「魔王様ちょっとそれとって!!」「ディーふらぐ!」を描いた迫稔雄氏の作品の内、感想を書いている作品をまとめました。あくまで、自分が感想を書いた作品を並べたということを、ご理解下さい。
春野友矢作品について
ぶっ飛んだ個性の持ち主が多数、可愛い女性キャラが多数、ハイテンションな突っ込みが多数のハイテンションラブコメが特徴的な漫画家である。月刊コミックアライブにて連載を開始した「ディーふらぐ!」が好評を博し、2014年にアニメ化を果たした。
「ディーふらぐ!」はゲーム制作部(仮)が引き起こした火災現場を目撃してしまったことで、半ば強制的に入部させられてしまった風間堅次と、個性豊かで滅茶苦茶に強い女性陣との日常を描いたハイテンションラブコメ。
この作品のストーリーを説明しようにも、突然に主人公の風間が拉致されたり、ゲーム大会が開かれる孤島に行くことになったり、着いた孤島ではゲーム大会の運営が拉致されていたりと、ぶっ飛んだ展開ばかり続く部部ため説明がしにくい。一応、風間が学園の頂点を狙うという目標があるにはあるが、その目的は迷子になりがちなのはここだけの話だ。
「魔王様ちょっとそれとって!!」は封印が解かれた魔王を再度封印した際に、勇者達御一行も魔王と一緒に封印されてしまい、閉じ込められた結界から、魔王と勇者で協力(?)して脱出しようと試みるファンタジーラブコメ作品である。
封印されたことで力を失ってしまったことで、ポンコツと化してしまった魔王の愛らしさ。そんな魔王を弄り倒す勇者と魔法使い、勇者よりも遙かに強い僧侶、見た目は勇者よりも強そうなただの荷物持ち……というように個性豊かな属性を持った勇者様御一行と魔王が織りなすギャグな日常。そんなギャグの中に張り巡らされた伏線を、綺麗に回収しながら完結した秀作である。
ディーふらぐ!
ゲーム制作部(仮)が起こす事件の数々。それに巻き込まれていく風間の突っ込みが冴え渡るハイテンションラブコメ。
魔王様ちょっとそれとって!!
一緒に封印されてしまった魔王と勇者御一行。ともに封印から脱出するために奮闘(?)するファンタジーラブコメ。
- 魔王様ちょっとそれとって!!