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【漫画】その着せ替え人形は恋をする6 感想

【前:第五巻】【第一巻】【次:第七巻
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※ネタバレをしないように書いています。

コスプレ・スクールライフ

情報

作者:福田晋一

試し読み:その着せ替え人形は恋をする 6巻

ざっくりあらすじ

池袋のコスプレイベントで出会った女装コスプレイヤー・あまねさんに、色々と男装コスプレの話を聞いていく海夢と若菜。さて、次にするコスプレは――。

感想などなど

大学生の頃、学祭に女装して来た先輩がいた。女装といっても化粧もせず、スカートをはじめとした制服を着込んだだけのシンプルなもので、コントとかで芸人がする女装が近い。

そんなブログ主にとって、女装とはそういった形でしか知らなかった。あくまでお遊びやネタとしてするものであって、むしろ罰ゲームに近しい何かという認識だった。世間には自己を表現するために女装し、可愛いを表現できる女装があることを理解できずにいた。

そもそも女性と男性は骨格が違う。女性の身体は丸みを帯びて、男性はごつく角張った感じである。男性が女性のような可愛さを手に入れるためには、その角張りを丸くする必要がある。

また、男性は濃い髭がある。毎朝の髭剃りは地味に面倒だ。剃ったとしても、顎などに残る剃り残しに悩んだ男性もいるのではないだろうか。それ以外にも女装のためには超えなければならない壁がある。胸とか、体毛などなど……。

それでも女装するコスプレイヤーが、この第六巻に出てくる “あまね” さんだ。本当にこれは男なのか? と疑いたくなるが、彼が語る女装のためにしていることの数々には驚かされる。

例えば。

一番インパクトがあったのは胸だろうか。「お○ぱいは装備できるから」という台詞はなかなかにインパクトがあり、「見に行く? おっ○い」という台詞に続いて案内された店では、本当にお○ぱいが売っているのだから驚きだ。

他にも剃り残しを隠す化粧であったり、目を大きく見せる涙袋だったりと、細かなところで様々な工夫が施されていることが分かる。これから先、女装コスプレイヤーとお話しする機会があるか分からないが、色々と聞きたいことができてしまった。

 

そんな楽しいコスプレイベントが終わった後は、次のコスプレが始まる。という訳で、海夢が選んだのは、『こちら月夜野カンパニー』という殺し屋組織(バイト)とヤクザの戦いをギャグ全開で描いたアニメ作品である。

殺し屋と書いたが、実際に殺しが成功することは一度もなく(バイトだしね)、殺されそうになっているはずのヤクザが「殺るならちゃんと殺れ」と怒号を飛ばすといった内容である。

そんな中で、ヤクザが経営する裏カジノに出入りする組長を殺す依頼が来て、バニーガールの服装で忍び込む回がある。その時の照れながらバニーガールとして潜入するあーりしゃにコスプレしたいのだと語った。

要はバニーガールになりたいのである。

「皆バニーが大好きだから」と語る海夢のマジな顔が、ガチだ。「大事なことは全部バニーが教えてくれたわ」というバニーに対する絶対の信頼、愛、拘りの強さ……バニーガールって良いよねと洗脳させる勢いとなっている。

ただ第六巻を読み終えた頃には、「バニーガールって良いよね」となっている。彼女に洗脳されてしまったのかもしれない。

 

この作品では自身の好きを前面に押し出して表現する者が多い。しか登場しない、と限定してしまってもいい気さえする。そんな者達に感化され、若菜も自信を持って好きを表現し技術を磨き、素晴らしい人形の頭師になって欲しいものだ。

ブログ主もこれから好きを語り続けることにしよう。

とりあえず、バニーガールは良いぞ。

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