工大生のメモ帳

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ヴァルプルギスの後悔 Fire3. 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

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戦いの狼煙が上がった。

情報

作者:上遠野浩平

イラスト:緒方剛志

ざっくりあらすじ

霧間凪と冥加暦……避けられない運命である二人の魔女の戦い。巻き込まれていく人々。それも全て決められている運命なのか。戦いの行く末とは。

感想などなど

村津隆の運命すら操って、凪の母を杭として、凪の心臓を貫いた氷の魔女である冥加暦。そして、燃えるような炎と共に生きる炎の魔女は、正義とは程遠い存在であることも判明。釘斗博士が裏切り(まぁ、元々仲間という感じもありませんでしたが)、統和機構側に。リキ・ティキ・タビの能力を得た綺も、凪を救うべく統和機構側へと向かってしまいました。Fire2. だけで大きく状況は変化し、新たな情報も大量に押し寄せてきました。

さて、アルケスティスとヴァルプルギスの戦いはどうなっていくのか? 気になりますねぇ。

しかし、凪の心臓は杭で貫かれています。外観的には死んでる状況ですが、実際には凪も生きている模様。アルケスティスは何をしたかったのでしょうか。

Fire3. の情報も交えると、どうやらヴァルプルギスを押さえ込もうとしていたようです。そのために、凪の母と霧間誠一の運命を操り、凪を産ませたという徹底ぶり。

ここまで読めば分かるでしょう。これは全世界の人間を駒として、運命を操ることによって二人の魔女が戦う物語だったのです。暦のことを忘れられずに思い続けた村津隆の感情すら、彼に告げた言葉すら、全ては魔女と魔女の壮大すぎる戦いの一部。

これまでのFire1.とFire2. は言わばヴァルプルギスのターン。ここから先はヴァルプルギスのターンです。

 

登場人物達はざっと『アルケスティス達』と『ヴァルプルギス達』と『統和機構』の三つに大別できます。

まずは『アルケスティス達』。冥加暦とパールとシィド、そこに正樹とヴァルプルギスに殺されかけた合成人間達が加わります。彼らの目的は『ヴァルプルギスを倒す』こと。

次に『ヴァルプルギス達』……正確には『凪と仲間達』と言うべきでしょうか。凪とFire2. の最後に加わったビートと朝倉、傷物の赤である九連内朱巳……凪を救うべく動く人々ですね。そして、今回はここにもう一人加わります。

彼女の名はフェイ・リスキィ。統和機構で働く孤高の研究者。統和機構に所属しているものの、研究にしか興味がないようだ。ビートの提案により、凪の心臓に刺さった杭の正体を彼女に調べてもらうことになった。

しかし、彼女は一癖も二癖もある厄介な存在だった。

そんな彼女がどのように厄介なのかを知るためには『冥王と獣のダンス(冥王と獣のダンス 感想 - 工大生のメモ帳)』を読まなければいけない。読む必要がある作品が多すぎませんかねぇ。

最後に『統和機構』。マキシム・Gと無能な部下達、アクシズの右腕であるカレイドスター。そこに釘斗博士と織機綺が加わります。厄介なことに彼らの目的は一枚岩ではありません。厳密に言うなれば綺は『ヴァルプルギス達』と言えますし、釘斗博士は『統和機構』を利用する対象として考えているように思われます。

……こうして羅列しただけでも登場人物の多さが分かって貰えたことでしょう。これまで多くのブギーポップシリーズを読んできたため慣れましたが……。

 

この物語において理解すべきは『凪の作戦』と『綺』でしょうか。

『凪の作戦』(=ヴァルプルギスの作戦)はもはやFire3. の根幹に関わってくるので、詳細を書けません。強いて言うなれば、Fire3. における行動の全てが作戦です。

さて、『綺』はリキ・ティキ・タビの能力を得て、あらゆる攻撃を反射することができるようになりました。リキ・ティキ・タビ自体が二人の魔女の衝突によって生まれたシステムのようなものであるため、魔女に勝つことは無理ですが。

そんな彼女は凪を助けるべく一人で行動することとなります。しかし、これまで戦闘したことなどない彼女は酷く弱い。中盤ではマキシム・Gに完敗しました。

そんな彼女が凪を助けるべく何をするのか? 予想を立てながら読み進めると楽しいかもしれません。

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