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【アニメ】「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」第一話【感想・解説】

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2020春アニメ化リスト

 

まず最初に

「はめふら」という通称で愛され、元は『小説家になろう』にて連載されていた本作。正直言うと、全く目を付けていないアニメだったのですが、見てみるとこれが面白い。となると、これまで通り「感想・解説記事を書かねば」という誰も求めていない使命感に駆られ、アマゾン先生に原作を注文。読み込みと記事の作成を同時進行で進めていきます。

用語・人物解説

カタリナ・クラエス

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • クラエス公爵の一人娘。きつめの容貌(悪役顔)の持ち主。前世の記憶を取り戻したことで、我が儘令嬢から野性味あふれる問題児こと野猿へと成長(?)を遂げた。天然のたらしとしても立派になってしまって……。
  • 前世では普通のサラリーマンとパート主婦の三番目の子として生まれた。女は一人だったのでそれなりに可愛がられたらしい。小学生の頃は、兄二人と野を駆け回り、中学にてオタクの友人ができオタク海道をまっしぐらに走ることになる。死ぬ前には友人に薦められた乙女ゲームにどっぷりはまっていた。
  • 操る魔力は土。実力は平均か、それ以下。 
ジオルド・スティアート

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 王国の第三王子。カタリナの婚約者。
  • 金髪碧眼の正統派王子だが、実際はドSの腹黒王子。なんでも簡単にできてしまう天才肌。何にも興味を持てずに退屈な日々を過ごしていた。
  • 操る魔力は火。
キース・クラエス

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  •  カタリナの義理の弟。クラエス家の末端の分家にて、当主であった父親と娼婦であった母親との間に生まれる。しかし母親が娼婦であったことから蔑まれ、他の兄妹達からは虐められる。そんな中、彼の魔力の高さを聞きつけたクラエス公爵が養子として引き取る。
  • ゲーム内では義姉(カタリナ)や義母(カタリナの母)に冷たくあしらわれ孤独な幼少期を過ごす。その反動で愛情を求めるように、ふらふらとしたチャラ男に成長。しかしカタリナ(野猿モード)の場合には……。
  • 扱う魔力は土。そうとうに強い。
ルイジ・クラエス

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • クラエス公爵家当主。有能。
  • きつめの顔立ちが好みであるらしく、それは妻を見て貰えば分かるだろう。また、カタリナ・クラエスのことは世界一可愛い娘として溺愛している。お陰様で我が儘放題の悪役令嬢に育ってしまった。まぁ、野猿がインストールされたことで立派なたらしへと成長を遂げたが。
  • 昔はかなりの色男でモテモテだった。彼との結婚を希望する女性は星の数ほどいたのだという。
ミリディアナ・クラエス

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • クラエス公爵家当主の妻。
  • クラエス家と同等の身分があるアデス公爵家の次女だったが、釣り目ときつめな容姿に加え、人見知りだったことで縁談がなかなか決まらなかった。そんな彼女を引き取ったのがルイジだった。
  • ゲームでは、キースはルイジと愛人の間の子供だと誤解し、カタリナと同じようにキースを冷たくあしらっていた。カタリナ(問題児)と変わったことにより、夫婦間の問題も大きく解消されていくことになる。
アン・シェリー

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • アンが十五歳、カタリナが八歳の頃から仕えるメイド。野猿の行動にはたびたび振り回される。
  • シェリー男爵とその使用人であった母との子供であり、男爵家の離れにある小さな屋敷で育った。ある日、そんな離れで起こった火災が原因で背中に酷い火傷を負い、政略結婚の道具として使えないとして屋敷を追い出された。
  • 彼女もカタリナ(自動救済ウーマン)により救われた人間の一人。詳しくはどこかでまとめておきたい。
FORTUNE LOVER

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
  • 中世ヨーロッパ風の剣と魔法の国で、魔法の学園を舞台に魔法を学び、恋を育む王道の乙女ゲーム。
  • 貴族の身分を持つ者の中に、魔力を持つ者が生まれることがある。平民の中ではごく稀にしか生まれない。そして、魔力を持つ者は十五歳になると魔力を使えるようにするために学園へと集められる。主人公である少女マリア=キャンベルは平民であるにも関わらず、魔力をもつ希有な存在として学園に入学する。
  • 魔力は『水・火・土・風・光』に分けられている。一番多いものが土、続いて風、水、火、光と続く。なお、光の魔力が一番強く希少価値が高い。マリアは光の魔力の持ち主であった。実はもう一つ隠された魔力属性があるのだが……。

注目すべきポイント

前世の記憶が……

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

クラエス公爵家が、城に初めて娘を連れてくるということで、娘の相手を任されることになったジオルド王子。甘やかされて育った令嬢は他人の迷惑というものを考えず付きまとい、べったりし過ぎた挙げ句にずっこけ額が割れることとなる。

