※ネタバレをしないように書いています。
※これまでのネタバレを含みます。
長い長い戦いが始まる。
情報
作者:時雨沢恵一
イラスト:黒星紅白
監修:川原礫
ざっくりあらすじ
第二回スクワッド・ジャム開催のアナウンスが流れる。
前回大会優勝者小比類巻香蓮。今回から追加された予選に参加せず、いきなり本戦に参加できるシード権を得るが、どうやら乗り気ではない様子……。そんな中、突如として現れるストーカー男。彼が口にしたのは、こんな言葉だった。
「第二回スクワッド・ジャムの夜に、人が死にます」
敵として出場するピトフーイをSJ2(スクワッド・ジャム2)内倒すことでしか避けられないのだという。苦悩の末香蓮は大会の出場を決意する。
感想などなど
前巻、ガンアクション好きにはたまらない作品だったのではないでしょうか。まぁ、あまり詳しくない自分でも楽しめたので、「拳銃とかあまり……」という人でも問題なく楽しめたはずです。
さて、前回の作品はストーリーよりもガンアクションをメインに描かれていました。今回は比較的(あくまで比較的)ストーリーに重点が描かれていますが、香蓮がSJ2に参加するための理由付けとも思えます。
そんなストーリーの鍵を握るのはピトフーイというどっからどう見ても怪しい女。もう文章からひしひしと怪しさが伝わってきます。
印象的なのはMさんが香蓮に銃を向けたときの台詞。
「殺される」
優勝できなければ殺されるのだと。
これは所詮ゲーム。命をかけるようなものではありません。百歩譲って仕事ならまだしも、これは趣味の一つであり、娯楽です。
しかし、その所詮ゲームに命をかける人がいるとしたら……。
ゲーム内で敵としてMさん達と一緒にピトフーイは登場します。
前回仲間だったMさんがいなくなってしまったとなると独りぼっちですSJ2に挑むことになります。初っぱなから6人対1人というかなり不利な状況になってしまいます。
※スクワッド・ジャムは6人チームで行われるバトルロワイヤル。
そこで仲間を探すわけでありますが、「ピトフーイを倒す」という目標を理解して着いてきてくれる都合のいい人がいるのかどうか。
……まぁ、いるんですよね。
前巻で最初の方に登場していました。小比類巻香蓮をVRゲームの世界に引き込んだ友達 篠原美優。
レンよりちょっと高いくらいの身長の金髪美少女となって、フカ次郎という日本人らしい(?)名前で、強敵ひしめくSJ2に足を踏み入れていきます。
アニメで何処までやるんですかね……。SJ2は終わらせてくるんでしょうけど。
アニメもかなり面白かったので、原作だけ読んだと言う人はアニメも見ることをおすすめします。