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【アニメ】「ガーリー・エアフォース」第八話【感想・解説】

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2019年冬アニメリスト

 

まず最初に

驚くことに、今回の内容は二巻と八巻に収録された短編が混合されている。二巻の残りが少ないための処置なのだろうが、慌てて第八巻を本棚から引っ張り出した自分の動揺を分かって欲しい。

今回は息抜き回と言ってもいいだろう。

こっから先は地獄なのだから、これぐらい許して上げて貰いたい。個人的には、アニマ達の水着姿も拝めたし、満足である。

用語・人物解説

鳴谷 慧

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 自分で操縦し、ザイを数機落とした男(ただしグリペンの補助があるものとする)。
  • バイパーゼロという国家最高機密に気を遣われる男。
  • 彼に女心は難しいようだ。明華の思いに気がつくのは、もう少し後である。
グリペン

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 「幼児体型」 by 八代通遙&ファントム
  • 今回はあまり登場してくれない。まぁ、メインは明華とバイパーゼロだし。
  • 原作では慧に水着を選んで貰っている。
ファントム

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 「清楚系」by 八代通遙&ファントム
  • 個人的に一番ヒロインらしい行動を取るヒロインだと思っている。
  • 個人的には原作絵の水着の方が好き。原作の方がエッチとも言う。
宋 明華

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  • 幼馴染みは負けヒロインという風潮を払拭するため、彼女には頑張って欲しい。
  • ニコニコ動画では彼女が出る度に、「敗北者」コメントが流れる。
  • 忘れられがちだが、彼女の両親は消息不明である。
バイパーゼロ

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  • 彼女の実体は誰にも見ることができない。それぞれで見える姿が異なるからだ。
  • 「恥ずかしがり」でほとんど出てきてくれない。
  • 多用途戦闘機であり、爆撃も行える。
八代通 遙

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
  • 彼の過去については原作を読んで欲しい。例えアニメでやったとしても、あのボリュームは描ききれない。
  • これまでを見た人には、かなり有能な男であることが分かって貰えたはずだ。
  • 技術だけでなく、コミュ力、戦略立案力まであるという。原作では、頭のお堅い上層部を上手く扱うシーンがあったり、なかったり。

注目すべきポイント

第七話より

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

ファントムとグリペンは猛攻を掻い潜り、島へと近づいていく。……。

イーグルを艦隊の護衛に回したため、ファントムとグリペンの二機で作戦を進めることとなる。

鳴谷慧が機体を操縦し、火器操縦をグリペンに集中させるというファントムの作戦は、かなり上手くかみ合っているように思う。HiMATという強みがなくなろうとも、ある程度、立ち回りで何とかなっている。

しかし、戦況は芳しくない。当然だろう。

これまでただのお荷物で乗せられていた慧にとって、初めての空戦と言っても過言ではない。シミュレーションと命を賭けた空戦で、同じような動きができるとは自分には到底思えない。さらに付け加えるならば、彼は高校生に過ぎない。多くを求め過ぎるのは良くないだろう。

本来、三機で挑んで、なすすべなく撤退を余儀なくされた作戦なのだ。ちょっと強くなったグリペンとファントムの二機で、どうこうできる問題ではない。

クラスター弾を避けることに集中せざるを得ない状況に追い込まれる。燃料も無限ではない。今回も撤退か? と思いきや。

バイパーゼロ登場

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

今回の作戦の核。……。

今回の作戦において一番厄介なのは、クラスター弾だと言える。ザイならば堕とせば良い(まぁ、それも大変だが)。しかし、クラスター弾に関しては、避けるしか対処法がない。

ファントムは偵察機(の改良型)、グリペンは戦闘機(対地攻撃能力は小さい)。

陸上に設置されたクラスター弾発射台を破壊することができないのだ。

このまま作戦を完遂させるためには、ザイからの攻撃をいなしつつ、クラスター弾を避けながら、ファントムに数百のミサイルを操作させなければいけない。まぁ、無理だ。

そこで登場、バイパーゼロ(前の記事では「ハイパーゼロ」と書いていました……ごめんなさい(修正済み))。

バイパーゼロは多用途戦闘機とされ、爆弾を積むこともできる。それを利用し、ザイの意識がファントム達に向いている中、超低空で島に近づき、爆撃してクラスター弾を潰す。アニマだからこそできる作戦と言えよう。

また、バイパーゼロは音声通信することなく、通信メッセージしか行っていない。大したことではないが、後々登場するバイパーゼロが声を一切だしていないことから考えると納得できる。

こうしてファントムは、安全にミサイルを操ることに集中できるようになった訳だ。打ち出されたミサイルによる飽和攻撃の威力は絶大。作戦は成功した。

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
水着回

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

水着回。……。

原作では出撃時に、「帰ってきたら海に行こう」とグリペンと交わした約束を果たす形で海に行っている。さらに、グリペンの水着は慧が買ってあげたものである。良いセンスだと褒めたい。

