工大生のメモ帳

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【漫画】今宵もサルーテ!(1) 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

艦娘+洋酒のマリアージュ

情報

作者:森永ミキ

試し読み:艦隊これくしょん -艦これ- 今宵もサルーテ! (1)

ざっくりあらすじ

ガンビア・ベイ、コマンダン・テスト、タシュケントの三人が、鎮守府にかつてあったとされる《伝説のバー》を復活させるために奮闘する日常。

感想などなど

『艦これ』とはDMMが提供するブラウザゲームをはじめとしたコンテンツであり、実在する艦隊をモチーフにした擬人化された娘達、通称『艦娘』達が活躍する。その活躍の場はゲーム内に留まらず、アニメや漫画、小説までも発売され、三越や呉、ローソンなどとも毎年のようにコラボが開催されている。

最早ゲームよりもそういった展開の方がメインなのでは……? と思わなくもない。かくいうブログ主が『艦これ』と出会ったのは工大生の頃。その時は鎮守府と称されたサーバーに入るのも一苦労で、周囲でプレイしている人も多かった。始めてすぐは何をして良いか良く分からず、友人達やネットで助言を授かりながら少しずつ強い海域を攻略できるようになっていくのが楽しかった。

ただ特に理由もなく、触れることもなくなって年単位の時間が経つ。新艦娘の情報は見たりしているが、それらが新たにゲームを始める食指に触れることはなかった。そんな中、本作に出会う。

 

『艦これ』を経由してではなく、お酒にまつわる漫画を調べている中で、この作品の名前が挙がった。サルーテというのは乾杯の挨拶であり、映画で見たこと、聞いたことがある人はいるかもしれない。今宵もサルーテ、つまりは今宵も乾杯ということだ。

そんな漫画の表紙を飾っているのが、ガンビア・ベイ、コマンダン・テスト、タシュケントという艦娘のバーテン姿。ガンビア・ベイはアメリカの空母、コマンダン・テストはフランスの水上機母艦、タシュケントはロシアの駆逐艦である。

日本のゲームなので日本艦が主なのだが、イベントでは海外の艦隊も追加されていく。彼女らはそういった海外艦の一部であり、それぞれが個性的で憎めない、愛される個性が付与されている。

例えば。

ガンビア・ベイは栗田艦隊(第一遊撃部隊第一部隊とも言う)に奇襲されたという史実要素により、その艦隊に所属していた艦娘を恐れている。本漫画では秘書官(提督の補佐を担う)である羽黒や、おそらく最も有名な戦艦・大和といった艦娘が登場する。ガンビア・ベイはそういった栗田艦隊に対する苦手意識を克服することも、ストーリー上で大きな柱となっている。

コマンダン・テストはお洒落なフランス出身ということもあり、公式で見ることのできるイラストはすべて漏れなくお洒落である。お酒はワインを嗜むようだ。また、これまたお洒落なスイーツを作るのが趣味であるらしく、小腹をすかせた仲間達にお菓子を作って振る舞う話がある。

タシュケント。度数の高い酒ばかり有名なロシア出身であるためか、かなーーり酒に強い。他のみんなが潰れている中、一人だけ平気な顔してもっと飲んでいるシーンが散見されている。

そんな三人が偶然にも、もう閉店してしまって閉じられてしまったバーを発見。ここを復活させるべく奮闘する、というのが大まかなストーリーだ。

 

お酒には国の特色や歴史が出る。アメリカのカクテルは禁酒法で酒が禁止されたことで、その監視の目をかいくぐるために開発され、製氷技術の発展によってさらなる飛躍を遂げた。度数の高い酒は凍らないとして、冬は飲まないといけないとまでされていたウォッカが有名なロシア。フランスはワインが有名(ワインの知識はないです。すいません)。

お酒について詳しくなくても、色々な艦娘がお酒について教えてくれたりすることで、三人だけで始めたバーにも客など増えていき、カクテルも様になっていく。そうすることでバーとしての形が整っていくのと同時に、ガンビア・ベイも人として成長していく。

そんな艦娘達のわちゃわちゃする姿が可愛い。絵柄も可愛い。

何とかアニメ化できませんかね、C2機関さん。とりあえず幾つか酒をネットで購入することで貢献(?)するブログ主であった。

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