工大生のメモ帳

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神達に拾われた男8 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

スライム研究に明け暮れて

情報

作者:Roy

イラスト:りりんら

ざっくりあらすじ

ヒューズとルルネーゼの結婚式を成功させ、ジーニアスチキンと契約して卵の供給源を得つつ、修行のためにマッドサラマンダーの生息地であるラトイン湖へと向かっていた。

感想などなど

時間を空けてしまうと記憶を失って楽しめなくなってしまうと思い、かなり早いスピードで本作を読み進めているつもりだ。しかし、前半部の記憶が曖昧になりつつあった。やはりキャラクターが増えすぎると脳がパンクする。イベントも本筋がどれか分からないので、ますます分からなくなる。

散々批評しているように書き連ねているが、何故か読み進めてしまう。作品を読み進め、世界観や設定というものを受け入れられるようになって来ないと、この作品の面白さというものは理解できない気がする。

ただ設定を書き連ねるだけでは面白さは伝わらないのだ。種類が増えていくスライム、金を稼ぐために構築され広がっていくシステム、膨大になっていくキャラクターとそれらの繋がりによって得られる経験は何物にも代えがたい。

本筋が迷子……これはずっと言い続けている本作最大の欠点だと思うが、異世界でのスローライフを謳っている本作に、本筋を求めることが間違っているのでは? と最近思い始めた。

という訳で、この感想記事も本筋には全く触れず、寄り道ばかりしていこうと思う。

 

ヒューズとルルネーゼの結婚式の準備については、第七巻からの継続なため問題はない。新たなキャラクターとして、家に住み着いていた妖精のユイに、何か悩み事はないかと話しかけられたり、結婚祝いに切り子細工を作ったり、ヒューズとルルネーゼの結婚が神からの祝福を受けたりと、何かいっぱい細々としたイベントもあった気がする。

ヒューズとルルネーゼの未来はきっと明るい。ここまで祝われれば、不幸せになるという方が難しいだろう。結婚は祝福されてするに限る。

そんな結婚式が終わると、ブラッディスライムを打ってくれた“シクムの桟橋”と呼ばれるパーティのカイさんの故郷であるラトイン湖のほとりにあるシクム村へとやって来た。目的は修行。分かりやすくて助かる。

魔獣マッドサラマンダーがかなり出現し、湖で取った魚を狙って襲ってくるのだという。リョウマのような冒険者達は、そんなマッドサラマンダーから魚を守ること仕事を任される。

リョウマとしてはスライムやリムールバードといった従えている魔獣などの修行も考えてやって来たようだ。千を越えたのは随分前に思われるが、それだけの数があれば魚を守ることも容易いように思われる……実際そうであった。

メタルスライムを使ったトラップ、スティッキースライムを使った捕縛、スライムが武器を持って戦う……などなど人が関わるのは、たまったマッドスライムの死体を運ぶことなのだという。スライムは考え方次第でいくらでも役に立つということを、改めて教えてくれる。

また、湖のほとりということもあり、スライムの餌になるゴミも、街とはまた違ったものが出る。これはスライムの新種にも期待できる……そしてワイヤースライムとパールスライム、ウォータースライムが仲間に加わった。いやはや、一読者としては、もうスライムの種類は把握できていない。

アニメ化した本作であるが、ゲーム化した方が売れる設定のような気がする。ブログ主もスライム増やして特訓してみたい。そう思えてしまうような世界観が、この作品の魅力なのでは? とふと思った。やはり説明しにくい面白さだと言わざるを得ない。

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