まず最初に
八幡の妹である比企谷小町が登場し、葉山隼人の人となりが何となく分かっていく第四話。取り扱っていく事件内容はかなりリアリティのあるものでしたが。詳しくは記事内にて。
千葉の兄妹といえば、こう、いろいろと脳裏をよぎる作品がありますね……ブログ主だけでしょうか……。
用語・人物解説
比企谷八幡
- 希望する職業は『専業主夫』。彼曰く、幼女が「お嫁さんになりたい」と願うのと理屈は同じであるらしい。頑張って『ハイパー専業主婦』を目指して欲しい。
- 入学式の日、楽しみ過ぎて一時間前に学校に向かう途中で、犬を助けるために道路に飛び出し事故にあう。お陰様でぼっち確定である。
- 入院中に犬の飼い主がお礼を言いに来たらしいが……さて、誰やったんやろうなぁ……。
雪ノ下雪乃
- ディズニーキャラではパンさんが一番好き。パンさんの最新映画はちゃんと見ておりblu-rayも購入済。知識量も尋常ではない。
- ディズニーの年間パスポートを持っている。千葉県民として持っているのは当たり前であるらしい。
- 八幡曰く『例えるならばデザイン性も機能性も高いハイスペックPCだが、キーボードとマウスがない』 女性であるらしい。
由比ヶ浜結衣
- 夏休みに旅行するならオーストラリアに行きたいらしい。ちなみに日本が夏だとオーストラリアは冬であるが、彼女はそのことを認識しているのだろうか。ちなみに「(海外旅行に行きたいなら)パスポートは持ってるの?」と訊ねられ、「ディズニーの年間パスポートなら持ってるよ」と元気よく答えてくれた。
- ディズニーキャラで一番好きなキャラはパンさんであるらしい。映画もかかさずに見ている模様。
- メールの名前はまるでスパムのように☆★で装飾されている*1本文にも句点の代わりのように絵文字が多数使われていた(´,,•ω•,,`)
比企谷小町
- 八幡の妹、中学生。生徒会に所属。八幡の通っている総武高校を受験予定。
- 誕生日3月3日。友人に祝われたことのない八幡とは違い、普通に友人達に祝われているらしい。兄のような死んだ魚の目は引き継がず、可愛らしくなってしまった。また、怠惰な兄の世話や、ほぼ家にいない両親のために家事スキルは高い。
- 八重歯好き。
葉山隼人
- 八幡のクラスメイト。人気者。サッカー部。
- 比企谷八幡のことを、「ひきたに君」と呼ぶ。ちなみに比企谷は「ひきがや」と読む。
- 成績はずっと二位。ちなみにずっと一位は雪ノ下雪乃である。
海老名姫菜
- 腐女子、つまりはBL好き。隠す気はない。
- 顔が良く、距離感も近いため男子からはそこそこ人気。たびたび三浦の元に「紹介して欲しい」というお願いが来るほど。
- クラスの男子の関係からも妄想を膨らませることができ、たびたび葉山や戸塚や八幡が被害に遭う。
注目すべきポイント
妹を乗せての通学
比企谷八幡の妹である比企谷小町の登場である。ちなみに自転車の二人乗りは、道路交通法57条2項「公安委員会は、道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要があると認めるときは、軽車両の乗車人員又は積載重量等の制限について定めることができる。」に基づいて、それぞれの都道府県の公安委員会が定める道路交通規則にて違反と定められている。念のため千葉県の道路交通法規則を調べたが、ちゃんと違反になっていた。良い子のみんなは二人乗りをしないようにしよう。
また平成二十年度から道路交通法の改正により、十三歳未満の子供にはヘルメット着用の努力義務があると定められた。大抵の中学は、自転車通学者にはヘルメットの購入が義務化されていたりする。ヘルメットを被らない辺り、小町はおそらく徒歩通学なのだろう。
また妹との話の中で、入学式で事故にあったことが語られる。
事件の内容としては『楽しみすぎて一時間前に家を出て、車道に飛び出した犬を庇って車に轢かれる』というもの。専門家ではないが、映像を見る限り自転車に乗っていた比企谷が信号も標識もない車道に飛び出して轢かれたというように見える。八幡の過失ということになるのではないだろうか。誰か専門家がいたら教えて欲しい。
犬を庇ったという都合もあるので、互いに話し合っての示談があったのかもしれない。
それにしてもお礼にお菓子を持ってきたという飼い主は一体誰なんやろなぁ……。
平塚先生による有り難い説教
職業体験の学習に合わせて、希望する職業と職場、その理由を尋ねられたらしい。捻くれ者である比企谷八幡が選択した職業は『専業主夫』で、職場は『自宅』。共働きが主流となりつつある昨今において、『専業主夫』という夢は相当に狭き門であるような気がしないでもない。しっかり家族を養えるレベルの給料を安定して稼いでくれる女性……平塚先生なんてどうでしょう?
