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ガーリー・エアフォースⅡ 感想

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※ネタバレをしないように書いています。

※これまでのネタバレを含みます。

人類のために……

情報

作者:夏海公司

イラスト:遠坂あさぎ

2019冬アニメ化:第五話第六話第七話第八話

ざっくりあらすじ

 人類の前に突如として出現した謎の飛翔体、ザイ。

そんなザイの対抗手段として開発されたドーターを操る美少女・グリペン。

天真爛漫・自信過剰、いつも明るい金髪美少女・イーグル。

グリペンのパートナーとして共にドーターに乗り込む少年・慧。

そんな三人の前に現れた同じくドーターを操る美少女・ファントム。一見清楚で可憐な彼女は実は、腹に一物も二物も抱えた曲者で……。

個性豊かなドーター達は今日もザイから人類を守るために、空を飛ぶ。

感想などなど

一巻ではアニマ(ドーターに乗り込む美少女達)がザイを元に作られたことが明かされ、慧は選択に迫られます。最期の最期共に闘う道を選びました。

今回は新たなアニマが登場します。

その名もファントム。

前回もそうですが実在の戦闘機の名前をモチーフにしているそうですね。自分は詳しくないので、その観点から感想を書けませんが。

ファントムはショートカットで可憐なお嬢様の様な容姿で、見た目だけ見ればおとなしく可憐な女性……のように思われました。

やはり女性は見た目で判断してはいけないということなのでしょうか。

さて、そんな彼女についてざっくりと書いていきましょう。

まず彼女は一番最初に作られたアニマでした。彼女は人類がザイに勝つために生み出した希望の始まりのようなものです。

最初に作られた……。

どんなものでも一番最初に作られた物というのは、試験的意味合いがある物です。彼女も例外ではありませんでした。

人からしてみれば、ザイから生み出したある程度感情を持った兵器。

いつか裏切られるのではないか? その疑念は制作者ですら拭えません。

結果として彼女はどのようになったのか。

今作を理解する上で重要な点の一つでしょう。

 

ザイに対抗するために作られたとは言え、ザイを圧倒するほどの力は持っていないのが実情です。そこで大事になってくるのが、作戦と連携です。

しかし、あっと言わせるほど素晴らしい作戦を出したところで、実際に闘う彼女たちの連携が取れていなければ、当然作戦は失敗します。

何よりも最優先事項としてやらなければいけなくなったのが、今回登場する、

グリペン

イーグル

ファントム

の三人がきちんと互いを信頼しあい、背中をあずけられる仲になることでした。

しかし、

単純に戦力として劣るグリペン

がむしゃらに敵に突っ込んでいくイーグル

そんな二人に背中をあずけられないと突っぱねるファントム

……互いにいがみ合い、計画された作戦も実行できぬまま、タイムリミットも刻々と近づいてきます。

さて、慧はどう動くのか。

 

相変わらず慧が優秀です。

前回もグリペンのために基地に乗り込み、戦闘機に一緒に乗るといい、共に命をはって闘いました。

そんな慧が今回も見られます。

相変わらず幼なじみの扱いは似たり寄ったり。いつか彼女が報われるときはくるのでしょうか。

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