そんな水着のことだけ延々と書いてもいいが、ここでも一つ、注目すべき台詞がある。

「私(=ファントム)には、あなたたち(=慧とグリペン)こそがあるべき形に思えてならないんです」

つまり、アニマはあくまで人の補佐であるべきだと彼女は言いたいようだ。ファントムが慧をパートナーに誘った理由は、そういった “あるべき形” になるためだったのだ。実際、ファントムが機体操縦を誰かに任せ、処理能力の全てを別のことに注いだらどうなるのか? きっとグリペンではできないこと(=新しい世界)まで見せてくれるに違いない。

明華と慧の喧嘩

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

慧と明華は喧嘩する。……。

ここでは少し順番を変えて、時系列順に説明していきたい。まずは、慧と明華が喧嘩する原因となった ”いきさつ” からだ。

慧が「この映画が面白いから、見に行ってみるか」(ただし、誰と一緒に行くかは言っていない)と明華に話をして、「一緒に行く」と思った明華は友人達のお誘いも全て断り、慧からのお誘いを待っていた。しかし、慧は友人と既に映画を見に行ってしまっていたと聞き、明華が怒る。

……正直、どっちもどっちだと自分は思う。皆さんはどうだろうか。ブログ主は男なので、慧の擁護を一応させていただく。

これは互いの認識の問題だ。慧は明華は家族のようにしか思っていないのに対し、明華は慧を一人の男としてみている。これを意識しよう。

慧視点 「見に行ってみるか」(自分が誰かと行きたいという願望を明華に報告)

明華視点「見に行ってみるか」(慧が私を誘っているんだなと認識する)

……擁護なってる? 実際に話している場面を見ない限り、何ともいえないので、この話はこれぐらいにしておこう。

次に ”慧が那覇に連行” されていく。

理由としては『グリペンの機体の部品が那覇に届いたから』。だったら機体ごと那覇に持っていって、そこで修理しようという舟戸さんのアイデアにより、パイロットも那覇へ連行された訳だ。

大して日も経たないうちに、何度も那覇を訪れる慧が少し羨ましい。しかし、慧としては喧嘩したまま黙って家を出て行ったため、明華のことが気がかりであるようだ。

そんな那覇にて ”バイパーゼロと出会う”

ただし、明華の姿である。服装は彼女が絶対着たがらないような服だが、顔は明華と瓜二つ。冷静であればここにいるはずがないと分かるだろうが……バイパーゼロも教えて上げろよと思うが、もしかすると、機密なので言えないように何かされているのかも知れない。

とにかく。バイパーゼロに自分の思っていることを延々と言い続ける慧。「それを直接いってあげろ」と思うが、時間が経って冷静にならないと言えないこともある。

挙げ句の果てにバイパーゼロに諭される。明華も自分の知らない所で、自分と同じ外観の女に告白まがいのことをされているとは思いもよらないだろう。というか、慧は明華の思いに気がつけ。

「それはただの口実」とか、「あなたと一緒にいたいだけ」とか、言われたら色々と察せられるだろ……ここで「別の映画に誘う」という最適解を教えて貰ってるので、彼はバイパーゼロに感謝せねばなるまい。自分もいつか遠い未来、同じような状況になったら、バイパーゼロの言葉を思い出そうと思う。

さて、最後に明華に電話をして、彼女が家にいることを知る。結局あれは何だったのかと疑問に思うわけだ。

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project
バイパーゼロについて

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project

バイパーゼロについて。……。

バイパーゼロは人によって、その姿が変わる。慧の場合は明華だったが、他の人ならば全く違う人間に見える訳だ。しかも、肉眼だけでなく、写真や映像でも同様の結果になるようだ。理屈は分からないが、ザイの超技術によるものだろう。

彼女もイーグルと同じように那覇基地に配属されている。幼い(ただし体は凶暴)距離感近すぎアニマ ”イーグル” と、恥ずかしがり屋の謎に包まれたアニマ ”バイパーゼロ” とアニマの個性が強すぎる那覇基地の面々には少しばかり同情する。

ここで考えたいのは、八代通遙のことだ。彼は決して荒野ではなかったと意味深な言葉を残している。散々な過去だと思っていたが、決して捨てたものではないな……ということなのだろうか。

アニメでは描かれないだろうから、原作を買おう。

ライノ

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(c)夏海公司/KADOKAWA/GAF Project。

ライノ登場。……。

ライノ……米軍所属の明るく気さくなアニマです。しかし、謎が多く……次話からたくさん彼女について書いていきましょう。

最後に

いつもより千字ほど少ない記事となりました。内容としては息抜き的要因が大きく、二巻と八巻の短編の内容を含んでいるため、これから描かれる第三巻の内容に関係がないことが大半であるため、解説が書きにくかったです。

次からは丁寧に三巻の内容を描いてくれるでしょう。また新たなアニマが登場。しかも海外からやって来ました。物語がワールドワイドに……解説書き甲斐がありそうです。

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