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【漫画】おちこぼれフルーツタルト4 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

へんたい、あらわる!

情報

作者:浜弓場双

出版:芳文社

試し読み:おちこぼれフルーツタルト 4巻

ざっくりあらすじ

無事にアイドル甲子園の本戦に進出が決まったフルーツタルト。しかし、不健全でエッチなアイドルとして知れ渡っているらしい。そんな現状に危機感を覚え、ユニットを決めるなどを通して健全なテコ入れに励むが。

感想などなど

パンチラで有名になるアイドルが、未だかつていただろうか?

しかも、数多くのアイドルがいて激闘が予想されていた東京予選を勝ち抜けるほどにバズるとは。結果として有名アイドル(?)に仲間入りしたと言って良いように思う。見せパンではないパンツを履いていたアイドルらしからぬ失敗のお陰というのは、アイドルとして喜ぶべきかは定かではない(はゆがクマパンを履いているのが確認できる)。

まぁ、結果良ければ全て良し……と言いたい所だが。

「やっぱりみんなエッチな子だったりするのかなー?」というようにフルーツタルトの噂をする女子高生の台詞が、全てを表してくれている。つまりエッチなアイドルとして有名になりつつあるのだ。

そんな状況に危機感を覚えるフルーツタルト達。しかし考えて欲しい。

もうなくなってしまったフルーツタルトの番組がマネージャーの策略によりちょっとエッチだったり、アイドルの写真を貼り付けて抱き枕を作って販売したり、という過去の行為を振り返って欲しい。

疑いようもなく彼女達は変態系アイドルである。

本戦を控え、そんな状況を打開して、何とか健全なアイドルとなりたいと考えているらしいフルーツタルト。そんな考えとは裏腹に、彼女達の変態度はさらに磨きがかかっていくことになる。冒頭からして上履きの匂いを嗅ごうとする仁菜(ヤベーよ)。パンツを裏返しにして履くはゆ(あなた金持ちだよね?)。肌が透けて見える夏服に興奮するいの(分かる)。

というように清純派アイドルを目指そうとしているとは思えない行動の数々。人の根元そう簡単に変われないんだなぁ……ということを教えてくれる。

 

テコ入れも兼ねて、グループ内でユニットを作っていくことになった。はゆとへもは公式の百合カップルのため確定として、妙に仲が良いいのと仁菜がペアを組むこととなり、一人余ったロコは売り払われ、

いのと仁菜で『カップる』

はゆとへもで『テイルズ』

ロコとクリームあんみつよりゲスト参戦したちこで『チロッ娘』

という三つのユニットが作られた。となると次は、ユニットで売り出すために必要なユニットのテーマソングの作成に取りかかっていく。ここで忘れつつあった健全さを取り返そうとするが、取り返せるはずもなく不健全全開の変態チックの魔曲が生み出されることになるが、そんな展開にも慣れつつある。

 

そんな中、女子高生の利根がキャットプロに引き抜かれたり(アイドルよりも先にADが引き抜かれていくねずみ莊の存在価値とは)、唯一の両親と思われたはゆが変態性を垣間見せたりする。

……おかしい健全なアイドルを目指してたはずなのに。いつしかそれらの設定が消え失せてしまったようだ。

このまま初心を忘れずに、彼女達には変態道を突き進んで欲しい。

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