工大生のメモ帳

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【漫画】ハナヤマタ4 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

よさこい

情報

作者:浜弓場双

出版:芳文社

ざっくりあらすじ

本番を前に太ってしまったと悩みつつ、迎えてしまった本番。待ちに待った当日ではあるが、踊るために必要なCDを忘れたり、本番で失敗してしまったりと散々な結果に終わってしまう。

感想などなど

女性にとって体重の増加は死活問題である。とくに『よさこい』に関していえば、衣装のサイズ的な問題や、踊る上での体力的な問題もあるだろう。壇上で踊る彼女らが、サイズが合っていないが故に服をはだけさせられても困る。いきなり倒れられても困る。

痩せすぎというのも困りものだが、ある程度引き締まったプロポーションというのを求めるのは必然だった。しかし、本番を前にして多美となるの二人の体重が増加してしまったのだという。

何だかんだで毎日のように激しく練習していて、太るなどということがあるのか? と甚だ疑問ではあるが、「お菓子は別腹」「ムキムキよりふかふかの方が可愛い」等々の発言により原因は何となく判明。また、それらの発言は真面目(に隠れてダイエットに励んでいた)系女子の笹目ヤヤの逆鱗に触れた。そこから始まる真面目なダイエット作戦。

本番を前にしてかなり微笑ましい。女子高生なのだから、そこまで必死こいてプロポーションを保とうとする必要性はないのでは? とガヤの冴えない男ことブログ主は思うが、本人達にとってはやはり死活問題なのだろう。

オチとしては何というか、ダイエットとしてはありがちというか、ある意味最初から分かっていたというか。そんななんとも言えなく空気感で本番へと突入していく。

 

そんな中途半端なダイエットエピソードと同様に、祭の始まりも何とも言えない微妙な空気で始まっていく。なんと『よさこい』で踊る音楽が入ったCDを忘れてきてしまったのだ。

その音楽がそこらでダウンロードできるようなものであれば良かったのだが、残念なことに丹精込めて作った自作の音楽である。持ってこなければ『よさこい』を踊ることはできない。

しかも誰がCDを最後に持っていたのか? ということから推理しなければならなくなった。CDの持ち主を探るため、CDに関する証言を集めていくと、みんなが必死こいて練習するために、CDが部員達の間を行き来している様子が良く分かる。なるほど、見せ方が上手い。

そして犯人は常盤沙里先生だった……先生しっかりしてくれよ。

こうして出鼻を挫かれた訳だが、思いもよらぬ出会いを産むことになる。なんと常盤真智が祭にやって来たのだ。どうやら常盤真智と常盤沙里は姉妹であるらしく(名字一緒やったんかい!)、先生が家に忘れたCDを持ってきてくれたようだ。

緊張していた空気が弛緩し、どこか朗らかとした空気が流れる。この調子で本番も……とはいかないのが、人生の恐い所である。

 

結論から言ってしまえば、本番は大失敗であった。ぎこちない笑顔にぎこちない動き、観客達のなんとも言えない空気と視線。どれもこれも成功には程遠い描写が盛り込まれ、雰囲気は一気に暗くなる。

失敗した原因は何だろうか?

犯人捜しをしたい訳ではない。ただ次に生かしていくことが必要という判断だ。さて、彼女達には何が足りないのか?

後半部はそれを求めていくエピソードとなっている。果たして彼女達は次の舞台に立つことができるのか、彼女達の成長に期待が膨らむ。

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