血肉沸き起こるような戦いを描ききったアクション……いいですよね。そんな文章力が重視されるライトノベル作品を選定。
ジャンルとしてはファンタジーがかなり多い『おすすめ作品達』となっています。
次読むライトノベルを選ぶ際の参考の一つにでもなれば、幸いです。
「ガンゲイル・オンライン」シリーズ
(現在9巻)
「キノの旅」作者が描く本格ガンアクション。作者の趣味全開の世界観に、ただただガンアクションに注力したストーリー展開。「ガンアクションを読みたい」という方にはたまらない作品となっていることでしょう。
文章力も申し分なし。メジャーな銃からマイナーな銃まで、幅広く登場し、それぞれがその特性を生かして活躍してくれます。また、ガンゲイル・オンラインと呼ばれるVRMMOの世界で展開されるので、アクションで敬遠されがちなグロさはありません。
2018年春にはアニメ化もされました。
一巻の感想はこちら:ガンゲイル・オンラインⅠ スクワッド・ジャム 感想 - 工大生のメモ帳
作者リストはこちら:【キノの旅】時雨沢恵一作品まとめ【感想リスト】 - 工大生のメモ帳
「ケモノガリ」シリーズ
(8巻完結)
人を狩ることを目的に設立された狩猟グループにて、誘拐され狩られる側として参加させられた少年・赤木楼樹は、『人殺し』としての才能を開花させ、狩猟グループのメンバー通称『ケモノ』を皆殺しにすることを決意する。
”快楽提供者” と呼ばれ、ただ殺戮を楽しむだけのネジが二本も三本も吹っ飛んだ面々との戦い、終わりの見えない殺戮の日々……高い文章力で描かれる命を賭けたアクションに、飽きることのないストーリー構成。一度嵌まってしまえば完結までの一気読みしてしまうことでしょう。人の死に満ちた作品(主人公は殺しに行く側)ですが、それが苦手でない限り、読むべき作品だと思います。
一巻の感想はこちら:ケモノガリ 感想 - 工大生のメモ帳
作品リストはこちら:【ケモノガリ】東出裕一郎作品まとめ【感想リスト】 - 工大生のメモ帳
「錆喰いビスコ」シリーズ
(3巻既巻)
《錆び風》によってあらゆる物が錆びていく世界で、キノコを生やせる《キノコ矢》を武器に戦う《キノコ守り》による冒険譚。
……キノコが生える矢? と困惑している方もいることでしょう。しかし、そんなめちゃくちゃとも取れる設定を納得させるだけの熱量と勢いが、この作品にはあります。
『錆喰いビスコ』でしか見ることのできない世界観から織りなされる独特なアクションは読み応え抜群。とにかく熱い! 熱い! 熱い! 展開の数々、魅力的な強敵とのバトル。読み進める手の止まらない作品となっています。
2019年版『このライトノベルがすごい!』において総合・新作で1位。どうやら「このラノ」史上初のことのようです。読めばそれも納得することでしょう。
一巻の感想はこちら:錆喰いビスコ 感想 - 工大生のメモ帳
「ラグナロク」シリーズ
(本編全11巻・EX全9巻・:Re2巻既巻)
傭兵ギルドを抜けた変わり者・リロイと、相棒である喋る大剣・ラグナロクの二人による格闘ファンタジー。相棒である武器視点という独特な人称で描かれるアクションシーンと、壮大な世界観と設定が織りなすストーリーは必見です。「格闘ファンタジー」と銘打っているだけあって、その戦闘シーンの格好良さや勢いは相当なものです。
現在は「小説家になろう」でも連載されているようです。自分は読んでいないのですが、まず一度読んで見るという際にはぴったりなのではないでしょうか。
一巻の感想はこちら:ラグナロク 黒き獣 感想 - 工大生のメモ帳
「ワールドエネミー」シリーズ
(既巻二巻)
世界を滅ぼしかねない怪異にたった一人で挑む男・ノアとその妹、ひょんなことから仲間に加わった新人シスター・シルヴィの三人によるダークファンタジー。
圧倒的な力を誇る怪異……最強で狡猾なヴァンパイアや、人に化けつつ長い時を生きた獣などはかなり絶望感があります(絶望感を説明するのは大変なので読んで貰いたい)。戦いにおけるアクションシーンは手に汗握る緊張感あるものとなっています。また、敵は圧倒的力を持っているに関わらず、全くもって油断せず、頭脳戦も仕掛けてきます。
二巻しか出ていないのが少しばかり残念です。個人的にずっと続きを待ち続けている作品となっています。
一環の感想はこちら:ワールドエネミー 不死者の少女と不死殺しの王 感想 - 工大生のメモ帳