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【アニメ】「ブギーポップは笑わない」第五話【感想・解説】

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2019年冬アニメリスト

 

まず最初に

「VSイマジネーター」における登場人物が大分出揃いましたね。原作通りでまた解説が書きやすくて助かります。

前半はとある男子高校生の日常であり、甘酸っぱい不思議な女の子との恋愛物語であり、後半は自分の恋心が招いた非日常といった感じの構成になっている。

これでようやく、物語はおよそ半分といった所でしょうか。統和機構の名前が出てきて、能力者である合成人間も登場。ラノベらしい厨二病チックな設定の数々が、視聴者を非日常へと誘ってくれます。

用語・人物解説

谷口 正樹

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 霧間凪の弟であり、空手経験者。ちなみに師匠はかなり強い、強すぎると言っても良い。
  • 海外から転校してきた、いわゆる帰国子女であり、クラスメイトの男子に嫌な目で見られている。
  • 勉強はかなりできる方であり、クラスの女子には頼られることが多い。
織機 綺(=カミール)

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 統和機構にて作られた合成人間である。
  • 上司であるスプーキーEの命令は絶対であり、これまで体を売ったこともある。
  • 合成人間ではあるものの、スプーキーEのような特殊能力は持っていない。そのため欠陥品として扱われている。
安能 慎二郎

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  • 谷口正樹に対して恋心を抱く。TwitterではBLだと騒がれていた。
  • 織機綺は恋敵であり、「何故、谷口正樹は彼女を気に入ったのか?」を探るためストーカー的行為を繰り返した。
  • 彼は受験に合格し、物語は終わる。
スプーキーE

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会
  •  統和機構に作られた合成人間であり、カミールの上司。
  • 掌から電磁波を発生させ、脳細胞を刺激し、記憶や心理を自由に操ることができる。
  • スプーキーEのEは ”エレクトリック” のEである。
統和機構
  • 進化しすぎた人類(MPLS能力者)を殺すべく活動する強大な機関。
  • 合成人間を生み出す技術は、「ブギーポップは笑わない」にて登場したエコーズを捕まえた際に確立させたらしい。
  • MPLS能力者は情け容赦なく殺す(殺せない、もしくは利用価値があると判断された場合は生かされることもある)。本作では飛鳥井仁が、そのMPLS能力者に該当する。

注目すべきポイント

谷口正樹の学校生活

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

帰国子女である谷口正樹はクラスメイト達の一部男子達から嫌われているようだ。……。

この辺り、虐める男子の心理が、自分にはいまいち理解できません。帰国子女ならば、海外での生活など聞いてみたいと自分ならば思うのですが。まぁ、それは自分の主観であり、客観視できていないだけなのでしょうか。

とにかく、ここで大事なのは「男子達からは嫌われていた」「女子からは好かれていた」という事実です。そういった関係性が、女子に媚びていると思われたということなのかも知れません。

谷口正樹と織機綺との出会い

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

男子から路地裏に連れて行かれ一方敵に殴られる谷口正樹を、庇うように現れ、自分の身体で満たすように言う。……。

さて、ここで第4話にて谷口正樹が織機綺と路地裏にて絡まれていた理由が判明します。この後、飛鳥井仁が現れ、容易く倒してしまうシーンに続きます。

注目すべきは「織機綺の言動」です。二人が助かった後、彼女は何故このように自分の身体を差し出すようなことをしたのかを語ります。どうやら、

「嫌われたと思った」

「私、誰にも嫌われちゃいけないの」

ということであるらしい。谷口正樹からしてみれば、どうでも良いようですが。

しかし、「彼女が統和機構の合成人間である」「MPLS能力者という強い敵を倒すために作られた」という2点から考察すると、察せられる人もいるのではないでしょうか。

ちなみに原作では、谷口正樹は彼女の小さな微笑みを見て(「良い名前ね」というシーン)、一目惚れした……ようであり、これが長く続く戦いの物語の始まりです。

デート

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

デートを重ねる谷口正樹と織機綺。……。

ここで少し考えてみましょう。

谷口正樹は織機綺が合成人間であることを知りません。

織機綺は統和機構によって作られた合成人間であり、MPLS能力者を殺すという使命を背負っています。さらに、彼女にはスプーキーEというヤベー上司がいます。彼は彼女が一般人とデートを重ねているという事実を知らないなんてことがあり得るのでしょうか?

