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【アニメ】「賢者の孫」第八話【感想・解説】

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2019春アニメ化リスト

 

まず最初に

第二巻の内容が今回で終了。他の作品ではもっと引っ張るであろう告白イベントを攻略致しました。早いですね。恋愛は成就するまでが面白いと言いますが、本作ではどうなっていくのでしょうか。

感想・解説記事も残りもかなり少なくなって参りました。記事の更新はかなり遅れに遅れていますが、何とか来期には全話の感想・解説記事に間に合わせるように更新に勤しみたいと思います。今後とも宜しくお願いします。

用語・人物解説

シン=ウォルフォード

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • シシリーに告白し、結婚を前提にお付き合いすることとなった。
  • 階級的には貴族ではないのだが、この世界では階級関係なく婚約を結ぶことが可能。むしろクロード家からしてみれば英雄の孫ということで玉の輿とも言える。
  • 彼が教育した「究極魔法研究会」は最強のエリート部隊として今後活躍することとなる。
シシリー=フォン=クロード

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • 初めての恋愛感情に戸惑いつつ、今回にてようやく自覚することとなる。
  • とっさにシンと同じ布団に入る乙女。同人誌を探せば、同じようなシチュエーションがありそう。
  • 「究極魔法研究会」にて特訓を積んだことにより、魔法力に関してはかなりの練度となっている。彼女の活躍に期待しておこう。
エリザベート=フォン=コーラル

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • 王子(以下オーグ)との婚約者。彼にはエリーと呼ばれている。また彼のことはアウグストと呼んでいる。
  • 最近構ってくれないのでいじけているらしい。どうやらシンとの関係を疑っていたようだ。
  • 大勢の貴族が言い寄ってくる中、唯一彼に冷たい態度を取っていた女性である。
メイ=フォン=アールスハイド

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会
  • オーグの妹。シン曰く「将来有望そう」
  • 声に関する描写は一切無いため、アニメ特有の演出という奴である。
  • メリダ様にかなり憧れており、前々からシンの住む屋敷には遊びに行きたいと言っていたようだ。しかし、オーグが彼女の絶望する顔が見たいがために拒んでいた。

注目すべきポイント

特訓

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

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導師メリダや賢者マーリンの協力もあり、『究極魔法研究会』の面々は更なるパワーアップを遂げていく。

メリダは付与魔法に関して講義を行っている。付与魔法とは『物体にイメージした魔法を書き込む』魔法のことで、物体ごとに書き記すことができる文字数が決まっている。シンの場合、漢字などの日本語も使えるため、かなり幅広い付与が行えている。詳しくは「第一話」の感想・解説に書いているので、そちらを参照して欲しい。

賢者マーリンは魔法障壁を使うことで、扱える魔法量を増やすための特訓を行っているようだ。絵的にはかなり地味だが、野球で言うところの素振り、ゴルフで言うところの打ちっぱなしだと思って貰えれば想像がし易いのではなかろうか。

最後のシンによる特訓は魔法をぶっ放すだけという至極単純で分かりやすいものとなっている。野球で言うところの練習試合(相手がいないので正しい例えとは言えないが)といったところだろう。ちなみに、彼らが訪れた場所はシンが練習で使っていた場所であり、シンのゲートで移動してきた。ゲート便利だなぁ……。

シンの新しい魔法

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

元気玉かな? という冗談はさておき。

これまではガスを密閉空間に圧縮させ、それに引火させることで大きな爆発を起こしていた。北海道で起きたアパマンガス爆発事件をみたいな感じを想像して欲しい。魔法によってさらに圧縮させたと考えると、その威力の大きさは相当なものになると分かって貰えるだろう。

今回シンが新たに考えた魔法では、全方位に散らばっていた爆発による威力を、一方向にまとめることで更なる威力の向上を狙った。原作では荒野の風景が均されたとしか書かれていないため、想像しにくかったが、アニメを見るとかなり強大な魔法であることが伺える。また、シンの思惑通り爆発による衝撃が前方にしか向かっていないことも分かる。おそらく、この魔法だけでも一国を滅ぼせる。

オーグの用事

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

合宿中だと魔人に関する情報が手に入らないため、定期的に王都へと定期的に戻っているオーグ。方法は当然、シンのゲートである。

そんな彼ら二人を出迎えたのは、オーグの婚約者であるエリザベートと妹のメイである。エリザベートの服がエロすぎると一部界隈で話題になっていたが、原作でそのような記述はないため、アニメ特有の演出である(記事主は漫画を見ていないが、もしかすると漫画ではそういった服装だったのかもしれない)。またメイの声もかなり独特だが、原作にそういった記述はない。

エリザベートは婚約者でありながら、王都に置いて行かれたことが納得いっていないようだ。メイはメイで、メリダ様に会いたいと言っていながら会わせてくれない兄に対して不信感を抱いている。

