思っていたら、ようやく進展です。
今までもデレてはいたのですが、八一は全く意に介さず、弟子達のことで手一杯だった八一が銀子に手を差し伸べます。そして、ほんの少し二人が思い出を語り合ったり。
そんな中。ヒロイン(?)が追加されます。いえ、(?)は要りませんね。がっつりヒロインです。
ただちょっと特殊なだけです。いえ、ちょっとじゃありませんね。かなり特殊な変態です。
そんな新ヒロインとあいの正妻対決……? とにかく、熱い女の対決が八一を中心に巻き起こっていきます。
桂香さんはいつもより少し厳しい表情。
その理由はこの大会が文字通り最大の女流棋聖戦であり、『この大会でチャレンジマッチと一斉予選を勝ち上がれば、女流棋士になれる』という期待が、肩に重くのしかかってくる。
しかし、その壁は言葉にするのは簡単でも、越えるのは簡単ではなくて……。
彼女の戦いの結末を見て、涙を流したのは自分だけではないと思います。
それぞれのヒロインにスポットが当てられた今作。熱い戦いが始終繰り広げられています。全員良い子なのは分かっているし、どちらにも頑張って欲しいし、けれども勝負である限り負ける人間は出てくるのです。
そんな展開ですが……いやぁ、楽しい。皆さんは、誰を応援しますでしょうか?