工大生のメモ帳

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ケモノガリ2 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

才能を求めていた

情報

作者:東出一郎

イラスト:品川宏樹

ざっくりあらすじ

”クラブ” のメンバーリストを手に入れた赤髪桜樹は、全員を殺すことを決意する。その中の一人は、小国バレルガニアの終身永世大統領であることを知り、国に潜入する。

感想などなど

タガーナイフとロビン・フットから譲り受けた弓を持ち、クラブの人間を皆殺しにすることを決意した赤髪桜樹は、着実にその数を伸ばしていく。今回はその中の一人、コリキア・リンドマンとの戦いを描いた物語となっている。

彼は元々、小国バレガルニアの将軍だったが、軍事クーデターを起こし成功させ、一年経たず内に終身永世大統領(名前の通り、ずっと大統領)となった。つまり、彼は独裁者となったのだ。

そんな男が ”クラブ” のメンバー……自身の警護は万全を期していることは想像に難くない。事実、彼は三人の ”快楽提供者” によって守られていた。

電気愛好家 『ニコラ・ステラ』

爆弾魔 『アルフレッド・ノーベル』

舞踏蜘蛛 『ファーレンヴァイダー』

それぞれが常人を遙かに超えた ”殺人の能力” を持っており、ただ快楽のためだけに殺人を犯す ”化け物” である。また、それぞれが自分なりの筋を持って殺戮を行っていた。電気を愛し、爆発の芸術性に恋し、毒を信仰した彼らに守られている。

この時点で、『コリキア・リンドマン』を殺すことは、かなり難しいことが分かって貰えるだろう。しかし、問題はこれだけではなかった。

 

小国のくせに、バレガルニアは国の周りを高い壁で囲んでいた。流石は独裁国家である。閉鎖的な国、軍靴の音が響き、血の匂いが充満し、女・子供の悲鳴が響く。そこは国の体をなしていない、ただの戦場――思い出すのは、クラスメイトが次々と殺されたフィールドだった。

そこにはレジスタンス達もいた。蔑まされ、人権なんてない国民達の希望の戦士達と共に、彼は『コリキア・リンドマン』を殺すために協力することを約束する。

レジスタンスに化け物が加わった時であった。

そのレジスタンスで出会ったグレタという少女について語らせていただきたい。彼女について説明するならば、レジスタンスの象徴であり、レジスタンス達が戦う理由の一つ――リンダマンを恨み、殺すことだけを考えている少女。

グレタとリンドマンは似ているようで似ていない。

人を殺すことを厭わず、常人を越えた才能を持った赤神。

リンドマンを殺すことだけを考え、死んでいった母親の影を追い続けるグレタ。

化け物と必死に戦おうとする普通の少女は、自身よりも強大な力を持った少年に惹かれていく。これは『赤神の復讐の物語』であり『グレタの成長の物語』でもある。そのような点にも注目して読んで欲しい。

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