この怪我が原因で、前世の記憶を取り戻して天然タラシの野猿としてジョブチェンジを遂げた。ここでは『前世の記憶』と『カタリナ視点』と『ジオルド視点』の三つの観点で解説を行っていく。

  • 前世の記憶

原作はこの前世の記憶というものが1Pにも満たないシーンとして描かれていく。明け方近くまでゲームをしてしまったことにより寝坊、自転車で急いで学校に向かう途中、急ぎすぎたことにより停止させることができなくなっていた自転車は、そのまま交通量の多い大通りへと突っ込んでいった。これが死因である。

原作では事故死する数日前に、友人(=あっちゃん)に薦められて購入した『FORTUNE LOVER』を連日連夜プレイしていた。かくいう運命の日の夜も例外ではなく、ジオルド王子をとのハッピーエンドに向けて悪戦苦闘していたようだ。死の間接的原因となったゲームの世界に転生してきたということである。

  • カタリナ視点

額が割れたことにより前世の記憶を取り戻した彼女は、五日間ほど知恵熱でうなされることになる。そしてこれまでの我が儘放題の性格とは打って変わって、落ち着いた(?)性格へと変貌を遂げた。メイドも母親もその変貌に戸惑い心配しながらも、喜びを隠せずにいるらしい。

……まぁ、問題児っぷりには相当な磨きがかかることになるが。

ということで精神年齢は十七歳になったカタリナ。いつも重要な話を、脳内会議その他によって聞き逃すので、ジオルドが婚約の話をしているとも知らずに適当に承諾してしまう。この聞き逃しはテンプレなので、今後も度々同様の展開が引き起こされる。野猿は学習しない猿であった。

  • ジオルド視点

次期王位というものに興味なく、剣術や学問もそつなくこなす日々に退屈していたジオルド王子。彼の二人の兄が結婚や婚約をしたことにより、「次は第三王子にお相手を」ということで、近頃の娘が婚約者候補として多数名を連ねる。

適当に誰かと婚約することで面倒な婚約者候補の斡旋を逃れようと考える。しかし誰でもいいという訳ではない。貴族社会には第一王子派閥と、第二王子派閥ができあがりつつあり、どちらかに所属する貴族令嬢と婚約した場合、その派閥争いというものに巻き込まれ面倒なことになる。となると、可能ならばどちらの派閥にも所属しない中立派の貴族令嬢と婚約したい。

そこで都合良く現れたのが、勝手にずっこけて額に傷を作ったカタリナであった。クラエス公爵は、どちらの派閥に所属していない中立であるため都合が良い。また、額に傷ができてしまったことで無理矢理にでも婚約を迫ってくるかもしれない。頭も悪そうなので適当にあしらうこともできそう。

……と八歳にしてここまで色々なことを考えていたジオルド王子。流石は腹黒ドS王子と呼ばれるだけはある。

しかし予想外にもカタリナに野猿がインストールされてしまった。貴族令嬢でありながら額の傷を気にする様子もなく、自身の無礼をわびるということまでし出す始末。これでは婚約する気でいた出鼻が挫かれる形になる……ということで話を聞いていない様子のカタリナに婚約を承諾させた。どうやら変化を遂げたカタリナに対して興味を抱いたようだ。

ゲームの世界だった!?

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

ここでカタリナ気付く。もしや、この世界は『FORTUNE LOVER』の世界なのではないだろうか? と。

用語・人物解説に羅列したゲームの情報を、図書館に行って書物を読みあさったり、メイド達に問いただすことで確認。その行動の熱量や突飛のなさはメイドや両親を困惑させることになる。

またカタリナのゲームでの扱いから、自分が破滅エンドへと向かっている(実はもう回避しているが)ことを悟る。ここではジオルドルートの『ハッピーエンド』と『バッドエンド』の二つについて解説していく。

  • ハッピーエンド

主人公に対して犯罪紛いな嫌がらせをしていたことから犯罪者となり、身分剥奪の上、国外追放される。その後、主人公はジオルドと結婚する。

  • バッドエンド

嫉妬から主人公をナイフで襲おうとし、逆にジオルドに返り討ちにあって斬り殺される。主人公を守るためとはいえ、婚約者を手にかけたジオルドは国外へと旅立つ。

……つまりどう足掻こうと破滅。

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
対策会議

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

五等分の猿知恵、猿卓会議などと呼ばれるカタリナ脳内会議が開催され、破滅フラグを回避すべく作戦を立てる。三人寄れば文殊の知恵と言うのだし、五人寄ればさぞ素晴らしい案が出てくることだろう……という発想は捨てた方が良い。三人寄れば文殊の知恵というのは三人それぞれが違った視点で問題に対する意見を出すから意味があるのであって、無能が三人集まろうが無能であることに変わりはない。

