※ネタバレをしないように書いています。
艦娘+洋酒のマリアージュ
情報
作者:森永ミキ
試し読み:艦隊これくしょん -艦これ- 今宵もサルーテ! (3)
ざっくりあらすじ
ガンビア・ベイ、コマンダン・テスト、タシュケントの三人が、鎮守府にかつてあったとされる《伝説のバー》を復活させるために奮闘する日常。
感想などなど
第二巻の感想、リシュリーが美人だった。完……という冗談はさておき。
マンハッタンを出すという試験は、アークロイヤルもリシュリーも納得させるという最高の形で合格することができた。そしてバーの過去が明らかになった。
かつてバーを始めた艦娘はアークロイヤル、リシュリー、リットリオ、サラトガ、ガングート、千歳の六人。最初は小さな子に見つからないようにするため、ひっそりとバーを経営していた(千歳談)。しかしバーの経営方針を巡った仲違いが起き、特に決定的となったのはリットリオとリシュリーの仲が悪くなったことに起因するとのこと(千歳談)。
ちなみに千歳は千代田と一緒にいる時間が少なくなることを責められることを嫌い、バーテンダーとして働いていたことを周囲に隠していたとこのこと(アークロイヤル談)。リットリオは料理を担当しており、彼女が抜けてもバーを続けること自体はできたが、彼女の料理があってこそのバーということで自然崩壊したらしい(アークロイヤル談)。
人が増えバーとしての形が出来上がってくると、それだけ自分のやりたいことも出てくるわけで、その意思を押し込んで我慢する者、押し通そうとする者などが出てきて周囲との関係が壊れていく。その結果がバー設備だけを残しての幕引きであった。
それと同じ道を、ガンビア・ベイ、コマンダン・テスト、タシュケントは辿らないで欲しいと願う。彼女達のバーの雰囲気がとても好きだから。
ガンビア・ベイ、コマンダン・テスト、タシュケントの三人がこれからバーを経営するに辺り、足りないものはなにか。それはアークロイヤルその他伝説のバーテンダーたち曰く、『経験』『知識』『自信』『テクニック』……というように上げていけばきりがない。
そこで、それら足りない部分を補うために、給糧艦の協力艦募集の案内に応募してみないかと誘われる。
給糧艦の協力艦募集というのは、間宮さんと伊良子さんでは手が回らなくなってきたため臨時で手伝いを募集するというのだ。つまり彼女達と一緒になって、各地で菓子や料理を振舞っていくことになる。その一環として、バーのように酒をふるまうこともできるだろう。
しかし大きな問題があった。この協力艦は二人一組での応募だったのだ。つまりガンビア・ベイ、コマンダン・テスト、タシュケントは三人で参加することはできない。それぞれがペアを選んで応募し、何やら試験もあるとのことなので、それに合格する必要もあった。
この第一の関門が中々に分厚い。
しかし思いもよらぬ援護射撃があった。なんと羽黒がガンビア・ベイに「一緒に応募しないか」と誘いをかけたのだ。栗田艦隊である彼女の誘いに、ガンビア・ベイは即答できずにいた。
しかし栗田艦隊に対する苦手意識を克服するというのも、このバーの目的であった。彼女から差し伸べられた手を取ることができるのか否か、とりあえず第三巻ではできなかったことをネタバレしておこう。
どのページを見ても可愛い・美しい艦娘が描かれている。ただページをめくって脳死で見ているだけでも楽しいというのは、漫画としては理想の形なのではないだろうか。個人的には那智が滅茶苦茶美人でお気に入りである。あと一巻の大和が好きなので、もっと出てきて欲しい。
この漫画の影響で久しぶりに艦これを起動した。情報を漁っていると、色々と新艦が追加されているようだ。デ・ロイテルとか、気になった子を次に手に入れられる日は来るのだろうか……ゲーム運営さん、何卒お手柔らかに。