工大生のメモ帳

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生徒会探偵キリカ2 感想

※ネタバレをしないように書いています。

※ネタバレをしないように書いています(一巻の感想はこちら→生徒会探偵キリカ1 感想 - 工大生のメモ帳

陰謀渦巻く文化祭前準備

情報

作者:杉井光

イラスト:ぽんかん⑧

ざっくりあらすじ

生徒数8000人の超巨大学園に入学した僕・ひかげ。庶務から無事、書記へとジョブチェンジしたのに、仕事は変わらず雑事ばかり。そんな僕を置いて行くかのように、学校は文化祭へ向けて慌ただしく動いていくのであった。

感想などなど

一巻の最後ではキリカがデレてくれたにもかかわらず、お得意の勘違いを発動。まぁ、うさぎにも同じ名前を付けた彼女らにも罪は多少あるということで。

事件を解決すべく、詐欺師まがいのことをやってのける主人公こと、ひかげ。読者である自分すら軽く引くレベルのことを、「仕方ない」とやってのけるところは流石主人公です。

今回はどんな詐欺をやってのけてくれるのでしょうか。

 

さて、新ヒロイン(?)や新キャラが未だ登場してきますので、彼・彼女らについて書かなければいけないでしょう。全員書いても、作品を読む楽しさが少なくなってしまうので、今回は二人だけ。

まず一人目は神林薫。中等部一年……ということは主人公達の後輩に当たります。主人公のひかげのゲス話を姉である神林朱鷺子(前回の感想では書いていませんが、議長の美人女子高生)から聞き、ひたむきな好意を主人公に向けてくれます。

ひたむきすぎて、「先輩みたいにゲスい発想を思いつけるようになりたいです!」「喋るだけで女性をおとすなんてかっこいい!」と褒めてるんだか、何なんだかよく分かりませんが、とにかく主人公にまっすぐな好意を向けてくれる様は、何とも可愛らしい。

主人公からも薫ちゃんと呼ばれています。キリカのこともキリカちゃんと呼んであげれば……いや、物を投げつけられて終わりか……。

次に元書記の柏崎駿。当然ですが、ひかげの前任に当たります。無類の女好きである会長曰く、「彼は男に当たらない」そうです。

はて、柏崎駿のイラストは、ページを開いてキャラクター紹介のページに書かれています。見る限り二枚目のイケメン。どこをどう見ても男です。

では、何故「男に当たらない」などと言われているのか?

読み進めていくと体育館裏にて、女子生徒に呼び出されている柏崎先輩の姿が。どうやら告白されているようです。相手の女の子は芸能科の子らしく、相当に可愛らしい外観をしています。しかし、先輩は「レディには興味ないんだ」と一刀両断。

……レディには興味ない? うっ、寒気が……。

と、個性的なキャラクターが追加され、ハイテンション学園ラブコメ・ミステリはさらなる進化を遂げていました。

 

生徒会探偵と銘打っているのですから、流石に事件についても言及しないといけないでしょう。といっても事件は多数発生しているので、ここでは一つだけご紹介。

皆さんの学生時代の教科書販売はどのような感じだったでしょうか?

自分の場合、体育館でお金を持って行き、みんな並んで必要な教科書を買う形式でした。他も大差ないと思います。

本作の学校も似たようなもので、封筒にお金を入れて自分で買いに行きます。

そんな教科書販売のある日。なんと詐欺事件が発生します。手口を簡単に説明すると、

1.「先輩から教科書を譲り受けた」

2.「そっちの方が安いから、みんなの分も頼んでおいてあげたよ」

3.「みんなの分をこれからもらいに行くから、お金頂戴」

まぁ、間に細かな会話や設定があるので、「そんな簡単に騙されんやろ!」という突っ込みは止めて下さい。しかも詐欺の被害者は、未だ幼い女子中学生です。判断を誤ることなど、日常茶飯事でしょう。

そんな事件の犯人捜しに乗り出すキリカ(ひかげも添えて)。容疑者は全女子生徒。果たして見つけられるのでしょうか。そこで活躍致しますひかげ。やはり詐欺師としての腕は本物か?

いずれ捕まってしまうような気がします。主人公が詐欺で逮捕! というのも、ある意味斬新で面白いかもしれません。