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ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン2 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

伝説の始まり

情報

作者:蝸牛くも

イラスト:足立慎吾

ざっくりあらすじ

ゴブリンスレイヤーはゴブリンの巣で綺麗な指輪を見つける。鑑定ができるような人を探し、街の端に住む ”孤電の術士” と出会う。それからというもの、彼女にゴブリン退治を依頼されるようになる。

感想などなど

姉をゴブリンになぶり殺された少年は、ゴブリンスレイヤーに。

幼き頃、少年と喧嘩別れをした少女は牛飼い娘に。

今回は比較的、牛飼い娘に焦点を当てられた展開が多いように思います。例えば、ゴブリンスレイヤーと仲良くなる ”孤電の術士” は、顔良し、スタイル良しの美女(ただし格好がアレで、性格もアレとする)。周囲の人間からは変わり者として扱われる者同士、お似合いだと言われる会話が時折聞かれます。

実際、恋愛感情は置いておくとして、互いに仲良く(?)会話し、頼り会う関係性はお似合いと言っても嘘ではありません。

 

この話において ”孤電の術士” の説明は外せまい。

彼女は町外れの小川沿いに建つあばら屋に住んでおり、昼にも関わらず窓を隠すほど本が積み重ねられた室内で住み、ノックをしても中々反応しない横着さ。なるほど、変人と言われるだけの素質はある。

そんな彼女にゴブリン退治のついでに見つけた指輪の鑑定を頼みに来たゴブリンスレイヤー。鑑定の結果、どうやら ”一部” の学者にとっては、有用な効能を持っているようで。まぁ、ゴブリンを狩る男には何も意味はありません。

そんな指輪を譲ってくれとお願いする ”孤電の術士” 、「お礼は弾む」「お金以外でも何でもするぞ?」と言う美しき女性……変な妄想が頭をよぎる男もいることでしょう(後々、 ”孤電の術士” は体を要求されても構わなかったと語っている)。

そんな彼女に対して「ゴブリンを殺すのに役立つ物が貰いたい」と語るゴブリンスレイヤー、笑いが止まらなくなる ”孤電の術士” 。

二人の出会いは奇妙であり、印象に残るシーンとなっています。伏線も少なからず張られ(まぁ、些細ですが)、二人の関係性を決定づけたものなのでしょう。

 

そんな出会いから、 ”孤電の術士” はゴブリンスレイヤーに ”情報” を提供することを約束します。そのためにゴブリンスレイヤーと共にゴブリン狩りに参加し、ゴブリンの解剖や生態、調査を行う ”孤電の術士” 。

なるほど、ゴブリンスレイヤーのゴブリンに対する知識は、提供者がいたのですね。この巻で、「ゴブリンの弱点は首(太い血管が集まっている。人と同じ)」「昼に寝て、夜に活動する(ゴブリンにとっての夜明けである夕方に攻めるのが有効)」「ゴブリンは鼻が利く(ゴブリンが好きなエルフの服は汚しておくべき)」……といった情報が判明します。さすがは “孤電の術士” 、一度に得ることができる情報の量が半端ではありません。

その二人の関係性に対して、受付嬢は噂を聞いて頬を赤らめ、牛飼い娘は落ち込みながら帰宅して……かなりのダメージを与えているようです。「(ゴブリンスレイヤーが娼婦に)会っているかも」と言われ怒り、毎日彼の帰りを待って「ご飯食べてくれるかな」と心配するヒロイン、牛飼い娘にとっては死活問題です。

しかし、思い出して下さい。 ”孤電の術士” は本編には一切登場していません。そう、いずれ別れの時が来るのです。何かを追い求める者達と、それを見つめる周囲の人々。それぞれの人生があり、物語が紡がれていくのでした。

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