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ゴブリンスレイヤー10 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

頑張れ、女神官

情報

作者:蝸牛くも

イラスト:神無月昇

ざっくりあらすじ

ゴブリン退治の傍ら、女神官の育った地母神の神殿が管理する葡萄園の警備をすることとなったゴブリンスレイヤーの一党。そんな有るとき、女神官が姉のように慕う葡萄尼僧がゴブリンの娘であるという噂が流れる。

感想などなど

さて、今回もゴブリンスレイヤーがゴブリンを倒すだけの物語が幕を開けていきます。といっても今回はゴブリンを倒しに行くまでに通り道をすることとなります。

今回ゴブリンスレイヤー一行が巻き込まれる事件は、『女神官がお世話になった葡萄尼僧がゴブリンの娘であるという噂が流れる』というもの。何とも酷い噂である。いわば人外認定、否定しようにも彼女のことを知らない人からしてみればどっちでもいい話であった。

女神官がギルドに行けば、冒険者達が「あの葡萄園の尼僧がゴブリンから生まれたらしい」と噂する。女神官が耳を塞ぎ、身を震わせる様は何とも痛ましい。

そんな噂だけならば、百歩譲ってまだ良かった。この話の厄介なところは実害がでているのだ。

葡萄尼僧は名前の通り、葡萄園を経営している。その葡萄園では葡萄酒を作り、販売していた。しかし、ゴブリンから生まれた尼僧が作った葡萄酒は飲みたくないという人間が出てきたのだ。

商人としては噂として切り捨てることもできなくなった。例え噂は嘘だと分かっていても、販売していた酒や同時に棚に並べる食料が売れなくなっては困る。葡萄園から葡萄酒を買わなくなったとしても、誰が商人を責められようか。信用でなりたつ商人は何とも言えぬ立ち位置にいるのである。

そんな葡萄園をどうにかしたい……しかし、何も策が浮かばない女神官。彼女に何度も助けられたゴブリンスレイヤーは行動を起こすことになる。彼のありったけのポケットの中身を持ち出して、策を巡らしていき、少しずつだが動いていく。

そんな事件の裏側が、複数の視点から描かれていく。ゴブリンスレイヤーしかり、女神官しかり、挙げ句の果てには水の都の剣の乙女。さらには重戦士、槍使い、魔女にいたるまで。ゴブリンスレイヤーの思惑通りかはさておいて、状況は好転しつつあるような、ないような。

 

そんな事件の最後はゴブリン退治で締めてくれる。

相手はただのゴブリンではない。完全武装している集団である(どうして武装しているのかは本編を確認して欲しい)。その武装もそこらの軍隊と大差ないように思われる。いや、きっと普通に越えている。武器防具は当たり前、その上、陸上の最強兵器に水上の兵器まで登場するのだ。

そんな奴らに挑むのはゴブリンスレイヤー率いる一党。ゴブリン退治だけでなく、群像物のような楽しみもできる物語でした。

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