この会議における議題は『ジオルドと婚約してしまったことにより生じる破滅フラグを回避するための作戦を考えること』である。しかし残念ながら、この議題からして間違いである。

ゲームではカタリナから無理矢理な形で(まぁ、ジオルドの計算通りだが)婚約を結ぶことになった。しかし、現実ではジオルドからカタリナに対して興味を持った上で婚約を迫った。もう既に状況は変化しているのだが、カタリナ(鈍感)がそのことに気付くはずもない。とりあえず議題に関して会議を進めていく。

破滅フラグ回避のため出た案は以下の三つ。

  • 婚約を破棄する

婚約することが破滅フラグなら、そんな婚約さっさと破棄してしまえという案である。しかし、両親はとても喜んでおり(パーティを開こうとしたが、カタリナが断った)、というか王子から申し込まれた婚約を一方的に破棄することなんてできるのだろうか。いや、できない。

  • 学園に行かない

そもそも学園に行かなければ破滅フラグなんて発生しようがないという案。しかし五歳にして『地面の土を二、三センチほどボコッと動かせる魔法』(略して土ボコ)という何に使えば良いのか良く分からない魔法を使えるようになってしまったため、学園に行くということは義務として課せられる。学園に行かないという選択肢は存在しない。

  • 剣術と魔力を鍛える

強くなっちゃえばジオルドに殺されることもなく、国外追放になっても上手く生きていけるのでは、という案である。ゲームではジオルドを追っかけてばかりで勉強なんてしておらず成績も悪かったため、これから努力すればそれなりに強くなるのでは? という期待もあって、この案をカタリナ(努力の方向性を間違える人)は採用した。

剣術と魔力の特訓

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

公爵家ということもあり、剣術と魔力の優秀な先生を頼めば付けて貰うことになったカタリナ。今後、「勢いだけは良い」という評価を受けることになる剣術に関しては、順調に特訓を重ねることになる。

問題は魔力。入門書を読むと『魔力を高めるためにはまず、己の魔力の源と対話が重要となる』と書かれていた。

カタリナの操る魔力は土。

つまり土と対話しなければいけない(ここが間違い。己の魔力の源=土という等式は成立しない)。

土と対話するということは畑作り(良く分からないが、間違っていることは分かる)。ということで畑作りに勤しむこととなる。

作業着を庭師から受け取り、土を耕すカタリナ。

ジオルド王子が改めて婚約の挨拶にやって来た時も、メイドや母親は『カタリナが真面目に魔力磨きの特訓をしている』と思っているため、ジオルド王子にもそのように説明。せっかくなので特訓を見たいというジオルド王子を連れてきたら、畑を耕している娘に遭遇した母親には同情しよう。

この変わり者ぶりがジオルド王子の心にクリティカルヒット(心の中では爆笑)。カタリナに対して興味を持ち、さらに熱心に家に通い詰めることになることを、このときのカタリナは知る由もない。

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
キースという名の破滅フラグ

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

キースという名の破滅フラグとの出会いである。ちなみに、この出会いシーンにて父は『キースは魔力を暴走させるので使わないように約束していること』をきっちり説明しているはずなのだが、カタリナは脳内で色々なことを考えてしまっているため聞こえていない。

ここでも『カタリナ視点』と『キース視点』の両面での解説を行っていきたい。

  • カタリナ視点

キースもゲームにおける攻略対象であり、ハッピーエンドとバッドエンドが存在する。ハッピーエンドでは『犯罪行為を咎められ国外追放』、バッドエンドでは『主人公を守りきることができなかったキースが絶望し、カタリナを殺害し姿を消す』という内容になっている。つまりはジオルドの時と同様、国外追放か死という破滅という結末が待っている。

それを回避するため、彼を孤独にしないことを考える。ゲームでは母親とカタリナに冷たくあしらわれ、その孤独を埋めるようにチャラ男となってしまい、主人公にも恋をすることとなるのだ。初めてまともな案が出た瞬間である。

キースに自分のことを姉様と呼ばせ、家を案内すると言って、カタリナが作った畑だったり、魚釣りをし過ぎて生態系を壊しかけた小川だったり、大きな猿が頻繁に目撃されることになる大木だったりを紹介する。

大木では木登りをしたことのないというキースに、木登りを教えてあげようとするカタリナ。しかし猿も木から落ちるという諺もあるように、カタリナは尻から落下。キースを殺害……ということはなかったが、少しばかり傷を負ってしまう。

普通、貴族の令嬢には常にメイドがついて回るのだが、カタリナの場合、普通じゃないのでついてこないで欲しいというようにお願いしている。そのため、わざわざ屋敷まで全速力で走ってメイドを呼びに行っていた。

  • キース視点

キースは娼婦の息子ということもあり、兄弟達には虐められてきた。そのためカタリナという義姉にも、最初は距離をとって関わらないようにするつもりであった。姉様と呼ぶことにも抵抗や恐怖心があったのだろう。

