工大生のメモ帳

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キラプリおじさんと幼女先輩 感想

※ネタバレをしないように書いています。

想像よりも熱血してた。

情報

作者:岩沢藍

イラスト:Mika Pikazo

ざっくりあらすじ

下関の片隅の田舎に住む、キラプリこと女児向けアイドル育成アーケードリズムゲームを嗜む高校生――黒崎翔吾――は本日も地元のトップランカーとして、ゲームをプレイする。

そんな彼の前に立ち塞がる都会から引っ越してきた幼女先輩――新島千鶴――

彼女にあっさりとスコアを抜かされ、二位に落とされた黒崎省吾は ”筺体のプレイ権” を賭けて幼女先輩に勝負を挑む。

そんな中、クリスマスが刻一刻と近づいてくる。クリスマスにはキラプリにて限定アイテムが配布されるという情報を入手した二人は、意気込むが……

果たして二人は限定アイテムを入手できるのか?

キラプリをめぐり、慌ただしい熱血(?)ラブコメの開幕。

感想などなど

この作品の主人公はどうしようもなく、熱血である。

まず、主人公は筋トレを毎日欠かさず行っている。

 

※しかし、女児向けゲームのためである。

 

女性ファッション誌を買ってまで、研究を怠らない(キラプリはお洒落で可愛いファッションをアイドルに着せることで得点を稼ぐことができる)。

 

※しかし、女児向けゲームのためである。

 

自分の好きな物に対して全力を注いでいた。

 

※しかし、女児向けゲームのためである。

 

……たかがゲーム、されどゲームという言葉がしっくりくるラノベだ。

上記に示した通り、主人公は女児向けゲームに全力で取り組んでいる。筋トレなんてそこら辺の運動部よりも真面目に取り組んでいると言えなくもない。しかも効率まで追求しだしている様は、怖いとも思える。

何度も言うが女児向けゲームである。女児でもプレイできるように調整は施されているのだから、ここまでやってしまえば彼に勝てる女児はそうそういないだろう……と主人公も思っていた。

残念、そこで新島千鶴こと幼女先輩の登場である。

彼女はあっさりと彼のスコアを抜き去っていくのだった。

 

キラプリは簡単に言ってしまえば、音ゲーである。画面上で踊ってくれるキャラクターの服をコーディネートすることで得点のボーナスが貰えたりする。さらに譜面にない場所でもボタンを押すことで隠しポイントが貰えたりする。話を読んでいく限り、かなり奥深く楽しめそうなゲームだ。

そんなゲームで主人公と幼女先輩が競い合いつつ、ほっこりするような日常が描かれていく。その合間に差し込まれる主人公の高校生活。

アイドルといった趣味に否定的なヤンキー達との絡みや、ちゃんと友達を作って欲しいと行動する幼なじみの優しさ。周りの人達に恵まれてるなぁ、とほっこりする日常。

そこから一度ゲーセンに行けば、幼女先輩との白熱するバトル。

そして、最後の熱い展開は是非とも買って読んでもらいたい。多くの時間をゲームのために費やし、たった一人で努力してきた主人公が望んでいたものが、そこにはあった。

 

最後に一言。福岡は修羅の国。

キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)

キラプリおじさんと幼女先輩 (電撃文庫)

 

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