始めに
どうも、最近読んで面白かった作品は『沈黙の春』のメモ帳です。本日も『やはりゲームでも俺の青春ラブコメは間違っている。続』(公式HP:PS Vita「やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続」公式サイト)を真剣にプレイしていこうと思います。
前回は小町と共に初詣に赴き、川崎沙希のお宅に訪問。彼女の料理スキルに感嘆した所で終わりました。こうしてみると記事としての内容が恐ろしいほどに薄いですね。字数だけは5000字近くあったと思うのですが。
これも全て字数稼ぎに全力を注ぐ力を鍛えたことによる弊害なのでしょう。こうしてダラダラと御託を並べていても意味はないので、さっそくゲームを進めていきます。
選択肢1
同級生の女の子の家から帰宅後、由比ヶ浜結衣からのメールの返信に迫られる比企ヶ谷八幡。常に女性に囲まれているという夢みたいな状況です。将来の夢であるヒモも現実的になってきました。
『神様のメモ帳(神様のメモ帳 感想 - 工大生のメモ帳)』にて登場するヒモの師匠は言っていました。「誰かに恋してしまった時点でヒモではない」と。このまま誰とも恋仲にならず、全ヒロインとの関係性を維持し続ければヒモ王も夢ではないでしょう。
……まぁ、雑務は超絶優秀な八幡は会社で働きそうですけどね。無用なリスクは取りたがらないでしょうし。
そして注目したいのはメールの『☆★ゆい★☆』というスパムっぽい名前。誰のアドレスも登録されていない携帯を直接渡して、メールアドレスを交換したことが思い出されます。その頃と比べ、彼のアドレスには人が増えました。良かったなぁ。
見逃してはいけない由比ヶ浜結衣から来たメールの内容は『明日、ゆきのんの誕プレ買いに行かない?』というもの。なるほど、今度自分が誰かをデートに誘うときは使ってみようと思います。
選択肢はとりあえず『行く』を選択しました。『断る』を選べば誰か別のキャラクターとのイベントが待っているのでしょうね。
次の日になって約束通り、待ち合わせ場所へと向かってみると、由比ヶ浜結衣がいました。ゲームにおいてはファーストコンタクトです。
そして、ラブコメでありきたりな「待った?」「今来たとこ」というテンプレ会話をぶちかましていきます。このテンプレの生みの親って誰なんですかね、読んでるだけでカップル臭が漂います。
ちなみに『今来たとこ』はノータイムで選択しました。他の選択肢を選んだとしても、捻くれ者である八幡らしいと言えるかも知れませんが、とりあえず甘酸っぱいシーンを選んでみようかと。完全なネタ枠があれば、迷いなくそれを選ぶのですが。
『逆転裁判』シリーズではとりあえず弁護士バッジを突きつけたり、『絶体絶命都市』ではサイコパスのような選択肢を選んだりしたものです。原作における比企ヶ谷八幡としてのイメージを損なわない選択肢を用意しなければいけない、という制約があるのでしょう。
人混みにて
年始ということもあり、人でごった返す店内。描写的にショッピングモールでしょうか。どうやらセールやら福袋で人が大挙して押し寄せているようです。引きこもり予備軍である比企ヶ谷八幡もその人の多さには心安まる暇がない模様。
しかし、彼も気遣いができる男。人に押された由比ヶ浜結衣を体で支え、離ればなれにならないよう手を握ります。少しばかりぎこちなくなった会話が甘酸っぱい青春を感じさせてくれます。ゲームで青春を感じてどうする。
さて、いつまでもいちゃいちゃしている訳にはいきません。二人には『雪ノ下雪乃の誕プレ』を買うという目的があります。ちなみに彼女の誕生日は1月3日。ブログ主ならば実家の炬燵で丸くなってミカンを貪っているころです。
家族仲があまりよろしくない彼女は、高校生が一人で住んでいるとは到底思えない豪勢なマンションの一室、ネットで猫画像でも漁っているのでしょうか。
家庭環境がよろしくない女子高生が一人暮らしをする……こう聞くと『とらドラ!(とらドラ! 感想 - 工大生のメモ帳)』を思い浮かべるのは自分だけでしょうか。まぁ、大河の家庭スキルは壊滅している一方、雪乃のスキルはカンストですが。
……話が逸れすぎですね。元に戻しましょう。とにかく二人はプレゼントになりそうなものが売っている店が固まっているであろうコーナーへと向かいます。
どうやら由比ヶ浜結衣は良さげな小物を買う模様。
