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【アニメ】「魔王様、リトライ!」第十話【感想・解説】

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2019夏アニメ化リスト

 

まず最初に

今回はまさかのシリアス展開が挿入されますが、後半はマダムとルナによるお色気回となりました。温泉に関しては第八話(【アニメ】「魔王様、リトライ!」第八話【感想・解説】 - 工大生のメモ帳)にて、無駄とも思えるほどに解説したので、そちらをご覧下さい。

相変わらず詳しい説明に関してはばっさりとカットしているため、説明し甲斐のあるアニメとなっていました。さっそく見ていきましょう。

用語・人物解説

九内 伯斗(=大野 晶)

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • ラビ村運営を担う社長(?)。
  • 今回のことでエビフライ・バタフライとの間に強い協力関係が結ばれることとなる。
  • 桐野悠は彼に「神の存在を感じる」と発現しているが、確かに、大帝国の存在する世界を作り上げた創造神たる大野晶が中身である。彼女の言うことも決して間違いではない訳だ。
桐野 悠

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • ショタ好きの性格は、スキル「ヒロイン」によって上書きされている。今後は九内伯斗しか見えていないヤンデレと化す。
  • 九内伯斗の中に神の存在を感じている。しかし、彼女達を作った想像神である大野晶の存在に気付いたわけではなさそうだ。
  • 彼女が暴走しおうものなら容易く一国を滅ぼすことが可能。例えば、細菌兵器をばらまかれようものなら、田原勇と言えど止めることは不可能だろう。無鉄砲に突っ込んで殺戮をするのではなく、冷静に作戦を立てて気付いた頃には地獄絵図を作り上げているような女である。
田原 勇

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • シスコン。
  • 貴族に対して、人一倍嫌悪感を抱いている。不夜城にて何か起こったようだが……。
  • スキル「ヒロイン」を受けても、彼が九内伯斗を好きになることはなかった。つまり、スキル「ヒロイン」の恩恵を彼は受けていないか、スキル「ヒロイン」の効果で絶対好きになる訳ではない(男は例外など)条件が考えられる。原作でも詳しい記述はないため、推測の域を出ない。
ルナ エレガント

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • このアホっぽい顔好き。
  • 元は貧民の出であるため、聖女になるためには相当な努力が必要である。彼女はその努力を成し遂げた。彼女が上に拘るのは、そのためである。
  • 魔人であるトロンに対する思いも複雑だろう。本来ならば殺さなければいけない魔人を、九内のお願いと言えど殺さなかったのはルナらしいと言える。
ホワイト エンジェル

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • 良いお相手が見つかるといいですね……。
  • 城から出ることができない、国を守るという重荷を背負う、お堅い恋愛観、めちゃくちゃ強い……彼女とお付き合いする人は苦労しそう。
  • ルナだけでなく、貴族の奥様方の頂点であるエビフライまで取り込まれたとなると、彼女としては気が気ではないだろう。もはや貴族を思いのまま操れると言っても過言ではないからだ。
エビフライ バタフライ

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • 彼女の体型は代々の遺伝的問題だと前回説明したが、本来は悪魔による呪いの影響だったようだ。
  • 痩せるための努力は、相当こなしているらしい。その経験が美しさを得るための知識を裏打ちし、貴族の奥様方の頂点に彼女を立たせたのだ。
  • 今後は貴族の奥様方を温泉旅館に招待することで貴族達と九内伯斗の間を取り持つ役割を担うことで莫大で確固たる地位を確保し、九内伯斗としてもお金を持っている貴族達との交流を深めやすくなった。互いにWIN - WINである。
トロン

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
  • 殺戮を行ってきた魔人が、ませたエロガキになってしまった……まぁ、幸せそうでなにより。
  • 一応、彼女も従業員である。何をしているのかは、よく分からない。ルックスは良いので、何かしらできるだろう。
  • 霧雨零と九内伯斗が同一人物であることを知っている唯一の存在として、悪意無く引っかき回してくれるはず。

注目すべきポイント

ルナの過去

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

シリアス展開を徹底的に排除している最中に、まさかのシリアスが投入される。このエピソードは未だ小説では描かれておらず(三巻現在)、漫画のエピソードからの抜粋である(「小説家になろう」では描かれているのでしょうが)。

ここで大切なのは『ルナは貴族の出ではない』ため、『聖女になるためには相当な努力が必要』であるということだ。貧民である彼女が、魔法を教えてくれる師匠のような存在もおらず、高め会う仲間もいない中でどのようにのし上がっていったのか。それだけで地味だが一つの物語が描けそうである。

もう一つ大切なのは『亜人であるイーグル』という(ルナ曰く)部下を侍らせていたという点である。部下と口では言いつつも、幼馴染みのような関係だったと推測できる。

しかし、彼はルナが聖女に一歩近づいた時に殺された。聖光国では人間以外の人種は嫌われていることは第五話でも言及されている。いわば亜人は天使の敵として扱われるのだ(ラビ村のバニー達は天使達が愛でたとされるため特別)。

弱かった彼女は、聖女になるという目的のために黙っているしかない。その後悔はそうとうの物だっただろう。

そんな彼女はラビ村を領地として治めることとなった。亜人に対する思いというものは、かなり特別なのだろう。まぁ、統治をしようにもよく分からなかったようだが。

そんな時に現れた九内伯斗こと魔王。貧民だろうが、亜人だろうが、対等に扱う彼に対して特別な思いを抱いたとしても、何ら不思議ではない。

ルナが扱う魔法については、第二話(【アニメ】「魔王様、リトライ!」第二話【感想・解説】 - 工大生のメモ帳)を参照。

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
温泉旅館

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

さすがに魔王様が女湯に入って案内する訳にもいかないので、ルナが温泉を案内することに。アニメではカットされているが、紙を使った戸であるふすまや、冷房といった設備に関しては九内伯斗が案内している。

