工大生のメモ帳

読書感想その他もろもろ

ブログをサボっている私へ

今週のお題「サボる」

このブログの更新が始まったのは2017年の12月。最初に投稿したのは、第23回電撃文庫大賞で、選考委員奨励賞を受賞した「オリンポスの郵便ポスト」の感想記事だった。ブログを始めた理由は単純なもので、自分が読んだ作品の感想を吐き出す場所が欲しかったから。

『本を読んでいくことで溜まっていく誰かに語りたい願望、文章を書きたいという欲求』の行き着く先が、この「工大生のメモ帳」というブログの出発点だった。ブログのタイトルも今思うと適当だ。もう工大生と呼ぶことのできない社畜になるまで、このブログを続けようとは思っていなかったし、いつか飽きるだろうという諦観が、どこかあったのだろうと思う。

しかし、ここまで続けることができた。

とはいっても、かなりサボっていることも多い。今も尚、ふと目を離した隙に投稿をしていなかったりする。申し訳ないと思いつつも、本業を優先する社会人としての(当たり前の)姿勢を鑑みて、どうか許して欲しい。

 

サボっている、つまり投稿をしていなかったりするのは、一重に自分のモチベーションが大きい。例えば、仕事で疲れたとすれば、その日はまず記事を書かない。疲れているなら寝るに限る。それに、疲れた精神状況で記事を書いたとしても、まともな記事は書けないという経験上の学びもある。

だからサボっているという感覚はない。このブログはあくまで趣味の延長線。大量に記事が上がっていると思われるかもしれないが、最初も書いたように、このブログの出発点は『本を読んでいくことで溜まっていく誰かに語りたい願望、文章を書きたいという欲求』だ。

この「今週のお題」だって、書いたところで意味はない。需要はゼロだということは重々承知である。

しかし、書かずにはいられない。書きたいと思ってしまったならば、書くしかないというのが、自分のような病人の性であろう。

 

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記事編集

「ブログをサボらずに書いているあなたへ」

などという大層な文言が、記事編集ページを開くと目に飛び込んできた。PCで記事を書く人ならば分かるだろうが、編集ページの上部には「今週のお題」のアナウンスが毎回掲載されている。

そして今週のお題が「サボる」であるということを知って、自分はどんな記事を書くだろう……胸に手を当てて考えた時、最初に書こうとした内容が「記事をサボる言い訳を探す自分」であった。

我ながら屑である。言い訳を積み重ねるのが上手い大人になってしまった。

ゲームの感想記事を書くと言っていたことがある。だがどうだろう。更新されなくなってしまったプレイ日記がある。毎期、ラノベ原作アニメをリスト化してまとめている時期もあった。しかし、今となっては更新されなくなっている。新刊が出ているのに買ってすらいない作品もある。読むだけ読んで感想を書いていないものもある。

それらはサボった過去の自分が残した遺産だ。「どうせ見ている人は少ない」という言い訳を、心のバリアにしていた。自己の能力を低く見積もって、心に受ける傷を少なくしているようで実は大ダメージを受けているアレだ。

「ブログをサボらずに書いているあなたへ」

いや、自分が書くべき記事はこれではない。

「ブログをサボっている私へ」

書くといったものは書きなさい。この記事は戒めであることを、覚えておけよ俺。わざわざ赤字に太文字に大文字にしたんだからな。では更新されなくなった記事のこれからに期待して欲しい。

きっと明日の俺が頑張ってくれる。

……きっと。うん。では、また明日の更新で。