工大生のメモ帳

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【ブギーポップ】上遠野浩平作品まとめ【感想リスト】

作者リスト

ブギーポップシリーズで有名な上遠野浩平作品の感想が多くなってきました。作品ごとの繋がりがかなり深いシリーズであり、感想を書く上で読み返すこともかなり多いので、自分用も兼ねてリストとしてまとめました。新たに感想を書き次第追加していきます。

ついでにおすすめ作品もまとめました。

ブギーポップシリーズについて

ブギーポップシリーズを簡単に説明すると、世界を滅ぼすことのできる能力を持った(持ってしまった)人が引き起こす事件を、ブギーポップと呼ばれる都市伝説上の存在が解決する話だ。

シリーズの特徴として、大勢の人の視点で描かれる群像劇のシステムが取られている点や、一巻ごとに(基本的に)完結しているため、どれから読んでも問題ない点などが上げられる。

しかし、世界を影で操る統和機構の存在や能力の情報が、作品で小出しにされていたり、別の作品の登場人物が出てきたりするため、出版順に読んだ方が、別作品の伏線を回収できたり、あのキャラの意外な裏の顔を知れたりするので楽しめる。

またブギーポップシリーズの特徴として、時系列のややこしさが上げられる。

例えば、出版順ではデビュー作である「ブギーポップは笑わない」が一番古いが、作品内の時系列順では「夜明けのブギーポップ」が一番古い作品となる。細かな回想シーンまで含めると、「ペパーミントの魔術師」では作品内で数年の時間が経過して、間に「ブギーポップは笑わない」を挟んでいたりするなど、さらにややこしいことになる。

「時系列順に読みたい」という方がいるかも知れないが、それは諦めて、出版順に読むことをおすすめしたい。

DMMブックス(作者リスト):上遠野浩平の作品

作品リスト

現在、このブログの管理人が ”感想を書き終えた” 作品をまとめています。今後感想を書き上げ次第、リストは更新予定。

イマジネーターはPART1、PART2で完結。

エンブリオ浸蝕とエンブリオ炎生の二つで完結。

『ブギーポップ』シリーズ

2019年冬アニメ化

解説記事 :第一話第二話第三話第四話第五話第六話第七話第八話第九話第十話第十一話第十二話第十三話第十四話第十五話第十六話第十七話第十八話

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相関図

 

『ビートのディシプリン』シリーズ

統和機構の合成人間〈ピート・ビート〉は ”カーメン” と呼ばれる何かを追いかける。ジャンプ顔負けのバトルラノベ。

『ヴァルプルギスの後悔』シリーズ

二人の魔女に運命付けられた戦いと、それに巻き込まれていく人々を描いた作品。

『ナイトウォッチシリーズ』シリーズ
『しずるさん』シリーズ
『ソウルドロップ』シリーズ
『冥王と獣のダンス』
『酸素は鏡に映らない』

個人的おすすめ作品

読んだ作品の中から個人的おすすめ作品を独断と偏見で選定。今後更新される可能性あり。

ブギーポップは笑わない

これは外せないでしょう。伝説ともなったブギーポップシリーズの第一作。群像劇によって多くの視点から事件が描かれ、多くの思惑が入り乱れながら迎える最終章は見逃せません。多くの人を虜にしただけはある名作です。

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ブギーポップ・イン・ザ・ミラー「パンドラ」

未来が見えるという能力を持った六人は、仲間としてささやかに能力を使って過ごしていた。しかし、世界を終わらせる少女の出現で、彼らの運命は狂い始める。

六人の少年少女の友情物語に、思わず涙がこぼれた人もいるのではないでしょうか。また群像劇という書き方が、一番ぴったりと嵌まっているのも本作な気がします。すっきりとした結末は必見です。

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ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師

アイスを作り、世界中に愛された緑色の男・軌川十助の生涯を綴った物語。

事件はアイスが溶けるようにあっさりと終わり、あっという間に世間に忘れ去られていく。そんな事件なのに、読んでしまえば心に残って忘れられない物語でした。

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ブギーポップ・アンバランス ホーリィ&ゴースト

”スリム・シェイム” に導かれて世界を守る仕事をすることになったホーリィ&ゴーストの二人。最初は仕方なく従っていた二人は、正義にも悪にも染まらず、ただ淡々と、言われた通りに動いていた。

しかし、世界の敵が目の前に現れ、世界の命運を握る選択に迫られた時、アンバランスな二人は何をするのか。正義とは何か? 悪とは何か? を強く問いかけてくるストーリー。

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