工大生のメモ帳

読書感想その他もろもろ

「肉食いたい」と呟いた平日

今週のお題「肉」

「肉食いたい」という言葉を、最近どこかで見た気がした。なんだろう、と思っていると、それは自分のツイートだった。

『新米姉妹のふたりごはん』は、親の再婚により突然に姉妹となったサチとあやりの二人が、料理を通じて仲を深めていく漫画作品だ。これがまた、美味しそうな料理がたくさん登場するのだ。

とくに「肉喰いたい」とツイートさしめた料理は、「ハンバーグ」と「鹿のシチュー」である。「ハンバーグ」は肉料理の定番中の定番であり、漫画に載っているレシピに沿って、ブログ主も作ってみた。写真でも撮って乗せるべきなのだろうが、喰い終わった時点ではそんなことしようという発想すら抱かなかったので許して欲しい。

とくに語りたいのは「鹿のシチュー」だ。

この作品では、猟師をしている叔母が出てくる。猟師ということもあり、獲った鹿肉なんかを頻繁に持ち寄ってくれるのだ。それを上手く料理するサチの手腕、出てくる料理のレパートリーの豊富さにも驚かされる。

それがまた旨そうなのだ。鹿肉なんて、そう簡単に手に入るものではない。それゆえにそそられる喰いたいという欲求もかなりのものとなる。

いつか喰ってみたいものだ……その憧れが現れた一言が、「肉喰いたい」に詰まっている。

 

料理漫画が結構すきで、実家にはクッキングパパが何冊かあった。親が知らぬ間に買ってきて、いつの間にか本棚に並んでいた。親に買った理由を尋ねても覚えていない。なんとなく立ち読みか何かして、家で作れるレシピでも見つけたのではと思っているが、真相は定かではない。

社会人となり、大学生の頃よりは自分の食に金を費やす余裕ができた。食べたいものを食べ、腹を満たすことの幸せを噛み締める。それが人生を豊かにする秘訣なのではないだろうか。

肉だってそう。下準備が面倒と言われるが、その面倒を超えてできた料理はひとしおである。このブログを書いている裏では、ご飯が炊きあがろうとしていて、冷蔵庫に突っ込んだ冷凍した肉が解凍されつつある。

今日の食事は肉だ。鹿肉ではないが、その肉を自分好みに焼き上げる幸せを楽しむ休日も悪くない。