工大生のメモ帳

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キャンパスライフを抜け出して

お題「#この1年の変化

大学生よりももっと小さな学生の頃、例えば小学校とか中学校とかそれくらいの時に「なんで勉強するんだろ?」「大人になっても使わないじゃん」というようなことを考えたことが、みんさんも一度位はあるのではないだろうか?

その思考が大学生になって、ふと蘇った。今、学んでいるこの技術は、「社会人になって役に立たないのでは?」と。そんな過去の自分を、ぶん殴って強制したい。「てめぇはバカか」と。

大学で学んだことが役に立つ、立たないというのは全て自分次第なのだ。

社会人になった今、ある意味で学生の頃よりも勉強している。業務に取り組んでいる中で、知っていれば自分でも参加できたのにというプロジェクトが余所で始動している。それに自分は参加できない。その機会損失が小さなストレスとなって襲ってくる。

人生の夏休みとも呼ばれるキャンパスライフ。

そこでどれほどの積み重ねができたか?

その積み重ねの差という奴は、金という物差しで分かりやすく提示される。エンジニアにとっての武器は自身が持ちうる技術だ。その研鑽は新人である今から始めなければ、これから先の長い人生で後悔を積み重ねていくことになる。

そのための勉強をやっていて、記憶の片隅から呼び起こされる教授の授業内容。聞いていないようだが意外と覚えているもので、勉強を進めるたびに繋がっていなかった授業内容が繋がって意味を理解していく。本来は数年前の講義の中で辿り付くべき場所にやっと辿り付く。

テストで覚えた単語の意味を、本当の意味で理解する。

勉強したことが社会に出て役に立つか疑問ならば、役に立つような道を選べば良い。無理矢理にでも役に立たせれば、その勉強は損にはならないのだ。というような意識改革がこの一年間、大学に入り直せるなら入り直したい今日この頃であった。