工大生のメモ帳

読書感想その他もろもろ

【漫画】ゆるキャン△(3) 感想

【前:第二巻】【第一巻】【次:第四巻
作品リスト

※ネタバレをしないように書いています。

キャンプに行こう

情報

作者:あfろ

試し読み:ゆるキャン△ 3巻

ざっくりあらすじ

アウトドア専門店「カリブー」を訪れた野クルメンバー。なでしこはバイトをしてアウトドア用品を買うことに思いをはせた。今度はなでしこをキャンプに誘ってあげようと考えたリンは、一緒に行く計画を立てるも前日になってなでしこが熱を出してしまう。そこでなでしこの屍を超えていけキャンプへと向かうことに……

感想などなど

アウトドアは大人の趣味である。キャンプに必須なテント一つの値段は、どんなに安くとも一万。それ以下は不安を覚える。寝袋の安物なんて買って冬キャンしようものなら、寒い冬なら死ねる。

その他、キャンプを優雅に過ごすためには、椅子やらメタル賽銭箱やらに投資することも必要だ。キャンプに泊まるのだって金を払う必要がある。どれも女子高生には厳しい価格帯である。

カリブーでは、そんなキャンプ用品が並んだアウトドア用品店であった。カリブーに入る前に「店内には高額商品が待ち構えている」と意気込む大垣千秋や、「写真を撮っていいですか?」とちゃんと店員に聞いてから写真を撮る礼儀正しいなでしこや、ゆるーい突っ込みの犬山あおい。三人の絡みに癒されつつ、キャンプ用品の知識も学べる一石二鳥のエピソードであった。

そんな中、なでしこのことを考えてキャンプに誘おうと計画を立てるリン。どう見ても、なでしこの彼氏の顔してる。

 

さて、ついこないだ四尾連湖でキャンプをしていたと思いきや、また二人でキャンプに行くらしいリンとなでしこコンビ。楽しみだなぁと物思いにふけるなでしこが可愛い。

だが前日になって風邪をひいてしまう。冬キャンでどんなに夜冷えが酷かろうと、平気で眠りこける元気な子なでしこが風邪をひくなど想像できないが、現にひいてしまっているならば仕方がない。キャンプはお休み……という風に考えるリンを遮り、「私の屍を超えて」とキャンプに行くようにお願いする。

ということで(どういうわけだか)急遽執り行われることとなった一人キャンプ。場所も当然急遽決めることとなり、上伊那のキャンプ場に決定。ちなみに場所はリンたちの住む本栖高校のある山梨県身延長から百キロ以上走る必要がある。

百キロ……ひぇっ。高校生でそんな距離走るってキツくね? しかも彼女は冬の山道を突っ切って何とか近道しようと考えているらしい。冬の山道は助手席ですら怖いと感じるのは、ブログ主だけではないだろう。

そんな不安は的中し、彼女は過酷な経験をすることになる。

冬の道路封鎖。寒い環境での走行。温泉に浸かってゆっくりご飯を食べた後、気づけば寝てしまったことにより暗闇の中で走行することになってしまい、夜の道の怖さも体験する。いやはや、やはり大人の趣味ではないかと実感する。

まぁ、それも全て思い出として昇華できるような締めになるのだから、キャンプは止められないのだろう。辛いすら楽しいに変わる、というのは素晴らしい。

【前:第二巻】【第一巻】【次:第四巻
作品リスト