工大生のメモ帳

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キノの旅Ⅵ 感想

【前:第五巻】【第一巻】【次:第七巻】
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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

世界が美しく感じられる

情報

作者:時雨沢恵一

イラスト:黒星紅白

ざっくりあらすじ

喋れるモトラド(注:二輪車。空を飛ばないものだけを指す)エルメスと共に、世界を旅するキノの物語。

「入れない国」「中立な話」「戦車の話」「彼女の旅」「彼女の旅」「花火の国」「長のいる国」「忘れない国」「安全な国」「旅の途中」「祝福のつもり」

感想などなど

「入れない国」

ネットを触っている人は危険思想の持ち主なので、記事のこの先は読むの禁止です。 

 

「中立な話」

このブログは、あらゆる物事に対して中立の立場を取っています。安心して読み進めて下さい。ちなみにブログ主はこないだの選挙で(以下略)

 

「戦車の話」

ある所に血のように赤い髪を持ち、片目を潰された ”さすらいの男剣士” がいました。どうやら世界でも有名な最強の剣士を探し求めて、世界各地を旅しているようです。その最強の剣士は、血のように真っ赤な髪を持ち、片目を潰された男のようです。

 

「彼女の旅」

復讐は復讐を生むって言葉あるじゃないですか。アレって悪役を嗜める台詞として定番ですし、まぁ、事実だなと思いますよ。でもですね、復讐するほどの恨みを積み重ねることとなった被害者のことを考えてないですよね。復讐に踏み切るって相当な覚悟のはず。それを言葉一つで抑えるって説得力ないです。

本作では『彼氏をひき殺された女性』と『犯人』が登場します。罪を償いたいと許しを請い続ける男が遂げる最期とは。

 

「彼女の旅」

あたなの前に拳銃を持った男がいます。呼吸は荒く、目は血走っています。引き金には指が掛けられています。少し引けば弾丸が放たれ、あなたの頭蓋を貫き、脳みそを飛び散らせることでしょう。

あなたの手元には武器なんてありません。撃たれればまず間違いなく死ぬことでしょう。必死なあなたの訴えは相手の耳には届いていないようです。荒い息がさらに荒く、血走った目はさらに血走るのです。

さて、どうしますか? 

まぁ、どうしようもないんですけどね。

 

「花火の国」

花火って綺麗ですよね。まぁ、実はアレ全部火薬で、かつては人殺しに使われたんですよ。知ってました? いやぁ、怖いです。危険です。

 

「長のいる国」

人の上に立つって凄く大変なことです。たくさんいる下々のために身を粉にして職にうちこみ、何かが起きれば責め立てられて責任を取る。まったく何が楽しみでやってるんですかね。

だからこそ、人の上に立った優秀な長が自分は好きです。

……あぁ、優秀。ここ重要ね。

 

「忘れない国」

日本は災害が多い国です。地震に台風、洪水……海に囲まれ、断層の上にある日本で災害に遭わず生きていくことなんで無理でしょう。

だからこそ、これまでの多くの被害から学んで治水や整備を進めてきたのです。災害による辛い過去、忘れたいかもしれないけれど、忘れてはいけません。

そして覚えているだけではなく、反省――つまり省みることが大切です。次の災害による被害を最小限にするために。

 

「安全な国」

車による死亡者が後を絶ちません。毎日のように人が死んでいます。

つまり車なんて悪! この世から車なんて消し去らなければいけません。

ネットによる虐めや犯罪が後を絶ちません。誹謗中傷が毎日のようにかき立てられる5chやTwitterは目に余るものがあります。

つまりネットなんて悪! この世からネットを消し去らなければいけません。

……え、ネットがなくなるとこのブログもなくなる? いや、このブログによる被害者は誰もいないですし……そうそう中立で……安全安心をモットーにしてるから……え、ちょ待って――

 

「旅の途中」

最近、視線を感じるんですよね。こう背筋をじぃっと見つめられているというか。いや、ストーカーというか部屋で過ごしていても何かが壁際に立っているような感じがして。そう、ただ見られているというか。

いつ頃から? あぁ、この部屋に引っ越してきた時からですかね。

 

「祝福のつもり」

キノのストーカーことシズ様の物語です。

場所は犯罪の蔓延るスラム街。人身や内蔵売買が日常茶飯事。学校なんて行けるはずもなく、人権なにそれ美味しいの? という状態。

そんな地獄から出たいがために、自分を買うようにとシズ様に請う少女。地獄から抜け出すための手段として、それは正しいのか否か。それは誰にも分からない。

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