工大生のメモ帳

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【漫画】新米姉妹のふたりごはん 感想

【前:な し】【第一巻】【次:第二巻】

※ネタバレをしないように書いています。

姉妹の新生活

情報

作者:柊ゆたか

出版:電撃コミックスNEXT

ざっくりあらすじ

父が再婚し、急に妹ができた。食べることが大好きな姉・サチと、料理が大好きで無口な妹・あやりの二人による美味しい匂い漂う生活は始まったばかり。

「生ハムサンド」「たまごふわふわ」「ネギソーセージ」「夜食にスープ」「ラクレット」「あの頃はひとりで」

感想などなど

料理といえば、適当な野菜をフライパンに突っ込んで、塩胡椒で味付けするだけの男でごめんなさい。お洒落な調味料名を告げられても、名前の語感で味を想像することしかできません。コチュジャンって何か辛そうな感じするなぁ……というように。そのため料理漫画を本当の意味で楽しめていない感じがしてしまいます。

あと料理漫画で良くある大げさな反応も苦手だったりします。食べ方が汚かったりすると、漫画はソッ閉じ。二度と開かれることはないでしょう。

そんな料理漫画に厳しいブログ主でしたが、この漫画は最後まで読むことができました。

 

理由を自分なりに考えて見ましたが、まぁ、二人の姉妹が単純に微笑ましいからなのかな……と思います。

第一話「生ハムサンド」では、父親の再婚により一緒に住むことになった姉妹の出会いが描かれていきます。これまで面識のなかった相手と一つ屋根の下で暮らすというのは、なかなかに緊張してしまうものです。

無口で、緊張すると目つきが悪くなってしまうことが後々に判明する妹・あかりと、食べることが大好きなほんわか姉・サチの間には、会話もなく、ただ静かな時間だけが過ぎていきます。

そんな二人の関係性が、仕事の都合で世界一周しているという父親から、スペイン土産のハムの原木が送られてきたことをきっかけに変わっていくのです。ハムの原木を見て、ハムということを認識できない姉と、目を爛々と輝かせハムの原木を削り始める妹。

できあがるのは生ハムサンド。引っ越ししたばかりでテーブルのない室内、段ボールを二人で囲んでの食事は、微笑ましい以外のなにものでもありません。可愛い。

 

第二話「たまごふわふわ」では名前の通り卵料理を作っていきます。ここで登場、たまごを割る道具・エッグシェルカッター。初見です。卵の割方は、キッチンの角で叩いて軽く割って、その割れ目から指を突っ込んで割る以外に知りません。

そんな卵割る道具を、勝手に入った妹の部屋で見つけてしまった姉。妹に教えられながら卵を割ることが楽しくなってしまったために、どうせなら卵料理を作ろうということになりました。姉が卵たくさん割っちゃったからね、それ使わないと勿体ないからね。

そうしてできたのは卵に出汁などを混ぜたふわっふわな食べ物。「これなら作れそう!」と思いましたが、土鍋がありませんでした……一人暮らしだとまず買いませんよね。

第三話「ネギソーセージ」は姉妹揃っての初めての共同作業。なんとソーセージを作ります。ソーセージって家で作れるんですね、知りませんでした。

二人がエプロンをつけて料理をしている姿だけで絵になるのですが、姉らしくあろうことを目指すサチの思惑を知らずに、姉よりも姉らしい姿を見せつける妹・あやりが可愛い。

 

第四話「夜食にスープ」では珍しく姉らしいムーブを見せる姉を見ることができます。サチは勉強はそれなりにできるらしく、勉強に思い悩んでいた妹サチに教えてあげるのでした。微笑ましい。

そして更けていく夜。唐突に腹の虫がなる姉。

勉強を教えて貰った感謝も込めて、お手軽なスープを作ることに。肉は煮込み過ぎると固くなるということも知りませんでしたが、多分ブログ主にも作れそう。

第五話「ラクレット」……ラクレットって何ぞ?

状況としてはサチの友達が家に遊びに来るということで、緊張で慌てふためく妹の物語。どでかいチーズをどや顔で取り出して――このチーズがラクレットチーズでした――溶かしたチーズを色々なものにかけて食べる、というような内容です。

なすやジャガイモなどは、もう食べるまでもなく美味しいと分かるものです。しかし、パイナップルとチーズが合うというのは知りませんでした。あとアイス。チーズって万能なんですね。

 

というように料理をしない者にとっては知らないことばかりでありながら、それらが自然と受け入れられてしまう内容と、姉妹の距離が段々と縮まっていく過程の微笑ましさで最後まで読めてしまいました。

調べて見るとドラマ化されていたみたいですね。料理なんでアニメよりドラマの方が適しているかもしれません。何だかお腹が空いてきました。とりあえずチーズでも買ってきましょうかね。

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