工大生のメモ帳

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なれる!SE4 誰でもできる?プロジェクト管理 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

PMとは何ぞ?

情報

作者:夏海公司

イラスト:Ixy

ざっくりあらすじ

とある出版社の本社移転プロジェクトに参画することになった立華と工兵。業平案件も同時進行だったが、一部のルーターの移設作業のみと言うことで何事もなく終わるかと思ったのも束の間……

プロジェクトマネージャーが逃亡!

六本松の毎度の暴走に付き合わされて、工兵がプロジェクトマネージャーの後任となってしまう。

当然のことながらプロジェクトマネージャーなど未経験。しかも、経験豊富なプロジェクトマネージャーが逃走するほどの案件。あまりのハードルの高さに途方に暮れる。

そんなことは露知らずベンター企業達のごねにごね、まとまりなんてものはない。

果たしてこの案件完遂できるのか?

感想などなど

さて、相変わらずの無茶ぶり。PMとはプロジェクトマネージャーの略であり、今回の場合本社移転プロジェクトを完遂させるためのベンター各社の業務や日程、予算の調整を図り、スムーズにことが進むようにするまとめ役のようなものです。

読んでみて分かるとおり新人に任されるような仕事ではありません。まぁ、各ベンター各社が協力的であれば話は別なのでしょうが、今回はお察しの通り、そんな簡単な話ではないわけで。

依頼主とベンター各社のすれ違い。

今回の争点は「ベンター各社の業務はどの部分まで担うのか」というものです。

A社がやるとB社は思っていた業務が自分に回される。でも、B社にはその業務が行えない。では、C社は? いや、ちょっとできないですねぇ……。では、D社は? 予算が増えますけどできないこともないですよ。いや、それは依頼主的に困る。

ざっくりとしてますが大まかにはこんな感じ。業務の押し付け合いが巻き起こり、ギスギスとした会議室。工兵の胃も痛みます。

この右も左も向けないような状況。進行はもうギリギリ。依頼主は早く早くと急かす。

 

あぁ、このブログを書いてるだけで自分も胃が痛くなりそうです。

工兵がこの状況にどう挑むのか。今回は立華も役に立ちません。いや、それは言い過ぎか。PMとしての業務内では役に立ちません。

前巻登場、橋本さんも登場します。……あなたそんなキャラだったんですね。

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