しかし、貴族とは思えないような行動――畑作りや釣り、木登り――に対して、そういった恐怖心というものは薄れていく。木登りからカタリナから落ちた際にも、彼女を受け止めるために下敷きになるような心優しき彼を、この世界で初めて受け入れてくれたのは悪役令嬢のカタリナであった。心配して涙を流し、彼を強く抱きしめてくれた彼女に心を許すのも時間の問題であった。

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
カタリナ家離婚騒動

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

アニメではざっくりとカットされたエピソードとして、カタリナ家離婚騒動というものがある。この騒動を説明するためには、ミリディアナとルイジの間にある誤解について説明しなければいけない。

まずミリディアナとルイジはそれぞれ、(相思相愛にも関わらず)互いに好きでもない相手と政略結婚させられたと思っている。つまり、ミリディアナは「ルイジのことは私のことなんで好きじゃないのに結婚してくれたのね……」と思っているし、ルイジは「好きでもない私のような男と結婚させてしまって申し訳ない」と思っている。

キースが養子として貰われた時、メイド達の間で「キース様はルイジ様と愛人の子供なのでは?」という噂が流れる。目の色や髪色から、そのように疑ってしまったようだ。その根も葉もない噂をミリディアナは信じてしまったのである。ゲーム内でミリディアナもキースに対して冷たくあたってた理由についても、これで説明がつく。

そんな疑惑や苛立ちが、キースを尻で怪我を負わせてしまった騒動で爆発。ルイジにこれ以上迷惑は掛けられないとして家を飛び出そうとする。そこでルイジも気付く、「あぁ、ミリディアナは私のことが好きで結婚してくれたのだな」と。これまで二人の間に足りなかったのは会話だったのだろう。

こうして離婚の危機は回避され、夫婦の仲がこれまで以上に円満となった。意識せず破滅フラグを遠ざけていた。

キースの過去

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

畑仕事は土の魔力を高めることに繋がりませんよ、と魔術の先生に言われたカタリナ。趣味として畑仕事は続けるとして、キースに土の魔力を少しばかりみせてもらうことに。

どうやらキースは土の人形を作り出し自在に操ることができるようだ。ちなみに、この世界の魔法は繊細な技術が要求されるらしく、前世で野猿と称えられ、未だに魔力の源と対話することができていないカタリナには少しばかり難しい。

しかしキースの土人形の魔法を使えるようになれば、国外追放されても仕事はいくらでもできそう。そこで畑作業を行えそうなくらい大きな土人形の魔法を見せてもらうことにした。ここでのポイントは、魔法を使うことに抵抗があるキースである。

心優しきキースが姉の屈託のない笑みに逆らえるはずもなく、三メートルほどの土人形を操ってみせる。そしてそれに突っ込んでいくカタリナ。そのままの流れでぶっ飛ばされていくカタリナ……。

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会
キースの過去

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

娼婦の息子ということで兄弟達に虐められていたキース。そんな兄弟が木の上に巣を作った鳥を虐めていた。怒りは暴走した魔法として現れ、兄弟達に深い傷を負わせる。

この事件がトラウマとしてキースの心に残っていた。だからこそ、父とは魔法を使わないというように約束していたし、カタリナには魔法を暴走させないために使わないようにしていることは説明されていた(聞いているとは言っていない)。

今回のカタリナが負傷した件についてもキースは責任を感じていた。全ては自分の責任です、と深い反省の色を示した。それで納得いかないのがカタリナである。

眠らされていた布団を飛び出し(原作では次の日、朝食になっても来ないキースの部屋へと向かった)キースの部屋へと向かった。部屋に閉じこもり、自ら孤独の道を辿ろうとする。これもゲームとしての破滅フラグへ向かわせようとする強制力なのだろうか。

カタリナとしては命が懸かっている。キースを何とかして部屋から出して謝ろうとするが、合鍵は彼が部屋に持ち込んでしまっているらしく、入る手段がない。そこでカタリナが持ち出したのが、ホラゲ-ではお馴染みのマスターキーこと斧である。

シャイニングを彷彿とさせる扉こじ開けにより、中に入ることに成功したカタリナ。見事な土下座、「恐くなんてない」「ずっと一緒よ」という台詞がキースの心にクリティカルヒット。ものの見事にキースを孤独から救い出し、無事に立派なシスコンへとジョブチェンジさせてしまった。鬼のような形相の母親に怒られるというオチもつけ、第一話は終了である。

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© 山口悟・一迅社/はめふら製作委員会

最後に

過去最長の文章量になってしまいました。お陰様で休日丸一日を費やしました。まぁ、楽しかったんでいいんですけどね。割の良い趣味だと思っているのですが……ふむ、どうなのでしょう?

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