「古人曰く、働いたら負け」であるらしい。古人というのは、その字面通りに「昔の人」という意味であり、有益な言葉を残した人に対して使われることが多い。「働いたら負け」という言葉が有益かどうかはさておいて、この言葉の元ネタは「とくダネ!」におけるニート特集のインタビューで飛び出した台詞である(ソース:働いたら負けかなと思ってるとは (ハタライタラマケカナトオモッテルとは) [単語記事] - ニコニコ大百科)。デレステの双葉杏が着ているシャツに書かれた台詞としても有名。
説教の最中、平塚先生により『撃滅のセカンドブリッド』を喰らう。この元ネタはスクライドの主人公カズマが扱う能力、第一形態時の二発目の掛け声である。現在はdアニメストアで視聴可能(2020/5/4現在)。
メアド交換
奉仕部に行くと由比ヶ浜結衣に詰め寄られメアドを交換することになる。由比ヶ浜結衣が使っている携帯はガラパゴス携帯である、スマホが登場してからというもの見かけることは少なくなってしまった。ちなみにブログ主が人生で初めて所持した携帯は、ガラパゴス携帯である。
というかメアドを親しくなって交換するということも、もう珍しいのではないだろうか。LINEで「ふるふるしよ」とか「QRコード見せて」とか言うのである。某感染症により在宅を余儀なくされた面々は、SlypeやZoomで連絡を取り合うということも多くなってきた。連絡先を交換するということ一つとっても時代の移り変わりを感じられる。
八幡は中学時代にも女子とメールをしていたことがあるらしい。エリートぼっちらしからぬ発言に驚きを隠せない由比ヶ浜結衣。思わずスマホを落としてしまう。スマホは角から落とすと液晶が割れることが多々あるので、液晶カバーを購入し貼ることをおすすめしたい(体験談)。
まさか八幡が自ら積極的に女性のメアドを聞きに行ったということがあるはずもなく、クラスメイトだから仕方がないね……というような諦観と共に得たメアドであるらしい。悲しい。
そして送ったメールは「ごめん、寝てた」という一言で無視される。もしかしたら返信を待たせることでドキドキさせるという高等技術……なはずもない。ただ「面倒くさいからこいつのメールは返さなくていいや」ということで、優先順位の最下位に追いやられただけである。泣きそう。
葉山からの依頼
人間を信じるということをギャングから学び、セリアAの選手に憧れるよりもギャングスタ-に憧れそうな(元ネタ:『ギャング・スター』にあこがれるようになったのだ! (ぎゃんぐすたーにあこがれるようになったのだ)とは【ピクシブ百科事典】)葉山隼人が一人で奉仕部に依頼しにやって来た。
その依頼内容は『チェーンメール事件を解決してほしい』というもの。
チェーンメールとは受信した相手に対して他者への転送を促すようなメールのことを指す。「このメールを四人以上に転送しなければ、あなたに不幸が訪れます」というような不幸の手紙を懐かしいと思う方もいるのではないだろうか。
今回の話はそう単純な内容ではない。どうやらチェーンメールによって、葉山の友人である戸部、大岡、大和の三人に関する悪い噂が広がるようになっていたのだ。
葉山曰く、ノリの良いムードメーカーである戸部(雪乃曰く、騒ぐだけしか能のないお調子者)は『稲毛のカラーギャングの仲間で、ゲーセンで西高刈りをしていた』という噂が流され。
葉山曰く、寡黙で慎重な性格の大岡(雪乃曰く、反応が鈍いうえ優柔不断)は『三股かけている最低の屑野郎』という噂が流され、