当然、スプーキーEは ”二人がデートをしている” ということを知っています。その上で泳がせているのです。

安能慎二郎の恋

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

谷口正樹に何としてでも近づきたい安能慎二郎は、仲間達に襲わせる。……。

安能慎二郎としては、暴力を受けている彼の前に颯爽と現れ助けるという、王子様さながらの行動をしようとしていたようです。しかし、踏ん切りが付かない間に、織機綺が現れ、さらに飛鳥井仁が現れ、逃げ出してしまいます。

飛鳥井仁が言った通り、とても不器用すぎる方法です。もっと普通な方法もあったはずです。

織機綺の噂と真相の究明

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

彼女の噂を聞き、「なぜ谷口正樹は彼女と親しくするのか?」を調査する。……。

織機綺はどうやら「頼めばセックスさせてくれる有名人」であるようです。そんな彼女に谷口正樹が騙されている、と思ってしまうのも、谷口正樹と織機綺の二人が仲良くしている姿を見ただけで顔を歪ませる彼ならば、仕方がないのかも知れません。だからといってストーカーになることが正しいとは言えませんが。

原作では彼女の奇妙な生活が、ストーカー目線で描かれています。彼女には家族はおろか友人すらおらず、さらに夜だろうと明かりが点けられることはないのです。テレビを見るなりの生活感の一切が感じられない彼女の日常は、どう考えても奇妙です。

スプーキーE登場

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

気味の悪い男につかまれ洗脳された安能慎二郎は、深陽学園に入学し命令を待つよう命令された。……。

深陽学園はブギーポップである宮下藤花の通う学園であり、スプーキーEとしては上層部の命に従って調査をしているのでしょう。統和機構はブギーポップの存在を知っているようですし、マンティコアの件もありました。だからこその駒でしょう。

……まぁ、深陽学園にはすでに何人も合成人間が送り込まれてるんですけどね……。

ラブレター

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

安能慎二郎の下駄箱にラブレターが入れられている。……。

誰から出されたのか? はとりあえず置いておくとして。操られている彼はスプーキーEに報告。結果、彼は手紙の言うとおりに動きつつ、『手紙の内容は忘れる』ように指示を出しました。

飛鳥井仁によって洗脳を解かれる

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

飛鳥井仁は安能慎二郎の洗脳を解き、彼を救った。……。

ここで問題なのは「飛鳥井仁が統和機構の存在を知っていたこと」「安能慎二郎が統和機構の駒として使われていることに気がついたこと」の二つ。

統和機構の存在はまさかググって調べられる何てこともないでしょうし、ましてやスプーキーEの能力もそう簡単に調べられるものでもないでしょう。

しかし、飛鳥井仁は知っているようです。アニメでは描かれていない彼の空白期間で一体何をしていたのか? これは今後に期待せずにはいられません。

手紙を見つける。場所へと向かうと……

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

記憶を失っていた彼は、手紙を見つけ、書かれていた場所へと向かう。……。

さて、一番の混乱ポイントがやって参りました。一つずつ丁寧に解説していきます。

まず、この場所にいたのは ”ブギーポップが変装した少女” です。彼女の目的は ”スプーキーEを引きずりだすこと” (原作でもブギーポップ自身が語ることはないが、おそらくこの目的で間違いないかと)。場所に行って見れば、「下駄箱に入れたはずの手紙」を「鞄から取り出した」と記憶の齟齬がある安能慎二郎がやって来た訳です。

では次にスプーキーEについて。

スプーキーEが安能慎二郎を泳がせた理由は、 ”駒を増やすため” ”統和機構に近づくものを消すため” など色々考えられます。そんな彼は、手紙の記憶を消したはずの安能慎二郎が、「鞄に手紙が入っていた」と言っていたために、洗脳が解けてしまっていることが分かってしまった訳です。

こうして、ブギーポップとスプーキーEの戦いが始まります。

(原作では「ブギーポップが安能慎二郎の下駄箱に入っていたラブレターを複製し、日付だけ書き換えた方と入れ替えた」ということになっている)

耳が飛ぶ

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(c)上遠野浩平/KADOKAWAアスキー・メディアワークス/ブギーポップは笑わない製作委員会

耳が飛ばされる。……。

画像で見るとシュールですね。この耳は相当後の作品で伏線として回収されます。読んだときは驚きましたね。「あの耳が、ここで出てくるんかい!」と。

……とくに「VSイマジネーター」では関係ありませんが。

最後に

単体のストーリー自体はとてもシンプルです。しかし、上記記事を読んだ人は分かって貰えるかも知れませんが、複数の物語が複雑に入り乱れています。イマジネーターが一切登場しないというのも厄介ですね。

それでも、これらの物語が少しずつ繋がっていくのです。もうワクワクしませんか?

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