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【漫画】ゆるキャン△(8) 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

キャンプに行こう

情報

作者:あfろ

試し読み:ゆるキャン△ 8巻

ざっくりあらすじ

鳥羽先生に車を出してもらって伊豆キャンプへと向かうことになった野クル。斎藤やリン、犬山妹も加わって賑やかなキャンプとなった。

感想などなど

伊豆と聞いて何を思い浮かべるだろうか。残念ながら、静岡県にあって別荘がたくさんありそう、という適当な合っているかもよく分からない偏見みたいな知識しか持っていない。

この漫画のおかげで伊豆について、少しだけ詳しくなってしまった。たくさん地名が出てくるし、その地名とイベントが繋がって自然と覚えてしまう。この記事ではそんな知識の一端も紹介できれば幸いだ。

さて、今回は鳥羽先生、なでしこ、大垣、犬山姉、妹、リン、斎藤の総勢七名で伊豆キャンへと向かう。それほどの大勢の人間がいるとなれば、旅も大層賑やかになるというもの。犬山姉妹のほら吹きは磨きがかかり、リンの突っ込みも数が増えた。楽しみ過ぎて眠れなかったなでしこは、車の中でずっと爆睡していたため静かだったが。

 

この第八巻は伊豆キャンの準備が前半で、本番が後半というような構成になっている。準備においては特にリンに焦点が当てられ、かつてバイクでぶいぶい言わせていたらしいリンママやパパ、今もなお旅に関してはリンの師匠であり続けるおじいちゃんとのエピソードが描かれていく。

その家族間に漂う独特で、しかし暖かな空気感がたまらない。

ブログ主はバイクの免許は持っていないが、バイクで伊豆まで旅するに辺り(なでしこ達は車だが、リンだけはバイクで現地集合したいと申し出た)、相応の準備をする必要があるということで、バイクに取りつける荷台やスマホホルダーやスクリーンを取り付けていく。有意義な旅にするための準備が旅の醍醐味なのかもしれない。

大垣やなでしこ、犬山姉妹も例外ではない。犬山妹は伊豆でカビバラを見たいがために今回のキャンプに参加を表明したということもあるし、この旅行期間の間に犬山が誕生日を迎えるということもありサプライズを計画する面々の行動がいちいち面白い。

とくに鳥羽先生は酒の我慢をして。金銭的な工面やその他もろもろを頑張っている様子も確認できる。まぁ、妹に酒を飲み過ぎるなと釘を刺されたことも、酒を我慢している理由の一端なのかもしれない。

我慢して我慢して我慢して飲む一杯はきっと格別なのだろう。これは大人だからこそできる楽しみ方だと言えよう。

旅本番は伊豆のグルメの連続。わさびアイスとか、キンメダイの干物とか、酒とかイセエビの干物とか、酒とか。あぁ、喰いてえ。取り寄せとかやってないかな……と思って調べたらかなり高額であった。やっぱ旅って金かかる趣味なんだな、と思ってしまう。

お金とか現実的な換算をしてしまう大人になってしまったが、やはり食べたい・行きたいという欲求が駆り立てられることに変わりはない。聖地巡礼とか関係なく、一度は訪れてみたいものだ。

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