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【アニメ】「賢者の孫」第二話【感想・解説】

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2019春アニメ化リスト

 

まず最初に

ニコニコでは、やはり「は?権」として扱われていました。感想・解説記事を書いている自分としても、「は?権」だと思います。ストレスフリーが売りですし、公式HPにもそんなことが書いてありました。

何も考えず、ポケっとして観るには丁度いいんじゃないでしょうか。自分は記事を書くアニメを毎回二周ほどして、色々と考えながら観てますが、正しい楽しみ方をしていない気がします。

用語・人物解説

シン=ウォルフォード

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • 英雄の孫であり、高等魔法学院の主席。
  • シシリーには出会ってすぐに惚れている。一目惚れだ。
  • 装備を作れば国宝級、魔法を放てば国家崩壊。
アウグスト=フォン=アールスハイド

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • 国王の息子、いわゆる殿下。入学時の成績は第二位。
  • さすがは殿下、魔法も武道もそれなりに強い。シンがいなければ、”かなり” 強いと書きたいところだった。
  • 性格は良すぎるくらい良い。人格が完成され過ぎている。
マリア=フォン=メッシーナ

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • メッシーナ伯爵家の次女。入学時の成績は学年三位。
  • シシリーを高等学院に誘って、一緒に入学試験を受けた。
  • 八重歯キャラであり、突っ込み役(?)。原作を読んでいる自分にも彼女の性格はいまいち掴み切れいてない。
シシリー=フォン=クロード

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • クロード侯爵家の三女。治癒魔法を得意とし、入試の成績は第四位。
  • シンに出会って即惚れている。こちらも一目惚れ。
  • 父親は財務局の管理官。
カート=フォン=リッツバーグ

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • リッツバーグ侯爵家の嫡男。順位は……えぇっと……知りません。Aクラスということは十一から四十位の間だろう。
  • シンに出会ってすぐ喧嘩を売る(?)。ある意味運命の出会いだろう。
  • 噛ませの域に達していない雑魚であり、貴族の悪いイメージを詰め込んだキャラ。彼が好きだという人とは是非友達になってみたい。面白い話が聞けそう。
高等魔法学院

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • ここでは実力が全てであり、家庭の身分は全く考慮されない。例え王族であろうと特別扱いされることはない。
  • 入学時の成績によって、S、A、B、Cの四クラスに分けられる。Sが入試成績上位十位が集められ、以下三十人×三クラス。計百人の学院となる。
  • この国には高等学院が他にも二つ、『騎士養成仕官学院』『高等経法学院』が存在する。それぞれ『騎士や兵士』『商人や文官』を育成している。
市民証

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • 個人の魔力パターンを解析し、当人にしか起動できないため、身分証明はこれ一枚で全て可能。
  • 王立の銀行における金の振り込みなども、このカード一枚で行う。
  • 魔物が放つ魔力を記録することで、魔物を討伐したことの証明にも用いる。

注目すべきポイント

両思い

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

魔物ハンターに絡まれていた二人を助けたシンは、まだ震えているシシリーを落ち着けるため、近くのカフェに入る。この間、数分だろう。

この時、既にシシリーはオチている。もうこれ以上ないくらいに、デレッデレである。しかし、シシリーにとっては初めての気持ちであるようで(つまり初恋)、「心臓がドキドキする」「体が熱い」と自分の変化を表現している。

アニメ第二話でカップル成立という驚きのテンポの良さだ。原作では出会った次のページで両思いになっているので、こんなものだろう。

入学試験

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

さて、噛ませ(雑魚)とシン(最強)が運命的な出会いを果たす。シンに話しかけさえしなければ、入学試験で恥をかくこともなか……いや、どうだろう。この性格だから別の人間に喧嘩を売っていたかもしれない。

このカマセさんは、皆さんの想像通り噛ませである。ネタバレになるかな? と思っていたが、アニメで見ると噛ませ臭が増しているし、隠す気なんて全くないし、噛ませのために生まれてきたとしか思えない。