そんな中、強化合宿で向かった先がクロード家の治める温泉街だということもあり、特訓ではなくただ遊びに行っただけという疑いを持たせたのだろう。実際は割と真面目に特訓している訳だが、そんなこと知るよしもない。

仕方ないので二人も連れて合宿先へと戻る一行。ついでにシンは新たな妹を手に入れる。

恋バナ

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

シンには好きな人がいるらしい……いや、バレバレか。ちなみに本人は隠しているつもりであるらしい。

シンにエリザベート関連でからかわれたことに対するやり返しのつもりで『シンの好きな人』の話題を振ったオーグ。両思いなのは明らかなのに、互いに一歩も踏み出すことのない関係性に苛立っていたということもあるだろう。

「相手の気持ちが分からないなんて、当たり前だ」

オーグの台詞である。なるほど、確かにその通り。そんなオーグの言葉によって、自分は逃げていたということに気がついたシンは一歩踏み出す覚悟をする。原作より「シシリーにこの想いを告げたい気持ちで一杯になった」ようだ。

クロード家に帰宅

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

シシリーに想いを告げたい……と思いながら帰って来ると、嫌な形で(少なくとも自分ならば嫌だ)シシリーの想いを知ることとなる。

 

話の流れとしては「シンみたいな子供ならば育てるのは大変ですよね」という軽い世間話から始まる。放っておけば猪を狩りに行くような子供なのだから、親からしてみれば心配で仕方がないだろう。クラスメイト達も次々に同意し、シンもその言葉を落ち込みながらも受け入れる。

しかし、シシリーだけがシンのことを擁護……擁護? 擁護って何だけっけ? と疑問に思うような発言をする。

「シン君との子供なら可愛いでしょう」

ニコニコ動画では盛大に「は?」の弾幕が流れた。それもそうだろう。原作を読んだ自分もよく分かっていない流れである。おそらく、こうでもしなければシンはシシリーの想いには気付かなかったのだろう。というか最早これは告白と言っていいのではないだろうか。

告白

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

クロード家の庭で、その家の娘さんに告白するシン。月の綺麗な夜である。絶好の告白日和といってもいいだろう。大胆なカット編集も入れながら、これまでの思い出話を語りながら、何か良さげな雰囲気になっているような、なっていないような感じになりながら、何やかんやで告白をする。告白の台詞はシンプルに「好きだよ」であった。

彼女の答えは「大好きです」であり、これもまたシンプルである。自分は決して嫌いではない。

まぁ、そんな告白シーンはクラスメイトのみならず両親にまで覗かれているというオチであった。自分ならば死ねる。

異次元バレーボール

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

魔法の特訓もかねてバレーボールをする『究極魔法研究会』の面々。完全にアニメオリジナルである。もしかしたら漫画ではあるのだろうか。今後、アニメ作品の感想・解説記事を書く際には漫画も読まなければいけないかもしれない、と個人的には反省している。

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

夜。合宿特有の夜更かしが行われる。話の内容を簡単にまとめてみよう。恐ろしく情報が少ないが、とりあえず。

  • オーグとエリザベートの出会い。

貴族はそれぞれ繋がりが強く、パーティなどで顔を合わせる機会が多いようだ。その際、殿下ということもあり大勢の女性に誘われるオーグ。そんな彼に一切話しかけようとせずツンツンしていたエリザベートに興味を抱いたようだ。そんな彼が彼女をどのように落としたのか気になるところだが……まぁ、いつか描かれることに期待しておこう。

  • それぞれの男関係

マリアはスペック的にはかなり高いはずなのに、男性に言い寄られることは少ないようだ。リンは魔法が恋人、男には興味が無いようだ。ユーリは「ひみつ」。

……そんな会話をしていると、メリダ導師がやって来る。もしこのまま夜更かしをして、翌日の特訓に支障が出てはいけないからだ。そこで寝たふりをしようとする訳だが、シシリーはシンと同じ布団に入って隠れてしまう。

……何だろう、何かしらの同人誌を漁れば、同じようなシチュエーションがありそう。というか原作の挿絵はモロに胸を揉んでいる。是非とも読んで見て欲しい。この記事にもそのシーンの画像を貼りたかったが、BANされたくないので止めておこう。リスクは可能な限り取らないに限る。

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©2019 吉岡 剛・菊池政治/KADOKAWA/賢者の孫製作委員会

最後に

解説記事を銘打っているが、解説になっているのか甚だ疑問な記事となってしまった。それもそうだろ、今はただの日常のようなもの。まぁ、本当はすぐ近所の国が魔人に占拠されている訳だが。

次からは第三巻に突入。ストレスフリーの作品を今後とも楽しんでいこうではないか。

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