「キノの旅」「ガンゲイル・オンライン」「アリソン」などのシリーズを執筆した時雨沢恵一氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
時雨沢恵一作品について
学校の図書館に置かれていたということも珍しくなかったキノの旅シリーズは、現在もなお刊行され続け、多くの人に愛されている作品となっている。アニメ化も度々なされ、漫画も未だに続いている。
そんな時雨沢恵一作品の特徴は三つ。一つは『です、ます文体である』ということ、二つに『後書きではっちゃける』ということ、三つは『拳銃が好きすぎる』ということ。文体は知らない人からすれば驚きなのではないだろうか。アクションシーンの多いガンゲイル・オンラインですら同様の文体である。読みやすいから良いのだが。
またキノの旅の後書きは後書きになっていない。大抵の場合、作品の振り返りをしたり作者の近況を書く場所だが、後書きだけで一つの作品が完成されている。拳銃が好きすぎるということに関しては、元はSAOの世界であるガンゲイル・オンラインの設定をわざわざ許可をとって一つのシリーズを書き始める程であり、キノの旅で登場する武器の描写にもこだわりが見て取れることから分かってもらえるだろう。
DMMブックス(作者リスト):時雨沢恵一の作品
キノの旅
キノは喋るモトラド(注:二輪車。空を飛ばないものだけを指す)と共に、様々な国を三日だけ泊まるという制約の下、点々としながら旅をしていた。
ガンゲイル・オンライン
SAOという作品にて登場したMMORPG《ガンゲイル・オンライン》を舞台に繰り広げられる本格ガンアクション。背が高いことを気にしている小比類巻香蓮は念願の小さなアバターを手に入れて大暴れ!?