葉山曰く、上下関係にも気を配って優しい大和(雪乃曰く、人の顔色を伺う風見鶏)は『練習試合で相手校のエースを潰すためにラフプレーをした』という噂が流された。
どれもこれも結構にえげつない内容が書かれている。しかしきちんと学校に来ている辺り、庇ってくれる人がいるのか、根も葉もない噂だという証明が行われているのか……おそらく葉山が何とかしているのだろう。その葉山シールも無敵ではないだろうし、そろそろ根本的な解決というものを目指し、奉仕部に来たのだろう。
しかし、その解決法には少しばかりの齟齬がある。
雪ノ下雪乃は自身の経験上、班員を炙り出し再起不能に追いやろうとしているようだ。チェーンメールの犯人なんて、どのように炙り出したのか気になる所である。
葉山隼人はその優しさ故に、騒動を大きくせずに事態の収拾を図ろうとしているらしい。
原因と調査
原因は『職業体験のグループ分けによる仲間割れ』だろうという判断が下された。職業体験では三人でグループを組まされることが決定しているということらしい。このままでは、葉山と、大岡と大和と戸部の中の二人を合わせた計三人によるグループとなり誰かが仲間はずれになる。
それを避けるために、三人の内の誰かをドロップアウトさせるために、三人の内の誰かが悪い噂を流したのだ。自分の噂まで流す必要はないだろうと考える方もいるかもしれないが、それだと「私が犯人です」と名乗っているようなものなので逆に不利になるのだ。
さて問題は、三人の中で誰が犯人なのか?
調査のために由比ヶ浜結衣が奮闘する。方法はクラスの人間関係に敏感な女子の意見を聞くというもの。聞く相手は三浦優美子と海老名姫菜。ともに(特に海老名)はキャラが濃すぎる故に失敗。それにしても彼女が気になっているという男子はいったい誰なのだろうか。
そして比企谷八幡にバトンタッチされることになる。戸塚彩加との談笑を楽しみつつ、毎朝味噌汁を作って欲しいという告白を交えつつ、横目に葉山隼人達メンバーを観察したところ、解決方法に気付いてしまった。
解決方法
友人の友人との間にあるという独特な気まずさを、三人の間に感じ取った八幡。なるほど。これまで話を回してくれた中心人物たる葉山隼人がいたからこそ、三人は一見すると仲良くしていたように見えたということなのだ。
だからこそ三人の願いは共通して『葉山君とグループになりたい』というもの。グループからつまはじきにされたくないという心情の表れなのだろう。
それを解消する方法は簡単。葉山の方からグループには入らないと断言して貰えば良い。最初は驚く三人だったが、自然と距離を詰め仲良くなっていったようだ。誰も傷つくことのない最小の解決策であった。雪ノ下雪乃も葉山隼人もこれで満足したことだろう。
そうして一人つまはじきにされた葉山隼人は、八幡と戸塚と共にグループを組むことになる……が、世の中そう簡単に上手くいかないものである。ぼっちはどこまでいってもぼっちなのだ。
最後に
過去に一度見たことがあるアニメなのですが、当時見た時とはまた違った感想を抱きつつ、記事作成も楽しみつつ行えています。自分語りはしないように努めていますが、感想ということなのでどうしても入ってきてしまいますね。お許しを。
第二期の方も少しずつ準備していますが、もう少しお待ち下さい。三期が始まるまでには全て書き終えたいのですが……頑張ります。
アニメを見るなら
ブログ主が書いた一巻の感想はこちら
*1:`・∀・´