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【漫画】ゆるキャン△(4) 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

キャンプに行こう

情報

作者:あfろ

試し読み:ゆるキャン△ 4巻

ざっくりあらすじ

クリスマスにキャンプをしようという計画を立てた野クル。それにリンや斎藤まで参加することになり、さらに野クルに鳥羽先生という顧問が付いたことで、総勢六名でキャンプすることとなった。

感想などなど

クリスマスにキャンプする。少し前の自分ならば、ミスマッチだと考えていただろう。だが今となっては、クリスマスの過ごし方の一案に加わるくらいの存在感を放つまでになっている。

いつもの野クルメンバー、なでしこに大垣に犬山の三人に加え、リンと斎藤まで加わってガヤガヤと騒がしくクリスマスキャンプの計画を立てる。バイト代が入って焚き火台を買った大垣、懸賞で超いいお肉を当てた犬山、気合い十分ななでしこ。そこにおっとり系な斎藤がやんわりと加わって、リンは知識と経験をフルに出してくれる。

そこに鳥羽先生という美人教師が加わり、クリスマスキャンプへの期待が高まっていく。そのゆるーい準備も楽しいキャンプは、いいキャンプなのだろう。

ちなみにこの鳥羽先生はぐび姉と呼ばれるほどの酒好き。第二巻のリンとなでしこ二人の四尾連湖キャンプにて飲んだくれていた女性がそれである。こんな美人な先生がいたら、学生としては嬉しいんだろうな……としみじみ思う。

 

今回、なでしこ達がクリスマスキャンプの場所に選んだのは、『まかいの牧場』という普段は学生の合宿や研修で使われるような場所である。そのためか大きな風呂場もあり、ゆっくりと浸かることができる。近くには道の駅があり、そこでは美味しいスイーツを食べることも可能。富士山も見ることができるのもポイントが高い。

なんとまぁ素晴らしい立地か。冬ということもあり人も少なく(作中では多くの子供達を抱えた団体様となでしこ達だけだった)。雄大な自然を独り占めしているかのような解放感に溢れている。

そこに気心の知れた仲間たちとともに飯を囲う。クリスマスという特別感の演出も忘れないように、斎藤が持ち寄ったサンタ服に着たりという配慮(?)も忘れない。

そんな今回のキャンプ飯は犬山が懸賞で当てたという牛肉を使った料理。これがまた旨そうで旨そうで……なでしこは相変わらず旨そうに喰うし、リンは食レポが上手い。料理を担当した犬山の計算しつくされた料理計画も食指を刺激する。

その料理の名は『すき焼き』……ん? このキャンプってクリスマスだよね? という疑問を抱いたかもしれない。だが旨ければヨシ。甘い肉と春菊の苦み、生卵のまろやかさがマッチしたそれを喰えば、そんな疑問は吹き飛ぶ。

あぁ、ヤバイ。この記事を書きながら腹が減ってきた。ちょっと肉を買ってきて一人すき焼きでもすることにする。ついでに日本酒とワインでも買おうではないか。

……まぁ、一人で自室という彼女たちとは正反対な『すき焼き』になりますけどね。あ、泣きそうになってきた。

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