工大生のメモ帳

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生徒会探偵キリカ3 感想

※ネタバレをしないように書いています。

※ネタバレをしないように書いています(一巻の感想はこちら→生徒会探偵キリカ1 感想 - 工大生のメモ帳

高校生の思惑真っ盛り

情報

作者:杉井光

イラスト:ぽんかん⑧

ざっくりあらすじ

生徒数8000人の超巨大学園に入学した僕・ひかげ。カンニング疑惑を巡って、風紀委員長とバチバチの戦いに、プールをはナイスバディが炸裂。「絶対水着なんて着ない!」と言っていたキリカも何やかんやで水着姿に!?

感想などなど

第二巻(生徒会探偵キリカ2 感想)では薫くんやロリコン先輩が登場。たった二人でこの内容の濃さです。とりあえず二巻までで主要キャラは一先ず紹介終了……落ち着いた生活を送れるようになる……はずもなく、慌ただしい日常を過ごしていきます。

それにしても風紀委員長しかり、キリカしかり、美園先輩しかり、デレッデレです。ラブコメらしくなって参りました。

しかし、ミステリ要素も忘れてはなりません。常に何かしらの問題が起こっているこの学園ですが、本日もいつも通り事件が。

 

生徒会メンバーに新たな新キャラが出れば、何かしら簡単な説明を書くことができましたが、本日はお休みです。強いて言うなら、元広報が軽く戻って来るくらいでしょうか。ロリコン先輩同様、平凡なキャラではありません。

と、それはさておき。今回巻き起こる二つの事件……「カンニング事件」「プール事件(仮名)」についてネタバレをしないように掘り下げていきます。

まずは「カンニング事件」から。

当たり前ですが、バレれば退学レベルの大事件です。しかし、カンニングというのはテストを解いている間にするものであって、発覚するのもその時のはずです。テストが終わった後、「あなたカンニングしたでしょ?」と言ってもそれは疑惑にしかならず、証拠が出せるかといえば厳しいはず。

しかし、生徒会に依頼が舞い込んできたのは、テストが終わり幾らかの時間が経過した後であって、カンニングをした人がいるのは確実であるという証拠が出てきたのでした。

まず思い出さなければいけないのは、この学園は様々な学科が存在しているという点。スポーツ学科だったり、芸能学科だったり、情報学科だったり、数学学科だったり……。今回カンニング事件が起きたのは、その中の情報学科です。二巻で文実の委員長候補として登場したIT部の部長・伊藤先輩のいる学科と言えば、想像しやすいかも知れません。

カンニングの証拠が出てきたのは、そんな情報学科のパソコンを使って行う課題を時間内に行う……という実技試験で利用するパソコン内に「他人のパソコンを覗くアプリ」が入っていたのです。

なるほど……他人のパソコンを覗くアプリなんてカンニングくらいでしか利用できないですね。それが残っていたとなれば、カンニングが起こったと疑うのは無理もありません。

ここで大切になってくるのは「他人のパソコンを覗くアプリを作れるなら、カンニングする必要もない」という点です。素人からしても、そんなアプリを作るためには相当な知識や技術が必要なのは分かります。そんな人物がカンニングをする必要があるのでしょうか……。

そこには甘酸っぱい話がありました。ひかげが選んだ結末に納得できるか、できないかでこの事件の評価は大きく割れる気がします。風紀委員長も間違っている訳ではないんだよなぁ……。

 

では次に「プール事件(仮名)」を。超簡単に言ってしまえば水着写真の盗撮で、そうして盗撮された画像を集めるゲームが配信されているという事件です。

……何だろう。この、犯罪に犯罪を重ねている感じ。

しかし、問題となってくるのはやはりどうやって盗撮して画像を撮影したのか、という点でしょう。水泳の時間はあれど、盗撮なんてそう簡単にできるはずもありません。ゲームで配信されているのは(ほぼ)全員の水着写真。それほどの仕事を誰にもバレることなくやり遂げた犯人とは?

……ん? ほぼ全員?

残念なことにこのゲーム、キリカの水着画像はありません。彼女は不登校で、授業なんてほぼ出ていないので、当然と言えば当然です。

主人公が頼めばいくらでも脱ぎそう……。

 

と、個性的な事件のオンパレード。キリカは変わらず事件の犯人を暴き出し、ひかげは詐欺師として元気に活躍してくれています。

ヒロイン達も可愛い(個人的には議長を応援しています)。変わらずハイテンション学園ラブコメ・ミステリしてくれていました。