まず最初に
前半はユキカゼが来襲、大暴れし、後半はホワイト様が満を持してラビ村へと突入していきます。さて、九内伯斗の誤解は解かれるのでしょうか。
これまで触れることがなく、今後も触れられることはないだろうと思っていた細かな設定に踏み込んだ内容となっています。尺的に北方の国での話はやらないのでしょうね。個人的にはとある勇者サンをアニメで見たかったです……。
用語・人物解説
九内 伯斗(=大野 晶)
- 忘れられがちかも知れないが、中身は独身のサラリーマンである。
- INFINITY GAMEというオンラインゲームを運営していたため、お金持ちという印象をお持ちかもしれないが、残念ながら土地を投げ打ってまでやっていた趣味なので収益はない。
- ときおり貧乏臭い行動をする。
ルナ エレガント
- この顔、アホっぽくて好き(サムネは決まったな)。ソーセージみたいな口しやがって。
- 一応、 ”金色のルナ” と呼ばれるような聖女の一人で、かなり強いのだが。
- 第四話にて九内に貰った『ブレザー』も作中では着ている。可愛い。
ホワイト エンジェル
- 国を守るために頑張る三聖女の長女様。
- 魔王の行動を見た結果、宣戦布告だと結論づけた。まぁ……うん。そだね。
- 国益を考えて、魔王の行動を冷静(?)に分析し、ルナという妹を心配する良くできた長女だなぁ……。
ユキカゼ
- ユキカゼが襲来したため、ユキカゼの画像多めでお送りします。
- 鎖骨がエッチ……だが、男だ。九内は未だ、そのことを知らない。
- これでもBランクである。ルーキーを抜けることすら普通はままならないため、かなり凄いことである。
ミカン
- 隣にやべぇ奴がいると、性格がまともになるのかもしれない。
- 原作と漫画、アニメそれぞれで印象が変わるキャラだと思う。できれば、それぞれ手を出して貰いたい。
- Bランクまでの積み上げとして迷宮はかなり探索したらしい。なので迷宮に関しては詳しい。
ノーマル
- この世界における武具の種類の一つ。
- 普通の金属や動物の皮から作られる一番弱い武具。
- 誰でも比較的に容易く加工できる。
ソリッド
- この世界における武具の一つ。
- 魔物の皮や牙、鱗などから作られる武具。
- 相当に腕がなければ、加工は難しい。
ハイエンド
- 特殊な金属や鉱石から作られる武具。
- 人間などには加工できず、ドワーフなどが得意とする。
- ユキカゼが持っている杖はハイエンド(=最上位)の武器に当たる。
ユニーク
- Sランク冒険者が持っていることの多い武具。
- Bランク冒険者であるミカン達では、その作り方などは分からないらしい。
- ミンクが持っている『星の十字杖』などが、このユニークに当たる。
レジェンド
- 聖女が扱っている武具。
- 天使の加護を受けており、特別な効果やスキルを持っている。
- ルナが扱っているのは『ラムダの杖』、クイーンが扱っているのは『神槌シグマ』、ホワイトが扱っているのは『オメガの聖杖』。
注目すべきポイント
ミカンとユキカゼ
ラビ村を出て、たまには足を伸ばそうと考えた魔王様。しかし、神都ではミカンとユキカゼが待ち受けていた。ユキカゼの奇怪な言葉が飛び出る前半戦が幕を開ける。
しかし、設定の話も描かれたりするので、解説しがいがある。注目すべきポイントをまとめていこう。
- ユキカゼは男
はい。彼に恋した男性諸君は、新たな性癖の壁を開きましたね。おめでとうございます。
- 神都の民の間では感謝されている
第六話(【アニメ】「魔王様、リトライ!」第六話【感想・解説】 - 工大生のメモ帳)にてサタニスト達が命を賭して召喚したカーニバルを瞬殺した魔王様。これにより、多くの民に感謝され、信頼を勝ち取ることとなる。
九内が悪魔を倒したのは、『神都との繋がりを得て、天使の情報を得るため』『スキルポイントを得るため』という大きく二つの理由があった(つまりは必要なことだった)。結果としてホワイトからの招待で聖城に入ることができ、かなりのスキルポイントも得ることもできた。万々歳である。