そして、みんなが待ちに待ったお色気回が幕を開ける。二人が使った温泉に関しては第八話の感想・解説を見て貰いたい。ここでは、そこで説明しきれなかった物を紹介しよう。この温泉はマダムにとっては驚きの連続なのである。

まず前提として、大量の水もといお湯の準備には相当量の魔石などが必要となる。このような形でお湯を使うことなど、マダムは見たことがなかったようだ。まぁ、この温泉旅館の場合、いつの間にか勝手に補充されていくようだが、マダムはそんなこと知るはずもない。

石けんも同様である。普通ならば、それなりの金を取ってもおかしくない上質な石けんを自由に使えるということもまた、マダムを驚かせた。バニーガールに背中を流させるというサービスも、大量のお湯と石けんに加えて、ここまでしてくれるの! という驚きを彼女に与えたらしい。

さらにシャワーも彼女にとっては驚愕の品である。どのような仕掛けが施されて、このような動きをしているのか。これまで数多くの品を見てきた彼女にも理解できなかったらしい。

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

美に敏感である彼女は、温泉の効能にも瞬時に反応を示す。肌に良いとされる炭酸泉に理解を示し、自分の肌が生き返っていくことを実感する。ハーブ風呂の香りに浸り、森にいるような幻想を見る。塩サウナに至っては、肌の角質を落としたり、脂肪を落とすなどの一番彼女が欲していた効能にぴったり合致。思わず覇気も漏れ出ます。

最後には漢らしいアッパーカットを見せてくれた。どうやら九内伯斗の思惑通り、かなり温泉旅館を気に入ってくれたようだ。

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会
ホワイト・エンジェルの苦悩

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

エビフライ・バタフライがラビ村で療養をとる、という報告を受けた聖城。

ホワイト・エンジェルとしては気が気ではない。魔王という何か良からぬことを考えてそうな人が、ルナだけでなくエビフライまで取り込んだのだという。九内伯斗からしてみれば、別に国を乗っ取ろうという気はないのだが、そんなこと口で言ったところで信用するはずもない。

だからといって下手に手を打つわけにはいかない。なにせ敵(九内伯斗)は確実に自分の地位というものを盤石にしつつあり、こちらの出方を伺っているように見えなくもない(いえ、彼はただ金が稼ぎたいだけです)。エンジェルは、この一連の行動を『宣戦布告』と捉えたようだ。

もし戦いになれば、悪魔王を瞬殺するような漢に勝ち目はほぼない。この国を守るために頭を悩ませることとなる。

頼みの綱のように見えて武力しか持ち合わせていないクイーンは、完全に恋する乙女と化している。クイーンはエンジェルと違って城の外に出ることができるので、それなりに出会いというものもあったのだろう。しかし、ずっと女性として扱われず、守られるという経験もなかったからこそ、霧雨零という漢に惚れたのだ。

エンジェルに男性との出会いはほぼないに等しい。彼女が男に惚れることはあるのだろうか……。

田原と桐野

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

今後、貴族がこぞってやって来ることやラビ村の経済状況を鑑みて、村の改造計画を考える田原。何でもできる天才だからこその芸当だろう。少なくとも長官が絶対であり、肉体をバラすことが大好きな桐野には上手くできなかった。

ここで桐野悠は『九内伯斗の中に神様の存在』を感じている。九内伯斗の中身はINFINITY GAMEを作り上げた創造神こと大野晶であるため、彼女の発言はズバリ的中している。田原勇も神様という俗っぽい言い方はせずとも、何か大きな力の存在を感じているのは確かである。

また、不夜城で貴族絡みの何かが起きたらしい。原作でも回収されていない伏線だ。

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

温泉の後は美味しい食事が待っている。この温泉旅館は温泉だけでなく、料理に関しても最高のサービスを提供してくれるのだ。それにしても、着物のルナやトロンが可愛い。

これらの食事の材料に関しては、魔王様が街で買い付けて運んで貰うように頼んだ品々である。彼らはちゃんと仕事をこなしているようだ。どうやら勝手に補充される石けんとは違い、食材に関しては買い付けないといけないようだ。

貧民から聖女にのし上がったルナ、魔人として差別を受け続けたトロン、村で虐められ続けたアク、呪いのせいで痩せることができないが貴族の奥様方の頂点に立ったエビフライ……こうしてみると皆それぞれが苦労人である。幸せそうにしているが、ようやく報われたということなのだろうか。

就寝

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

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© 神埼黒音/双葉社・「魔王様、リトライ!」製作委員会

トロンが男湯に入って九内を誘惑したことは置いておくとして。

アクと魔王が一緒に寝る姿は、もはや親子にしか見えない。また、アクを抱き枕として寝ようとするルナにホッコリするのも束の間、いつの間にか三人で寝ることになっている。

亜人だとうと貧民だとうと平等に扱う魔王により一層の好意を寄せるルナ。冒頭のシリアスもこの展開を魅せるため、なのでしょうか。お尻を叩かれて好きになった変態のように見えるルナも、ヒロインとしての魅力を付けてきたなぁ……。

最後に

いよいよ二桁に突入してしまいました。もう終わりが近いんですよ。

最初は正直不安に感じていたのですが、周囲の評判も上々、ニコニコ動画での視聴数の伸びもそこそこ。上手く説明できない面白さがある作品だと思います。「小説家になろう」のテンプレに沿ったような内容と言えますが、上手く面白さに昇華されています。

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↓自分が書いた一巻の感想はこちら

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