ちなみにブログ主の誕生日も冬なのですが、示し合わせたように親戚・知人含めて三つほどの手袋を、誕生日プレゼントとして貰ったことがあります。おかげさまで手袋にはあまり困らない変に贅沢な冬を過ごすこととなりました。まぁ、お金持ちの親戚が多そうな雪ノ下雪乃の場合、そんなことはないでしょう。
さて、問題児である比企ヶ谷八幡は何を選ぶか。
実用的であり、使うのにも困らない眼鏡を選択。パソコンを使うことが多いらしい彼女にはぴったりでしょう。
そんな中、『ブルーライトカット』を理解できず困惑する由比ヶ浜結衣。可愛い。
そんなアホの子として描かれる彼女ですが、自分のルックスが第三者からどう見られるかを理解し、その場の空気を誰よりも読むことに長けた計算高い子でもあると思います。比企ヶ谷八幡視点でしか描かれていないので勘違いされがちですが、由比ヶ浜結衣は他の男子とは線を引いてる所とかポイント高い。
休憩へ
何とか家に帰ろうと冗談を口にし、帰宅の雰囲気を漂わせる八幡を軽くいなし、『喫茶店で一休み』か『とりあえず外に出る』かの選択を迫る由比ヶ浜結衣。これは選択肢を提示することで、相手の選択肢を無意識に狭める高等テクニックですね。ためになります。
これは最早、比企ヶ谷八幡を落とそうと画策するヒロイン達の物語であるような気がしてきました。プレイ1日目の記事の頃には、『女を落とす』ゲームだと思っていましたが、それは完全に誤解ですね。これは『女の子といちゃいちゃするゲーム』です。
気付くのが遅かった……本来であれば原作があって、その原作で既に落ちているのですから分かるべきでした。だからといってプレイを止めるということはありませんが、この記事の方向性というものを考え直さないと……。最初から決まってないです。
選択肢は『喫茶店で一休み』を選択。
しかし、よく考えると年始なので席取りや、喫茶店にたどり着くまでにそこそこ苦労しそうなんですよね。まぁ、そんな予想とは全く違う形で苦労することになる訳ですが。
喫茶店にて
八幡が知っていた良さげな喫茶店へと二人で入店。相変わらず終末のように人がいません。パンデミックかな?
「何で八幡がそんなお洒落な場所を知ってんねん!」という突っ込みがあるかも知れませんが、どうやら人が少ない場所を熟知している模様。つまり、この喫茶店はいつ来ても人が少ないんですね。潰れるのも時間の問題でしょうか。
そこで二人でテーブルを囲み、オチもない会話を交わしつつ、高いコーヒーをかっこつけて飲むのでしょうか。と思いきや、平和な空気はぶち壊されます。
天使のような笑顔を称え、八方美人の権化たる雪乃下陽乃が満を持して登場。
いつも後ろを着いてきて自分の真似ばかりする妹に、自分とは違う雪乃という自分を手に入れて貰うため、妹に嫌われることを選んだ行き過ぎたシスコンである、とブログ主は思っていますが、皆さんはどう思っているのでしょうか。
そんな道しか選べない時点で不器用で、彼女はきっとこれから先も本当に好きな人と良い関係性は築けないでしょうね。
……とそんな臭いことは、これぐらいにしておくとして。
美男子と美女しかいない画面です。ここにブログ主が入ろうものなら放送事故ですね。
どうやら葉山家と雪ノ下家の家族ぐるみの繋がりに、八幡と結衣も巻き込まれることになりそうです。両家の父と母がいないだけマシでしょうが、気まずい空気が漂います。
さらに。二人が一緒に買い物に来たということを知り、雪ノ下雪乃を呼ぼうとする陽乃さん。悪魔かな?
妹である雪乃に電話をかけ、比企ヶ谷君と一緒にいることを告げる。つまりは八幡と結衣は人質。
一連の会話で、自身を『走れメロス』における邪知暴虐の王に例えて、八幡と結衣が人質であることに肯定する陽乃さん。とっさに『走れメロス(太宰治 走れメロス__青空文庫)』の例えを出せる辺り、学歴の高さが伺えます。
ちなみに太宰治が書いた作品の中では『御伽草子( 太宰治 お伽草紙_青空文庫)』が好きです。他には『女生徒(太宰治 女生徒_青空文庫)』ですかね……あぁ、『人間失格(太宰治 人間失格__青空文庫)』も好きですね。『人間失格』と聞くと、本作を題材にしたミステリーである『“文学少女”と死にたがりの道化(”文学少女”と死にたがりの道化 感想 - 工大生のメモ帳)』を思いd(ry
ちなみに由比ヶ浜さんは『走れメロス』を知らない模様。アホの子可愛い。
最後に
今日はここまで。キリが良いところというものが掴めぬまま、とりあえず書き進めていくことになりそうです。それにしても話題が二転三転しすぎてますね。次回から気をつけます。