- 冒険者について
第七話(【アニメ】「魔王様、リトライ!」第七話【感想・解説】 - 工大生のメモ帳)にて冒険者のランクについては説明してある。その他『依頼を受けて、報酬を受け取る』『魔物などを狩って、皮や牙を売る』といったシステムに関しては、多くのゲームで描かれているギルドといったものに似ている。
- 店で売っている武具は量産品
正確に言うなれば『市場で広く流通しているものは量産品』である。つまり、簡単に手に入る物は安く、性能に関しては期待できない。高い効果を期待する武具が欲しい場合、大金を積むかしなければいけない。
- 北方へ行こう
ミカンとユキカゼの話を通して、まだ理解できていない点もある。例えば迷宮のシステムや、武具の作成、良品を入手するためには具体的にどうすれば良いのか……など。これらに関しては実際に行って確認する方が良い。
となると案内役が欲しい。桐野悠と田原勇は論外として、ルナは再びサタニスト達に襲撃される可能性を考えるとラビ村にいる方が良い。トロンは討伐対象なので連れて行けない。となると……ミカンとユキカゼしか残らない。ユキカゼは逝きた……失礼、行きたがっているので、連れて行くには丁度いい。
ホワイト様は……
(貰ったブレザーを律儀に着込み、金の魔法で村の開拓に勤しみ、寝食を文字通り共にして、アホ面をいつも晒している)ルナを助けるために頑張るホワイト様。城の外に出るためには護衛がいなければいけない彼女は、一人で行くことを決意する。なにせ敵は悪魔王を滅ぼした魔王、護衛は無意味な犠牲を増やすだけという判断である。
彼女の持つ伝説武器『オメガの聖杖』は、魔法をため込むことで一度の奇蹟を可能とする。その一つである瞬間移動を用いて、ラビ村に赴こうという算段である。ちなみに帰りは徒歩となる。
跳躍した彼女が見た物とは……
ラビ村
「間違えたかな」と困惑するホワイト様。安心して下さい、ラビ村です。バニーじゃない人達がたくさんいて、寂れた村に活気があるけど、ラビ村なのです。田原勇に命令された通りに魔法で作業するホワイト様が嫌いじゃないです。
幸せそうに人参を抱えるルナを見てもなお、何とか連れて帰ろうとするホワイト様……あぁ、きっと何を見ても悪い方向に想像してしまうのですね。九内が魔王だからなのでしょうけど。ちなみに九内自身は魔王と一度も名乗っておらず、サタニスト達が魔王を呼ぼうとして出てきたから魔王と呼ばれているだけである。
そんなルナと仲良くする討伐すべき魔が混じりし魔人。魔に取り込まれつつあるルナを心配するホワイト様。さらに「魔改造」という言葉を聞き、顔を青ざめさせる。九内は特に深く考えずに、「魔改造」と言ったのだろうが、聖女様には良い印象を与えなかったらしい。
そんなルナに流される形で温泉旅館へと向かうこととなったホワイト様は……
温泉旅館にて
どうやらホワイト様は男だったようです。男の娘に続いて、女装男子とは……なんてことはなく、ちゃんと彼女は乙女なので安心して下さい。
大量のお湯のある温泉に驚きを隠せないホワイト様、彼女が露天風呂で見た物とは……。
最後に
もう既に解説していることが多かったので、解説記事の文量もいくらか少なく済みました。読む側としては、複数記事を行ったり来たりで大変かもしれませんが、ご了承下さい。
それにしてもアクの出番が少なくなってしまいましたね。解説を書く側としては、彼女のネタが尽きているので出てきても困ってしまうのですが。というか次話が最終回なんですよね……大丈夫? 物語の進展があるようでないよ?
以上「ユキカゼが変態だった」「ホワイト様が脱いだ」十一話でしたよ? 二期あるの? 二期やれ。
アニメを見るなら
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