性格が良ければ幾らか救いがあったのかも知れないが、残念なことに性格も ”これ” だ。シシリーに対する暴言(後述)なんてフェミニスト大激怒間違いない。

そんな彼らの出会いに割って入るアウグストは国王の息子。権力を振りかざし他人を従えようとする人間は権力には弱いらしい。

入学試験

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

試験内容は筆記試験と実技試験。原作で筆記試験の描写は短文一行で片付けられており、人が一杯いたことしか分からないし、実際どうでもいいのだろう。多くの人が気になっているのは実技試験であるはずだ。

ここで初めて同世代の魔法を見るシン。

『全てを焼き尽くす炎よ! この手に集いて敵を撃て! ファイヤーボール!』

『荒れ狂う水流よ! 集い踊りて押し流せ! ウォーターシュート!』

『風よ踊れ! 風よ舞え! 全てをなぎ払う一陣の風を起こせ! ウィンドストーム!』

……と詠唱し、得意げな顔をする面々。見ている我々も少し恥ずかしくなるが、この世界では、これが常識なのである。我々が馬鹿にすることはできないだろう。

しかし、残念なことに詠唱は無駄である……全く意味のないことをしている彼らは、ある意味被害者なのかもしれない。

主席

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

八才で魔物を狩った男、力を押さえて試験会場を破壊した男、シンは当たり前のように主席入学を果たす。主席は入学式にて新入生代表の挨拶をしなければいけないようだ。そして、どこか面白がっている殿下様。こういった友人同士の掛け合いをしたことがないので嬉しいのかもしれない。

入学式での彼の挨拶はバッサリとカットされているが、小粋なギャグを挟みつつ、笑いを取るという高度なことをやってのけ、多くの人の評価を得ている。彼が日本で生きている時は一体どんな人間だったのだろうか……。

また、シシリーとマリアがシンの正体(賢者の孫)であるということも、この入学式の挨拶の際に知ることとなる。

魔改造

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

配布された制服は『魔法防御』『衝撃緩和』『防汚』が魔法文字で書かれており、それぞれの効果を得ている。この時点でかなり強い。

しかし、それでは納得しないのがシンである。魔法文字では二十文字使って書かれている効果を、日本の漢字を使うことで効果を増している。『防汚』『自動治癒』『絶対魔法某行』『物理衝撃完全吸収』……数えて貰えば分かるが、これで二十文字丁度である。

これらの魔法の効果は、魔力を自身に纏わせている間しか使えない。つまり不意打ちに対処はできない……はずなんだけどなぁ……。

ストーカー

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

ここではカート君こと噛ませの顔芸を楽しむことができる。婚約をしたと言い張る彼はシシリーに暴言を吐く。ちなみに彼のシシリーに対する発言は、アニメで大分穏やかになっていた。

「貴様等女は男の側で愛嬌振り舞いてればいいんだ!」(原作より抜粋)

「この俺の側に侍らせてやろうというのに、ふざけるな!」(原作より抜粋)

噛ませも驚愕の発言であろう。噛ませは格好良さや、何処か愛されるような要素がなければ成立しない……という自分なりの解釈に則れば、彼は噛ませの域に達していない。

さらに親の権威を脅迫に用いるという屑っぷり。ここまでやってくれれば、いっそ清々しい。ちなみに彼の両親は凄く真っ当だ。

……どうでもいいことだが、この学園の制服は胸が貧しい女性には優しくない気がする。

対策

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

今後もストーカーに狙われる可能性があるシシリーを守るために、制服を魔改造してあげることとなった。しかし、メリダに「シシリーを利用していること」を見破られ涙を流すシシリー。

……こうして文字に起こしてみると、シシリーがどうしようもない屑に見えてしまう。しかし、シシリーはシンの化け物っぷりを、まだ理解していないし、それほど攻められるものとも思えない気がする。まぁ、シシリーが罪悪感を抱いていたなら、決して褒められることではないのだろう。

そしていつの間にか、完全に空気だった随伴の者達にも魔改造を行っている。シシリーの流した涙は何だったのかは良く分からない。深くは考えないことにした。

最後に

解説になっていないな……と読み返しながら考えていました。しかし、これ以上特に説明することもありません。アニメでは原作をいくらか端折っているのですが、全くストーリー上違和感がないので、特に説明することでもありません。一応、簡単に補ってはいますが。

今後も同じような展開に、同じような内容です。皆さんは深く考えず、流れに身を任せていきましょう。ときおり、思い出したかのように自分のブログを覗いて下されば幸いです。

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